複雑・ファジー小説
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- —//unknown,00—
- 日時: 2011/07/27 18:41
- 名前: 蒼の絵の具 (ID: T3.YXFX2)
始めまして、蒼の絵の具と言います。
これから頑張って行きたいと思うんで宜しくお願いします
:登場人物 (きっと増えます)
・黒陰 刹那 《主人公》《死神》
『特殊課』
死神の一賊で正統な継承者。
小さい頃の記憶が曖昧。
魔力はあるか無いか判らない。
《世界高校》『特殊課』に転校してくる。
・魔月 琥珀 《魔王》
『特殊課』
現、魔王党首。
頭が良く容姿端麗なため女子生徒に人気が高い。
魔力は強力。
・剣弥 剣人 《勇者》
『特殊課』
現魔王とは対立している家柄の次期勇者。
剣道や運動神経はずば抜けて天才といわれている。
魔力は無いが高い戦闘能力で埋めている。
・桜牙 蘭 《担任教師》
『特殊課』の担任教師。
魔力と戦闘能力は高いらしいがあまり生徒の前では使わない。
いつもニコニコ笑っていて感情が読み取れない。
:『特殊課』生徒
・クレル 《忍者》
武器=忍者用武器
能力=忍術
・瑠璃 《召還術士》—サモナー—
武器=法杖
能力=召還術
:目次
—プロローグ—
>>1
—01,— Start,—始まり—
>>2 >>3
—02— 学校日和
>>7
- Re: —//unknown,00— ( No.1 )
- 日時: 2011/07/27 14:27
- 名前: 蒼の絵の具 (ID: T3.YXFX2)
—プロローグ—
死神の一賊————?
————そうだ、死神の一賊には気をつけろ。魂を刈られる。
———呪われた血だ。我が一賊の血を受け継いでしまったお前は———、
「・・・」
めんどくさそうに起き上がって、寝癖を整えた。
和風を強調された部屋。
フラフラと着物を引きずりながら廊下を歩く。
自分の部屋まで辿り着くと、まだ新しい制服を見た。
「・・・」
溜息を吐いて、畳の上に座る。
意識を心の奥に潜めて、眼を閉じた。
————ザザッ
ノイズの様な音が聞こえて、俺はゆっくり目を開けた。
自分の奥に眠る『何か』を見つめる。
———黒い、何か。
拳を強く握って、その恐怖に耐えた。
《眼を、あける》。
「・・・」
「坊ちゃん、また見てたのですか?」
「・・・」
「ほどほどに、してくださいね」
「・・・あぁ」
制服を乱暴に引っ張って、俺は着替える事にした。
- Re: —//unknown,00— ( No.2 )
- 日時: 2011/07/27 16:23
- 名前: 蒼の絵の具 (ID: T3.YXFX2)
「・・・えっ?」
全員が白目をむいて、ソコに倒れていた。
何だ、この光景は。
—01,— Start,—始まり—
目の前に広がる在り得ない光景を眼に、俺達は唖然と立ち尽くしていた。
目の前に倒れている物。
人、人、人————。
その中で、独りだけ立っている。
「し、しん————」
「死んでいない」
真ん中に立っている少年がそういって、大きな黒い、銀色に光る鎌を肩に担いで喋った。
「少し、魂を眠らせただけだから」
「え、よかっ———良くない!この人たち、大丈夫なんですかッ!?」
「・・・?」
何を言っているか判らない、と言った表情で、彼は俺を見ていた。
「・・・質問する」
「へ?」
「襲った奴を何故心配する?」
そう、俺は確かにこの不良の人たちに襲われていた。
そして彼は助けた。
この俺を。
けど俺はその不良達を庇っている。
何故。
それを目の前の少年は訪ねている。
「い、いや、だって、人が傷ついているから———」
自分でも訳の判らない事を言っていると自覚しながら、俺はそう繋げた。
「・・・変な奴」
ボソッと呟いたかと思うとタンッと軽く地面を蹴ったかと思うと数十メートルもあるビルの上に軽がる足をつけた。
「あ、あの!君の名前は———」
「・・・黒陰刹那だ」
そういうと、少年は音も立てず消えてしまった。
◆
(・・・変わった奴)
あの少年の事が頭にはなれずに俺は転校先の学校へ辿り着いてしまった。
普通に校門を通ろうとした途端————。
カチッ
「ッ!」
ズドンッ
足元に、大穴が開く。
「・・・地雷、」
地雷式の魔法、か?
ボォッと大穴を見ていると今度はピィィーっという笛の音と一緒に罵声が飛んできた。、
「ソコのアンタ!ちょっと止まりなさい!」
「・・・」
年は同じくらい。
性別は女子。
同じ形の女子制服のところを見るとこの学校の生徒みたいだ。
腕の腕章を見ると、『風紀委員』と書かれてある。
「・・・風紀委員?」
「そう!アンタ、遅刻者ね?」
「いや、俺は転校生で———」
「言い訳なし!この舞様がキッツイ罰を与えてあげるわ!」
ジャキッ
(・・・槍?)
ジッと構えだした槍を見ていると少女がフッと笑った。
「どうやら判るみたいね。コレは風紀委員にだけ使用を許可された武器!《神槍》よ」
「・・・」
神の槍か。
メンドクサイから速く終わらせてとっとと教室に入りたい。
「悪いけど、俺、キミに付き合ってる暇無いから」
「ッ!?」
鎌を異次元空間から取り出す。
「———!」
ズバンッ
「・・・君の槍の魂、消してもらったから」
槍が光の粒となって消えるのを見て、俺はあくびをしながら校舎に向かった。
「・・・アンタ、何者・・・」
少女が後ろを振り向いた時、既に少年の姿は無かった。
- Re: —//unknown,00— ( No.3 )
- 日時: 2011/07/27 18:16
- 名前: 蒼の絵の具 (ID: T3.YXFX2)
「あぁ、キミが転校生の・・・」
「・・・」
「・・・にしても随分若い後継者さんだね」
「後継者に若いも若くないもあるか」
「けど忌み嫌われる一賊にしては随分綺麗な顔立ちしてるよね。俺、もっとこぉんな悪魔みたいな顔だと・・・」
妄想された物を見て俺は溜息を吐いた。
「そんな化け物がどこにいる」
「そうだよねー」
俺の世話になる『特殊課』の担任という桜牙 蘭という男は、意外な優男だった。
何故か出会った瞬間からずっと笑っている。
————・・・他に顔は作れないのか。
「ここが教室だよー」
ドガァァァァンッ
「・・・」
「・・・」
「わーーーっ先生ッ!?」
「うぇっげほぉっ!お前・・・ッまた失敗しやがって・・・ッ」
「す、スイマセン!薬品の量・・・間違えたのかな・・・」
「お、俺のガン○ムがぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」
「そんなの只のオモチャだr(ゴスゥッ)グハッ!?」
「お前には判らない!この美しいフォルムなど!」
「・・・」
俺はスタスタと壊れた(粉砕)ガン○ムに近付いて、チョークを1つつまんで地面に魔法円を描いた。
円が光り、ガン○ムは修復される。
「うっわぁ!ありがとう!えっと・・・」
「・・・転校生の黒陰 刹那だ」
「ありがとう!転校生の黒陰 刹那君!キミは命の恩人だ!」
何故か命の恩人呼ばわりされた。
一斉に全員の視線が俺に集まる。
「・・・転校生?」
「噂ではもっと・・・こう」
「そうだ!噂ではケンカっぱやい悪がきだと聞いてたぞ!」
「一体ドコからそんな噂を耳にしたんだい?」
「・・・あの、この課って男しか居ないんですか?」
周りを見れば女子なんて一切居ない。
男子のみだ。
「そうなんだよ。まぁ女性には危険な事、仕入れられないでしょ?」
「・・・」
ダァンッ
「・・・フンッ」
「・・・誰?」
「クラスで一番頭がいい魔月 琥珀君だよ」
乱暴に彼は座ったかと思うと何故か俺を睨んできた。
・・・何もして無いのに。
————・・・と。
ズイッ
「!」
「お前・・・」
途端に彼が目の前にいて、もう少しで額がぶつかるところにまで居て、身を乗り出して俺に何かを聞こうとしていた。
(っていうか近い、近い!)
「・・・ちょ、離れ———」
「・・・お前、死————」
ドガァァァンッ
「!」
「遅れた!」
「ハイ十分の遅刻だな。風紀委員には見つからなかったのか?」
「それが何か今日は居なくてなー・・・ん?ソイツ、転校生?」
「・・・黒陰刹那だ」
「俺は剣弥剣人だ。一応、俺、《勇者》の末裔なッ」
胸張って彼は言うが、《勇者》の末裔?
だとしたらそれは————。
ガタンッ
「・・・お前、また来てたのか・・・」
「登校して何が悪い」
「悪い!お前みたいな邪悪な奴がいると空気が汚れる!」
「・・・邪悪?」
「っと、彼はね、《魔王》の次期党首なんだよ」
「・・・《魔王》?」
《魔王》と《勇者》の末裔か・・・。
俺がボォッと考えていると担任が、
「あまり驚かないんだね?」
「・・・まぁ」
一応は、判ってたし。
「じゃあ、改めて自己紹介」
俺はチョークを手に、黒板に名前を書いた。
「俺は黒影刹那だ。これから、宜しく」
そういって俺は少し、不敵な笑みを造った。
- Re: —//unknown,00— ( No.4 )
- 日時: 2011/07/27 17:59
- 名前: 雅 ◆xi9CqIOvBg (ID: ZGo4Gnz1)
- 参照: (やっぱSだよね、Nよりも。ウフフ・・・^ω^`)あ、変な話じゃないよ
初めまして!題名に引かれてクリックしました^^
あの・・・最初(>>0)「頑張って生きたい」ってなってるんですけど・・・「生きたい」でいいんですか・・・?!
ちょっと心配になります・・・((汗
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