複雑・ファジー小説

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紫陽花の咲く前に。
日時: 2011/03/12 10:17
名前: 梅雨 ◆KTBwIqk/gs (ID: xe/EfN5F)

俺は、俺は————・・・。
何でこんな事に、
何でこんな———・・・・・・。
夢なら覚めて欲しい。
悪夢だ、これは。
自分の頬を手で抓った。
が、やはり痛い。
どうやら現実らしい。
溢れてくる涙を止めることなんて僕には出来ない。


初めまして、梅雨です。
6月生まれのせいか紫陽花が大好きなんですw。
地震で騒いでおりますが私はマッタリ小説を書こうと思います(
家の方も大変でした((
帰り道で電柱ちょー揺れて立ってられなくて((((
この小説を読んで元気を出して欲しいですね、ハイ(蹴殴

小説を書くのはこれが初めてです。
現実でも浮かれてるのだから浮かれた小説になると思います。
脱字・誤字には気をつけますが、もし脱字・誤字を見つけてくださったら指摘くれると嬉しいです。
大した文才などありませんが頑張ります。

Re: 紫陽花の咲く前に。 ( No.1 )
日時: 2011/03/12 10:43
名前: 梅雨 ◆KTBwIqk/gs (ID: xe/EfN5F)

  プロローグ

藤川零、高校生。
ただいま退屈人生を満喫中。
まぁそこまで満喫などしてないが。
世の中は本当に狂ってる。
「零ーお前何、また満点?」
零の返されたテストを見つめる颯太の手に握られたテスト。
ちらっと顔を覗かせると48という赤い文字。
微妙。
良いのか悪いのかは俺にも分からなかった。
「お前、何見てんだよ」
颯太は顔を歪ませた。
零は苦笑する。
本当に退屈だ、と。
これからが始まり。
終わりの始まり——・・・。

Re: 紫陽花の咲く前に。 ( No.2 )
日時: 2011/03/14 10:29
名前: 梅雨 ◆KTBwIqk/gs (ID: zA4wGfC2)

  第一章
       「始まりの終わり」
  1・1
時は俺達を無視して早々と進んでいく。
まぁ、その時の中にもいろいろな事が起きる。
地震とか、戦争とか。
そんな時の中に存在する俺らは蟻よりもちっぽけな分際でしかない。
俺もその中の一人。
狂った時代を生き抜く・・・なんて満更でもないが、俺が「狂った時代を生き抜く力」を持ってないのは確かな事だろう。
多分、その辺でぶっ倒れ、そのままあの世逝き。
そうなる前に、自分の人生を変える大きな事件が起きればいいが。
くだらない妄想もこの辺で終わりにして、さっさと課題を終わらせないと。
机には真っ白な画用紙が一枚。
ここに「未来」の絵を描かなければ・・・。
未来・・・。
椅子に靠れて天井を見上げた。
あー・・・。
・・・・・・。
何を描けばいいんだよ・・・。
そう助けを求めても誰も答えてくれない。
大きな溜息を漏らす。
本当に狂ってる———・・・。


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