複雑・ファジー小説

Re: Huh? You believe it? ( No.38 )
日時: 2024/10/04 16:46
名前: 青リンゴ🍏 (ID: 3KWbYKzL)

僕は、放課後、日奈に言われたとうりに、図書館へ来た。日奈の哀しげな表情が夕陽に照らせれて光った。
「なんで、そんなに哀しそうな顔しているの?」
「わたしの他にもさ、いっぱい幼馴染っていたでしょ?」
「う、うん。」
日奈、知ってたんだ、、。
「私はね、あなたがいるって聞いて、真っ先にこの学園に来たの。道を歩いてたら、魔物がいてびっくりしたけどさ。学園長の話を聞いて、わかったよ。フルマ、すごいね」
「え、ありがと」
久しぶりでなぜか緊張しちゃう、、。
「あのさ、あんた騙されたんでしょ?緑のスライムに」
「え?うん。知ってるんだ、、」
「そのスライムね、、あんたの幼馴染の1人が作った物よ」
「え!??作れるって言うと、、まさか、、、」
「誰かは知らないけど、、、。」
、、、まさかっていうのは、、アルヤの事だ。いつもいろんな面白いものを作ってくれていた。でもまさか、、、。なんであいつがそんなことするんだろう?
「話はコレだけよ。じゃあまたね」
「え?う、うん。またね!」
、、、アルヤに何があったんだろう?そう思いながら図書館を出ようとすると、、。触手に捕まってしまった。、、、この感覚!まさか!
「やっほー!フルマ!」
「フ、フ、フロリアン!」
、、、なんでこんなに懐かしい気がする?前騙されたからとかそういうことじゃない。もっとずっと昔にあった気がする。僕がまだ小さい時だ。
「フルマ、さっきの日奈って人との話ぜーんぶ聞いちゃった★安心して!フルマには何もしないよ。でもね日奈には、フルマと同じようにしてあげるんだ!」
「や、やめてくれ!」
「なんで?あんなやつ許せない。全部フルマにいうなんて!ソレにあんな情報どこで手に入れたか、とっちめて聞き出してやる!」
フロリアンはそう宣言すると、僕を投げ捨てて、外に飛び出した。
「嗚呼、、。日奈ごめんっ、、」