複雑・ファジー小説

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生け贄の森
日時: 2011/04/12 18:40
名前: 吟遊詩人。 (ID: lMBNWpUb)

どうも、吟遊詩人ギンユウシジンです。
今回はクリックありがとうございます<m(__)m>

カキコに小説投稿するのはとても久々で、どうなるものか(‾Д‾;;なのですが、頑張ろうと思います。


今回書くものは、今までちまちまとワードで書いていた物語です。
今までまともに小説終わらせたことがないのでorz今回は中編くらいです。あまり長くならない——ようにしたいw


物語は、シリアスメインです。というかコメディを書けたことがない悲劇^p^ でも今回は特にシリアス、というか、鬱ってます。
グロもちろん!( ゜∀゜)o彡°カニバ!( ゜∀゜)o彡°カニバ!

※グロ苦手な人は注意。というか、戻るボタンを。


今回の小説は特に、描写頑張りました。…意識はしたつもりです。ファンタジーなので、表現しづらいところもあり、きっと理解しにくいものもあると思いますが、どうか読者様の想像力でその部分を補ってもらえたらと思います(´;ω;`)
そして、物語の進行が少し遅いかもです。主人公の心情心理、というか自問自答シーン、考え込むシーンが多いもので…w

上記のところを見てもらえれば、嬉しいです…そして、上記以外のところ——キャラクター云々は\(^0^)/です。誰かネーミングセンスを、ネーミングセンスを!
ネーミングセンスかっとんでるおかげで、東洋風とも西洋風ともどっちつかずな雰囲気になりましたorz

ちなみに、「森鬼神」は、「シンキジン」と読みます。もうちょっと…カッコいい名前がよかったな…orz

感想、よろこんで、よろこんで!
誤字脱字指摘してもらえると嬉しいです。表現やらでダメなところも、是非指摘してください。


______。o*★*o。_____


長い前置き失礼しました。

読者様に楽しんでもらえれば、これほど嬉しいことはありません。







——え? 何かまた性格変わってないかって?
気のせいじゃね^p^

Re: ——森鬼神の森—— ( No.1 )
日時: 2011/04/03 03:33
名前: 吟遊詩人。 (ID: Cyd1DlTj)

——Ⅰ




 ドンッ



 強い力が、ユアを押した。無抵抗の彼女の体は、ゆっくりと、前のめりに宙を舞う。

 最初はゆっくりと、そして段々加速して、冷たい風が頬を切りつけるのを感じながら、ユアは、谷底へ——暗い、冷たい世界へ、落ちていった。

 視界の端で煌めいたのは、最期に見る日の光か、それとも彼女の涙なのか。


 それを知る術は、もうなかった。







「母さん、ユタ、どこへ行くの?」


 当時まだ十歳。幼いユアは、寝ぼけ眼で、身支度をしている二人に訊いた。

「……ちょっと、そこら辺散歩するだけだから」

 嘘だ。何でこんな朝早くに散歩なんかしなくちゃいけないの。ユアは、喉まで出掛かったその言葉を飲み込んだ。それは母が、とても悲しそうな表情をしていたからだ。


 双子のユアとユタは、小さい頃に事故で父をなくしていた。そのため、母がこの二人を、女手一つで養っていかなければならなかった。畑を耕す土地もなく、母は蚕から絹を作る仕事をやったが、量も少なく、収入も少なかった。それでも、三人は何とか慎ましく暮らしていた。三人一緒なら、幸せだった。


 その、いつも頑張って、そして笑顔を絶やさなかった母が、何故こんなに悲しそうな顔をしているのだろう。きっと自分は訊いてはいけないことを訊いたのだ。ユアはそう思った。


「いいよ。私、一人で平気だから、いってらっしゃい」

 ユタがそっぽ向いた。ユタが、自分の表情を見られないようにするときの癖だ。


「……すぐ、帰って来てね」

「もちろんよ、良い子ね」


 ぎゅっと、母に抱きしめられたとき、幼いユアは悟った。これは“別れ”なのだと。

 それでも、何も言わなかった。言えなかった。言ってしまえば、それが現実になってしまいそうだったから。だから、黙って、帰ってくると信じるしかなかった。本当はわかっていたのに。


 二人が玄関を出て行くとき、ユタがこっちを振り向いた。目にいっぱい涙を溜めて、ユアに笑顔を向けた。ユアはぎこちなく、その笑顔に答えるしかなかった。



 そして、二人は去っていったのだった。






 もちろんの如く、二人は帰ってこなかった。ユアは、一人で暮らすことになり、寂しい生活を送ることとなった。そして、6年経った今日、二人が“消えた”ように、自分も“消える”ことになった——生け贄として。


 ユアの村のはずれには、大きな谷があった。それも、谷底が真っ暗で、見えないくらいには、深かった。そのため、谷間には、おぞましい魔物がいると伝えられて、谷に近寄るものは、その魔物に食われると、村の子は教えられた。

 しかし、魔物とは別に、この谷間には、神様がいると伝えられていた。雨の神、豊穣の神と崇められる、森を守る“森鬼神(シンキジン)”だ。そして、村の畑や田の豊穣を祈るために、村では2年に一度、儀式が行われていた。村の一人を、森鬼神に捧げる——生け贄を捧ぐ、というものだ。

 ユアは、母とユタが“消えた”、その次の儀式のとき、その存在を知った。二人はこんな、くだらないもののために死んだのかと思うと腹が立った。そして、何故“二人”が死ななくてはならなかったのか、疑問に思ったが、答えてくれる者はいなかった。




そして、6年目の今年、ユアが、“消える”番になった。




Re: ——森鬼神の森—— ( No.2 )
日時: 2011/04/03 03:37
名前: 比泉(元中佐) (ID: ID28wqen)

シリアスなのはこの糞眠い時間帯にとっては殺人兵器だ。
というわけで俺はまだまともに読めていませんww
まあ、安心してください。寝て起きたら読みますから。
俺が書いた血と涙の結晶はどうでしたか。
クズとか言ったらさすがに俺は暴れ回りますよ?ww(オイ


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