複雑・ファジー小説

Re: Huh? You believe it? ( No.40 )
日時: 2024/10/17 17:16
名前: 青リンゴ🍏 (ID: 3KWbYKzL)

僕はそのあとお家に帰った。日奈のことが心配で心配で、気が沈んだままだった。心がもうぐしょぐしょ。だって、僕のせいで、僕のせいで、日奈がいなくなってしまうかもしれない。ベットにうつ伏せになった。それにしても気になることがあった。アルヤの事。
アルヤは、いろんなものを作ってくれた。手先が器用で、面白い発明をよくしていた。幼い頃から家に引きこもりだったらしい。
僕と友達になり、外に出るようになったんだって。アルヤは体が弱かったから、、家にいたのかもしれないな。
そんなアルヤはなんでフロリアンを作ったんだろう?でもアルヤに悪いところは一つもない!きっとフロリアンが、暴走しただけでしょ。アルヤとは何十年もあっないや〜、、。
「おーい。フルマ」
父さんの声がした。
「誰かが、家の前で待ってるぞ」
「、、、どんな人?」
「、、、えーと、、熊だよ。虹色の翼をしている」
「ああ!ラッテ!」
僕の沈んでいた気持ちが一気に明るくなっいく。
「僕の友達だよ!今行ってくるね!」
「暗くなる前に帰るんだぞ」
「わかってる」
家を出るとラッテがいた。なんだか元気がないけど。僕が不思議に思っていると、急に腕を掴まれた。そして引っ張られた。
「な、なに、、どうしたの。」
しかし、ラッテは答えない、、。ラッテ、、何か悩み事でもあるのかなぁ?
ラッテは路地にある錆びついた階段を登ってドアを開けた。
キイイ、、、
うわぁ、嫌な音。中は薄暗く、パソコンが一台。何十年も使われていない家だ、、。 不気味だ。エターナルカプセルとかあるし。。
ラッテは鍵を閉めると、僕に向かって口を開いた。
「ねぇ、フルマ。聞いてよ」
それはもうラッテの声ではなかった。ラッテの顔が溶けた。と、思うと、緑色のスライム、、フロリアンになった!
「ふふふ。僕ね、誰かに変身できるようになったんだ!」
「ふ、ふろりあん、、」
「いやあ、キミは本当に、お人好しだよな。てゆーかさ!ここ見てどう思った?」
「ここ、どこだよ、、なんでこんなところに、、」
フロリアンは僕に向かって笑った。わぁ、、不気味な笑い!
「ここね、ボクの生まれたところ。ここね、キミのお友達のお家。ここね、ボクの一部のお家。だから、連れてきた。真実を知ってもらうために」
「僕のお友達の家?君が生まれた?君の、一部、、?」
何言ってんだ、、フロリアン、、。
「こんにちは。ボクは、アルヤの研究で生まれたアルヤの意志を継ぐもの、バタフ・フロリアンです」