複雑・ファジー小説

Re: Huh? You believe it? ( No.44 )
日時: 2024/10/29 17:56
名前: 青リンゴ🍏 (ID: 3KWbYKzL)

誰かに訊かれた。
「友達っているかぃ?」
「…。いない」
「じゃあ僕と仲良くなろうよ」
「いい。ボクと友達になってもつまんない」
そう言っていたボクに手を差し伸べしたのはフルマだった。
友達なんていらないと思っていたのに、フルマとは友達になれた。ボクの人生を大きく変えてくれたんだ。
手作りの飛行機で空を飛び回った日、紙飛行機を飛ばす特訓をした日、2人でいろんな動物を探した日。
楽しいことをたくさんした。でも、、。ある日突如、お医者さんに言われた事。
「寿命が縮まりました。後一ヶ月、楽しく過ごしてください」
最初はこんなやつヤブ医者だと思った。でも、確かに医者の言う通りだったのだ。
日に日に体が老化していく。そんなある日だった。
呼吸をするのがキツくなった。このままではやばいと思った。
そしてなんとか電話でフルマを読んだ。   だけどフルマは来なかった。
 
 ボクは、決心した。  ボクの代わりに、ボクの意思を継ぐものを作ろうとした。
ボクがどうなろうかと知ったことはない。
               フルマをひとりぼっちにさせたくないのだ。
     ボクのようにつまらない人生にさせたくない。
                          きっと、成功する。
   完成する直前謎の声が脳内に響いた。
           「フルマが来れば君は死ななかったのにね?何フルマの為にやってるのさ。フルマが、、君を殺したんだよ?」
    え?ゑ?エ?ナニイッテルノ、、。フルマガワルイワケナイジャン。アレ?デモ、アナタノイッテルコトハタダシイ、、。
アレ?フルマッテナンデデンワニデナカッタ?ヨウジカナ?
「違うよ。勘違いしないでよ。『アルヤ』。フルマは家にいるよ。電話が鳴ったのを無視してくつろいでるよ!みてほら」
ナゾノコエガワラッタ。ノウナイニフルマガノンビリシテイルヨウスガナガレタ。
フルマ、ナニヤッテルノ?ボクトトモダチナンジャナイノ?
「ねぇ、アルヤやっぱり友達なんていらないでしょ?どうせ作ったって裏切られるだけさ!」