複雑・ファジー小説

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Stardust・Emperor【#10まで行きました】
日時: 2011/04/15 22:17
名前: ミズキ ◆vVjF/hT94A (ID: HFyTdTQr)

初めましてミズキです(^-^)/

Stardust・Emperorはスターダスト・エンペラーと
読みます。意味は星屑の皇帝です^^
ちなみに今は物語との関連性がないので
あまり深く考えないで下さい。


これから書く小説は異世界ファンタジーモノです。
観覧していただけたら嬉しいです^^


まだまだ未熟者なので、アドバイス等いただけたらなによりです。






==あらすじ==


ろうそくが揺れる薄暗い部屋…

あれから幾多の時が過ぎた。
「私は今年でいくつになったのか…」

私は時々こういう独り言を言いたくなる。

ふぅっと大きく息を吐き、机の引き出しに手をかけた。

すると、中から古ぼけた短剣が出てきた…

鞘と柄は革で出来ているのでボロボロだったが、
鞘から短剣を抜くと、凍てつくような青い刀身が現れた。


これはあの人の形見だ。
私の前に何が起きようとも忘やしれないあの人の……

——あの、お人好しが…







==キャラ紹介==

ディア 性別 男 年齢:不明だが、外見17か18
本作の主人公。
リシアの小屋から村に続く森で出会った。
非常に無愛想。剣術を心得ているらしい。

リシア 性別 女 年齢:16
本作の主観。主人公ではない。
村外れの小屋に住む少女。
若干抜けてる所もあるが、頭のキレるのが目立つ。
自覚できるほど、奇妙な能力を持っている。

==小説==

第一章 >>1 >>2 >>5 >>6 >>7 >>9 >>11 >>14 >>19 >>20


頂いたアドバイス
htp://www.kakiko.cc/bbs2/index.cgi?mode=view&no=5317 ←tを加える。 
>>88 瑚雲s

Re: Stardust・Emperor ( No.7 )
日時: 2011/04/11 12:14
名前: ミズキ ◆vVjF/hT94A (ID: cEkdi/08)


「痛っ!」

あれ?
目を開いて目の前にあったのは・・・

・・・木の板?


あぁ、なるほど。
「夢か」

木の板はベッドの横の板だった。

自分はうなされていただけだろう。
なんとなく理解が把握できた。


うなされてベッドから落ちるなんて我ながら情けない。

「キャー!」

悲鳴か!
女性の悲鳴が私の部屋に届く。

私は護身用のナイフを構え、悲鳴のする方へ走った。

「女将さんよぉ! ちょっと金出してくんねぇかな?」

こいつは山賊か?

山賊らしき男がロビーで、女将さんを脅していた。

「ちょっと待ちなよ」
私が制止に入る。


「なんだ? ねぇちゃん? 金がねぇならどこへでも消えな」
山賊らしき男はどこかで見た嫌な笑みを浮かべた。


「これが目に入らない?」
別に隠していたわけでもないナイフを独特に構えた。

私はこうみえて短剣の扱いを心得ている。
と言ってもかなり幼い頃に少し習ったという話だが。

私に一番合ってた構えが今、やっている構え。

右手で柄を持ち、左手のひらでその柄の先っぽを押さえ、それを胸の前で行うという構え。

その構えのまま、敵を刺せたらかなりの威力を誇る。

守備はほとんど捨てている。
ただ、その気になればすぐに左手に持ち帰られる。


攻撃を重ねて敵が力尽きるのを待つ・・・

そういう戦闘スタイルだ。

「ねぇちゃん、マジでやる気か」

山賊らしき男は私からは見えなかったが、背中から古ぼけた斧を取り出した。

取り出してすぐ、男は斧を私に向かって降り下ろした!

私は寸でのところでそれをかわすが、宿屋の床の一部に大穴が開いた。

私は一瞬穴に落ちかけたが、体制を立て直し、再び構える。


そして、ナイフを男に向けて、突進に出る!

だが男はナイフの刃をなんと素手で受け止め、その刀身を易々と折ってしまった・・・

「そ、そんな・・・」

私は全身に走る脱力感を感じた。

その間に私は吹っ飛んだ。

床に倒れた後に、男を見ると殴った後体制だった。


このままじゃヤバい・・・



最近は命の危機を感じることが多い。
これが最期かもしれないが。


私は刀身のないナイフを力強く握った。

Re: Stardust・Emperor【感想求めます】 ( No.8 )
日時: 2011/04/11 18:43
名前: ミズキ ◆vVjF/hT94A (ID: cEkdi/08)


スレタイ変更。

Re: Stardust・Emperor【感想求めます】 ( No.9 )
日時: 2011/04/11 21:55
名前: ミズキ ◆vVjF/hT94A (ID: cEkdi/08)


手には血が滲んでいる。
それほどまで強く柄を握っていた。




だけど・・・


血が出た時こそ・・・!




私は大きく足音を立てながら、宿屋の外へ走った!

「来いよ! 雑魚! あんたに怪我させられてないけど?」

挑発。

狙い通り山賊らしき男は宿屋の外に出てきた。
額に血管が浮き出ていて、眉間には濃いしわがあった。

ご立腹なようだ。

「なめたこと言ってくれるじゃねーか!」
山賊らしき男は斧を地面に思い切り刺した。

周りの地面が少々めくれた。
これをくらったら即死は免れないだろう。


私は刀身のないナイフを背後に投げ捨て、ナイフを握って右手を山賊らしき男に向かって腕ごと思いっきり振った!


言うまでもなく血が男の服や顔に飛び散る。


男には何が起こるか理解できないだろう。
むしろ、理解できた方がすごい。


そして私は左手で指を鳴らした。


すると、突如謎の爆発が男を包んだ!



そう、これは私が産まれながらに持っていた不思議な力。

私の鮮血は、私の左手の指を鳴らしたときに小規模な爆発を起こす。
何故かはわからない。
知る由もない・・・

何故なら・・・


いや、昔の記憶を思い出している場合ではなさそうだ。


男は顔や体の一部がえぐれ、斧が破壊していたが、ほとんど体制を崩す事なく立っていた。

「頑丈なことで」
私は笑顔だ。
何故だか負ける気がしない。

「クソが・・・なめやがって!」

男はさっきより額の血管が浮き出ていた。


今度は左手で殴りかかってきた。

多分、もうこの男は正気を保っていない・・・
と思う。
こいつは右利きなはずだし。


私はその男の拳に対して右方へかわした。
その後、さきほどと同じ手段で今度は左腕を三発。



鈍い音と共に男から何かが落ちた。
・・・男の左腕だった。

正直見たくはない。
男自信も落ちた左腕も。

だが、視線をそらせば殺される!


「やってくれるじゃねーか・・・このヒデイル様の左腕を奪った罪を償わせてやる!」


ヒデイルと名乗ったその男は空へ向かって思い切り叫んだ。

あまりの声量に、私は反射で目と耳を塞ぐ!


咆哮が止んで前を見るが、すでに私の視界にはいなかった!

私は辺りを見渡すが、ヒデイルの姿が見えない。


・・・後ろだ!

気配を感じて後ろに振り替えるが・・・誰もいない?


「うぉぉぉらぁぁぁぁ!」
ヒデイルの叫び声!

・・・しまった!

ヒデイルの叫びが聞こえた方向は私の背後。


何とか体ごと振り返ったが、もう距離が近すぎる・・・


今度こそ最期なのかな?

Re: Stardust・Emperor【感想求めます】 ( No.10 )
日時: 2011/04/12 00:50
名前: 光珠輪 (ID: DU.Bh3c8)

こんにちは!
先日はコメしてくださって
ありがとうございました(*^_^*)

タイトルがいいですね!
あとすごく面白いです。
ミズキsは自らを駆け出しものといっていますが
私とは大違いです^^

これからも頑張ってくださいね♪

Re: Stardust・Emperor【感想求めます】 ( No.11 )
日時: 2011/04/12 05:57
名前: ミズキ ◆vVjF/hT94A (ID: cEkdi/08)


私の周りに土煙が立ち込める。

ヒデイルとやらのパンチの風圧だろう。

だが、私はこういう風にのんきでいられる。


土煙のせいで辺りが見えない。



やがて、土煙が少しずつ引いていくと、見覚えのあるあの人がそこにいた。

夢の中でがらくたの中から出てきた人。
前に助けてくれた人。
あの無愛想な性格の人。


正直戸惑っている。
なぜ彼がココにいるのか。
また私をギリギリで助けてくれた。



だが、戸惑いよりも嬉しさの方が込み上げてくる。


「ディア!」

「ん・・・?」
ディアは首を傾げた。


「村の近くで会ったリシア! もう忘れたの?」
冗談っぽく怒ってみた。
リアクションを期待してたが、


「あ、なんとなく思い出した」

ありきたりの返事にノーリアクションだった。



そんなことをしているうちに土煙が完全に消えた。

ヒデイルの亡骸が首と上半身と下半身と左腕の4つに分かれていてとても見てられなかった。


この一生でディアだけは怒らせちゃいけないな。


「また助けてくれてありがとう! この間の件もあるし、お礼させて!」

だが、ディアはコートについた土煙を払いながら
「いいよ。お礼なんて。大体お前自身大丈夫じゃないだろ」


ディアは私の右手を指差した。
そうだ。
アレを使うために右手から血を流させた。


「こんなの大丈夫大丈夫! いいからなんかお礼させて! お腹減ってない?」

ディアは相変わらず短く
「大丈夫」
と一言。

だが、ディアは大丈夫と言ったくせにハデにお腹が鳴った。

ディアは赤面した。
その表情はホントに恥ずかしそうだった。


私は笑いながら、ディアを連れて、宿屋に入った。


お金に余裕はないけど、少しくらいなら・・・


とか思ってたが、実のところ底が見えているところまで来ていた。
らしい。


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