複雑・ファジー小説
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- -精神ヴァンパイア-
- 日時: 2012/01/15 01:31
- 名前: 小林 (ID: u/FYQltH)
どこにゴールするかまったくわかりませんw
暖かい目で見守ってやってください。w
暇つぶしにでもしてくれたら嬉しいです♪``
- -精神ヴァンパア- ( No.1 )
- 日時: 2012/01/15 23:02
- 名前: 小林 (ID: 7BG7SBHA)
—その日、中2♀の狂華(きょうか)はヴァンパイアと化する。
※ヴァンパイア化するもっと前の話は後々書くとしよう!
前の話を先に書いてたらきっと飽きるゾ!
ごく普通の中学生だった狂華。
その日は普通に起き、普通に学校へ登校し始まった。
- −精神ヴァンパイア− ( No.2 )
- 日時: 2012/01/15 23:05
- 名前: 小林 (ID: 7BG7SBHA)
朝、学校は普段通り始まった。
「起立!礼!」
「おはようございます」
いつも通り委員長の号令であいさつをする。
−今日は1時間目から体育だぁ。
憂鬱だなぁ。
狂華はそんなことを考えていた。
そして狂華にとって憂鬱な体育が始まった。
「あ゛あ〜」
「つらいっ!」
「もうだめ・・・」
「無理ー。」
こんな声ばかり聞こえてくる。
・・・そう。この学校の体育はとてもハードなのだ。
特に今やっている事はハンドボール。
ハンドがなぜ特別かというと、体育教師がハンド部の顧問だから。
教師は気合が入りまくってる。
「そこの男子ー!さぼるなー!!連帯責任で全員もう1セット!!!」
「マジで〜!?」
さぼっていた男子『玲人(れいじ)』のせいで
もう1セットだ。
この学校では生徒の体力向上を目指し、
体育の授業で、普通の授業とは思えないほど
ハードな体力づくりをする決まりになっている。
−美奈の息切れハンパないな(笑
これは紹介してもいい事なのかは、わからないが
美奈は相当な『おデブちゃん』だ。
狂華は、美奈にこれをやらせるのは少し気の毒な気がした。
「ふぅー。やっと終わったー。」
狂華はわりとスリムな体型でスポーツも
やっていたので、少し早めに終わった。
次はパス練習なのでペアが必要になる。
狂華はいつも美奈の体力づくりが終わるまで少し待つ。
- -精神ヴァンパイア- ( No.3 )
- 日時: 2012/01/15 23:07
- 名前: 小林 (ID: 7BG7SBHA)
「狂華ー、ちょっと見てよ」
先ほど体育教師に怒られていた玲人が狂華に話しかけた。
最近、しょっちゅう狂華に絡んでくる。
「ん?なに?」
玲人は狂華に自分の指を見せた。
「あらー、やっちゃったねー。バンソコあるよ?」
指と爪の隙間から血が出ていた。
パス練習でボールが変にあたってしまったのだろう。
玲人は狂華が常に絆創膏を持っている事を知っていた。
それが全ての始まりだった。
「うっ、あぁっ!」
「狂華!?どうした!?」
−グイッ!!
「うわっ!」
狂華は玲人の手を強く引っ張った。
−パクッ
「え??」
指をくわえた。
玲人はキョトンといった表情だ。
狂華は今も指先の血を舐め続けている。
「なっ!何やってるんだよ///」
狂華が顔をあげた。
玲人を見て微笑み、顔を近づける。
−ガリッ!!
「痛っ!!」
−じゅる・・・くちゅ・・・。
「あっ・・・あぁ///」
狂華の目が紅く染まっている。
狂華は玲人の首筋を噛んだ。
「や・・・ゃめろ・・・」
「はあぁ。」
狂華は正気ではなかった。
思い切り血をのんで正気に戻ったようだった。
−えっ!?
「わっ、私・・・。」
狂華は自分のやった事に相当驚いていた。
他に、自分の身体の変化にも驚いただろう。
牙(犬歯)がいつもと比べ、1cm程のびてた。
それを使って、玲人の首筋を突き破った。
−な・・・何??
「玲人!ご・・・ごめんっ!私・・・。」
「狂華とりあえずどこかに隠れよう。見られたらヤバイと思う。」
- -精神ヴァンパイア- ( No.4 )
- 日時: 2012/01/15 23:42
- 名前: 小林 (ID: 7BG7SBHA)
2人は校舎裏まで走った。
狂華の瞳はもとの色に戻っていた。
さっきまでの紅く底光りする瞳は私たち人間がイメージする
ヴァンパイアのそれ、そのものだった。
「狂華・・・大丈夫か。」
「私・・・、私どうなっちゃたの!?」
「狂華!大丈夫だ。大丈夫だから、落ち着け。」
−ぎゅ。
玲人は狂華を強く抱きしめた。
狂華を落ち着かせるため。
・・・混乱している自分を落ち着かせるためだったのかもしれない。
「狂華、もう大丈夫か。」
狂華は小さく頷いた。
「私、おかしくなっちゃったみたい。ごめんね。」
「狂華、お前って・・・」
「私も何がなんだか・・・。」
「そっか。オレもよくわかんないけど、
また吸血衝動があったらオレに言え!オレの血をのめ。」
「え・・・。そんな事できないよ。」
「狂華、口をあけてみろ。」
狂華は言われたとおり口をあけ、玲人に見せた。
「犬歯ながっ!やっぱり
マンガで見たのと同じだ。・・・お前はヴァンパイアだ。」
−え・・・?
Page:1 2