複雑・ファジー小説

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Krovavaya istoriya【コメント求む】
日時: 2012/04/07 00:57
名前: ガムキャンディ (ID: V34pA3mQ)

初めまして

書くのは初めてで駄作になると思うのですがこれから頑張っていきたいと思います。

バトル物を書く心算なので常にオリキャラ募集してます。ちょい役でもいいですよ。敵側の『ドール』って言う怪物も募集してます。

応援コメントなんかを貰えると嬉しいです。

アドバイスや注意点などがあれば言ってください。宣伝とかは許可しますが荒らしは禁止ですよ?

それと私に関する質問がありましたら気軽に質問してください。



オリキャラ



名前[]

読み[]

性別[]

年齢[]

誕生日[]

星座[]

血液型[]

容姿[]

身長[]

体重[]

性格[]

趣味[]

好物[]

嫌物[]

所属[]

※1所属

※2アビリティ(又は所属班名)[]

備考[]


※1
所属はELSかDAPPか無所属(一般人も含む)
所属のELSやら何やらは一気に載せますんでそこら辺はご了承を。


※2
アビリティとは即ち能力です。心の具現化によって保持する事が可能になる能力なのでなるべく正確に沿った能力にしてください。



ドール

姿[]

全長(単位はmで)[]

体重(単位は㎏で)[]

※コア数(1〜50まで)[]

コア数
ドールの心臓部。破壊されると死ぬ。数が多い方が強敵になります。逆に数が少ないと雑魚になります。
雑魚敵の方が採用する確率は高いです。




[]は別に無くてもいいですよ。

Krovavaya istoriya ( No.2 )
日時: 2012/04/06 17:40
名前: ガムキャンディ (ID: V34pA3mQ)

〈序章〉


 僕は〔人生とは長い旅の様な物〕だと思っている。最初は一本道でも、進んで行くうちに枝分かれした道に差し掛かる。

ここでどの道を選ぶのかは自分次第。例え、選んだ道が不幸な道だろうが。

旅は終わるからこそ旅であって終わらなかったら徒の迷子と一緒だ。宛ての無い旅など彷徨っているに過ぎない。そして旅の終わりは死を意味する。

けど僕は途中で旅を終える事の出来ない。それどころか立ち止まる事さえ許されていない生き物なのだ。だから寿命が来るまで旅が終わる事はない。

皆はこう思ってるだろう。『不死身だなんて羨ましいな』って。けど皆は不死身を誤解してる。

僕はどんなに痛くても、どんなに苦しくても生きなくちゃいけない。それはとても辛い事なんだ。

他人の死を一人で見届け、一人苦しむ。死の残響が頭に響いて僕を内側から壊していく。

他人からは——と言ってもここには他人なんていないのだけれど——怪物扱いされ親には捨てられる。一人で生きていくのはとても辛い。

『死にたい』

何度そう思ったことだろうか。自分を自分で傷付け苦しみ血を流し、それでも生きている。

僕は怪物。醜い不死身の怪物。人間であって人間でない、そんな存在。

神様は何で僕にこんな人生を歩ませたんだろうか。僕は神様が嫌いになった。

孤児院の中での生活は楽しい……けどこの心にぽっかりとあいた穴は決して消えない。



神様ありがとう。

僕は孤児院からある人に引き取られるって。

嬉しい。

そんな感情が僕の心の穴を塞いでくれた。もう大丈夫。僕は強くなれそうだ。

その人は『柏崎 修一』って言うんだって。これからこの人が僕のお父さんになるんだ。

あれ?可笑しいな目から何か溢れて……止まらないよ。
僕のお父さんになる人は
「泣きたい時は泣くんだ。そしたら楽になる」って言った。だから僕は泣いた。いっぱい泣いた。

僕はこれから『柏崎 阿鬼』になるんだ。正確な歳は解らないけど、多分五歳くらい。
僕は車の中でお父さんに僕の事を全部話した。僕のお父さんは
「そんな事は関係ない、お前は俺の息子だ」って言ってくれた。
僕の紫の瞳の事も話した。
「お前だけにしかない事なんだ。別にいいじゃないか」
僕は嬉しさのあまりにまた泣いちゃったんだ。こんな事を言ってくれる人なんて、今までいなかった。

家に着くと綺麗なお姉さんがいた。『岩居 留美』って名前なんだって。苗字が違うけど僕のお母さんになる人かな?僕は気になって訊いてみた。
「あっ…あの。僕のお母さん……ですか?」
口がもごもごして上手く喋れなかったけど通じたみたい。二人は笑ってた。どうやら違うみたい。
二人は『恋人同士』なんだって。僕にはよく解らないけど取り敢えず頷いてた。

これから僕は普通に暮らして幸せな道を歩むんだ。その筈だった。

僕達は毎日楽しく暮らしてた。お父さんとお母さんに勉強を教わった。お父さんは僕の頭が良くなっていくのを喜んでくれた。
僕が問題に正解する度に大きな手で僕の頭を撫でてくれる。お父さんの手はゴツゴツしていてちょっと汚かったけど、別にそんな事はどうでも良かった。

留美お姉ちゃんのご飯はとっても美味しかった。何か上手く言えないけど優しい味がした。
僕は寝る時にはいつも二人の間で眠ってた。二人の間は温かかった。
昼間はお父さんがお仕事でいないから留美お姉ちゃんと一緒に勉強してた。
お父さんは工場で働きながら「弁護士」ってお仕事もしてるんだって。

僕のお父さんはすごいなあ。僕にとってはテレビに出てくるどんなヒーローよりもお父さんの方がカッコよかった。

僕もお父さんみたいになりたいなあ。この事を二人に話したら
「じゃあ、いっぱい勉強しなきゃな」って言われた。

僕は精一杯頑張った。その内、僕は近所でも評判の子供になった。

時々、取材のおじさんが一人で来るけど、お父さんと留美お姉ちゃんは何度おじさんが来ても断ってた。

その理由は解らなかったけどずっと断ってたんだ。

それから3ケ月くらいが経った。

僕は誕生日を祝って貰った。ケーキを食べるのも、クラッカー鳴らして貰うのも僕には、初めての経験だった。

僕は留美お姉ちゃんが働き始めてから、時々『山下さん』って言う女の人の所で一日を過ごすようになった。

でも別に寂しくは無かった。山下さんは綺麗だし、料理も勉強も教えてくれる。

僕はお父さんと留美お姉ちゃんの為に山下さんとチャーハンを作って、ご馳走した。
二人はとっても喜んでくれた。

けれど、突如としてこの平和な世界の均衡が崩れた。

空から種が降ってきたんだ。まるで流れ星みたいに。その種は虹色に輝いていてとても綺麗だったんだ。

種は海の中に落ちた。何の衝撃もない。可笑しいな。高速で物体が水面に当たった時は巨大な水柱と津波が発生するって勉強したのになあ。

でも一時間くらいしたら種は大きな樹になった。それは『チョモランマ』よりも大きかった。僕はチョモランマを実際には見た事が無いんだけど樹の樹冠は完全に雲に隠れていて見えなかった。

僕達は気味が悪くなって郊外へ引っ越した。でもそれが僕の幸せを壊してしまうなんて思いもしなかった。

二人は小さな一軒家を買った。二人に聞いたんだけど、あんな事が起きなくても引っ越すつもりだったんだって。


5カ月が経ち冬が来た。


寒い日のお昼頃、僕が一人で留守番している時にインターホンが鳴った。

ピンポーンって。

僕はまだ小さくて椅子を使ってもカメラ機能で相手の顔が見れる様になるボタンまで手が届かないから、仕方なく玄関に向かった。

ドアを開けると眩い光がが僕を包んだ。眩しくて僕は目を瞑る。よく見るとそれはカメラのフラッシュだった。

しまった!

僕はそう思った。お父さんに怒られちゃうよ。留美お姉ちゃんにも嫌われちゃうかもしれない。

僕は目から大粒の涙を溢してた。パパラッチは困った表情になったけど暫くは僕をカメラで撮り続けていた。

僕が泣き止まないから、僕を撮りに来たパパラッチは渋々帰っていった。

僕は取り敢えず謝らなきゃと思って、急いでお父さんの法律相談事務所に電話を掛けた。

呼び出しのコールが3回鳴った。

「もしもし、こちら秀英法律相談事務所ですが」
女声だ。

「あっ…もしもし。そちらに柏崎修一がいると思うのですが」
僕は冷静に話した。

「少々、御待ち下さい」
女性はそう言った。

暫くしてお父さんが出た。
「何だ阿鬼?仕事中なんだけど」
「……ごめんなさい」
僕はぼそりと言った。

「何だどうした、何で謝るんだ」
お父さんは優しい声でそう言った。
「……写真、撮られちゃった」
「………」
お父さんは数秒黙ってた。

「馬鹿野郎!!」
これが最初で最後の怒りの言葉だった。



お父さんと留美お姉ちゃんは急いで帰ってきた。二人は
「はあ、はあ、はあ」
と息を切らしてた。
お父さんが僕に大股で近付いてくる。
肩を掴まれた。

打たれる!

僕はそう思った。

けどお父さんは僕を抱き締めてくれた。

「正直に話してくれてありがとうな」
お父さんは泣いていた。



二人は明後日までに僕に身支度を整えるようにと言った。

僕は思い出の品々を幾つか手に取り、リュックサックに詰め込んだ。

何も無いまま、2日が過ぎる。

お父さんも留美お姉ちゃんも其々荷物を持ち、玄関に向かった。

この時に扉を開けなければ——解っている。過去は変えられない。けど変えられないからこそ強く願う。それが人間と言う愚かな生き物だ。

留美お姉ちゃんが扉を開けた。

空気が弾ける音が玄関に響き渡る。

留美お姉ちゃんが地面に崩れ落ちた。

玄関先では気味の悪い7人の男が満足気にニタリと笑っていた。

僕には訳が解らなかった。

何で留美お姉ちゃんは倒れたの?何でおじさんは笑ってるの?

留美お姉ちゃんの腹部に空いた穴から真っ赤な液体が流れていた。

男は銃を持っていた。

僕は察した。さっき聞こえた音は銃声で、この男が留美お姉ちゃんを撃ったんだ。

僕は怒りで身体を震わせていた。
僕は男に飛び掛かろうとした。けど、その前にお父さんが留美お姉ちゃんを撃った男を殴っていた。

お父さんは男の上に馬乗りになって顔を殴って殴って殴りまくった。

再び銃声が轟いた。
男の背後にいる6人の男達の内の一人がお父さんの頭を拳銃で撃った。

僕のお父さんは地面に倒れこんだ。

神様が憎い。憎い! 憎い!! 憎い!!! 憎い!!!! 憎い!!!!!
僕は泣き叫びながら心の中でそう叫んだ。

男達は僕を嘲笑う。僕の頭に銃口が押し付けられる。

「……何で。何で僕のお父さんと留美お姉ちゃんのこと、撃ったの?……ねえ…何で?」

男のサングラスに映っていた、僕の顔は醜い怪物みたいだった。

「奴が勝手に売人辞めちまうから悪ぃんだよ」
男は壊れた人形みたいになった僕を見下ろしながらそう言った。
「それだけ?」
「だったらどうした?」

僕の中の何かが目を覚ました。そんな気がした。

「……ざけんな」
「ん?なんだって?」
男達は耳に手を当て「聞こえないな」と身振り手振りで表現した。

「ふざけんな!!」

男達はいつの間にか宙へ抛られていた。
飛び散る男達の肢体、雨の様に地面に降り注ぐ大量の血液。男達を喰らい尽くし家を破壊する巨大な狼の様な醜い獣。
僕の目に映った物はそれだけだった。

獣が僕の方を見る。
僕は怯えるどころか何故か安心していた。この醜い怪物は僕と一緒だと思った。それに不思議と懐かしさも感じる。

それもその筈。

あれは僕の心が具現化した物だった。けどこの時の僕はその事を知らない。
この事実を知るのは五年後の「俺」だ。

僕は二人の墓を家があった所に作ってあげたんだ。簡易的な作りになっちゃったけど、大きくなったらちゃんとした墓標を作ってあげたいと僕は心から思っていた。

それから僕は復讐を完遂する為に——




Re: Bloody Story ( No.3 )
日時: 2012/03/27 07:21
名前: ガムキャンディ (ID: 51/AcAGl)



なるほど。

緋賀アリスさんありがとうございます。

Re: Krovavaya istoriya ( No.4 )
日時: 2012/03/29 11:40
名前: ガムキャンディ (ID: 51/AcAGl)

取り敢えず序章は簡単な内容にしましたが本編では麻薬や組織、あと序章に出て来た樹の正体なんかの話になります。

楽しみにしている方がいれば幸いですが……まあ生暖かい目でこのゴミ同然の作品を応援してください。

Krovavaya istoriya ( No.6 )
日時: 2012/03/29 11:48
名前: ガムキャンディ (ID: 51/AcAGl)


改名しました。

因みにタイトルは『クロバーバヤ・イストーリャ』と読みます。意味は前と変わらず『血塗れの物語』です。

序章もちょっと内容を書き換えました。

Re: Krovavaya istoriya ( No.7 )
日時: 2012/03/29 20:01
名前: 竹中朱音 (ID: louOLYa3)

こんにちわ!見に来ました^^*

す…すごいですね!序章からもうクオリティーが高いです!

7人の男が出てきたところからこっちもドキドキしましたし、よみやすいので感情移入もしやすかったです!

私戦闘シーン(?)を表現するのが苦手なので、ちゃんと表現できているガムキャンディさん尊敬します!


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