複雑・ファジー小説

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パラレル・ライド@参照100記念のネタが思いつかない
日時: 2012/09/05 21:32
名前: 秋山レキ (ID: pvHn5xI8)

「あなたは私に命を救われた。だからあなたは私と結婚することになるの」
黒い髪の少女が俺の部屋でプロポーズをしてきた。
やばい。超逃げたい(泣)

ちわっす。
秋山レキっす。
また新しいのに手を出してしまいました。
すみませんっす(反省の色ナシ)
今度こそは、設定を練りにねって頑張ります!


ハイ今回は、パラレルワールドを舞台にしたギャグ+戦闘=THE・ラノベでございます。
音楽聴きながら頑張るよ!
やったるでぇ〜。

設定を大幅に変更してしまいました。
夢とかなんだらはもうなかったことにしてください。

目次!

プロローグ>>02
第一話 There is no future >>03 >>04 >>05 >>06
第二話 Your world was born >>07 >>08 >>09 >>10
※注意※
・プロローグから読まないと分かり辛いというか分からない小説なので読み飛ばしはダメですよ!
・更新は遅いほうというか遅いです。ですが一気にどっさり書くのでそこはご了承ください。
・コメントは、悪口・荒らし以外なら大歓迎です!
・記念企画のネタ・この小説に関しての質問などなど随時募集しております!

それでは、楽しんでいってください!

プロローグ ( No.2 )
日時: 2012/09/02 21:06
名前: 秋山レキ (ID: MrVVEkO0)

これから言うことは全て、俺『若月霧夜』に起こったことである。


気付くと空はだいぶ暗くなっていた。
冬は外が暗くなるのが早いなんてことを実感しながら、俺は教室から荷物を取り校舎から出る。
やはり冬場だからか外は肌寒く、学校に残り勉強をしていた俺の疲れを固めるようであった。
両方の腕で体をさすっていた俺は道を歩いていると、道の奥のほうに大きな光が現れた。
そしてその光は現れたと思えば急に消え、今度は小さな光が出てきてこちらに向かってくる。
俺はその場に止まりその光の中を見つめる。だが、その場に止まったのが俺の過ちであった。
止まった瞬間にこの光の正体が分かってしまったのだ。
そう、あれは・・・
「人?」
そう呟いたと同時に、細く長いものが俺の目の前に突き出される。
俺は腰を曲げ、顔を狙ってきたものを避ける。そして曲げたと同時に人らしき者の腹を片足で蹴り飛ばす。
あぶねぇ。そして分かった。小さな光の正体は刀だ。刀が俺の顔を狙ってきたんだ。
だが、まぐれで腹に蹴りは入れられた。しばらくは立てないだろう。
しかし、状況が読めない。だが考えている暇などない。
よし、今のうちに逃げよう。と、俺が背中を後ろに向けたとき、その場でうずくまっていた人らしき者は再び刀を強く握る。
「若月霧夜ぁ〜。やっぱりてめぇを、ぶっ殺す!!!!!!」
少年のような声でドス黒いことを言い、しばらくうずくまっている。
ヤバイな、思ったより回復が早い。今のうちに近くの交番まで行くことは不可能だ。
全くどういうことだ・・・?急に光が現れたと思えば無くなり、また小さい光が出てきたと思えば今その小さな光に殺されそうになっている。
おいおいおい。さすがに万事休すだぞ・・・。さっきはまぐれで腹に蹴りを入れれたが、二度も奇跡は起こるはずは無い。
仕方ないこのまま逃げよう。校舎の中に入れば先生たちもまだいるはずだし、何とか生き残ることは出来る。
そのうちに俺は家に帰り、万事解決だ。
・・・いや、や〜めた。あの少年?から逃げる気も倒される気もなくなった。それに、先生たちを巻き込みたくないしな。
ならどうすんだって?決まってんだろ。
あいつをぶっ倒すんだよ!
「今のうちに遺言は見つかったか?若月ぃ!もう俺は待ってやんねぇぞぉ!」
そう言いながらその少年は立ち上がり、俺のほうに刀を向けて言った。
「そんなもん考えてねぇよ!その代わり、お前が考えるべきじゃねえのか?」
「てんめぇ・・・。俺をコケにすんのもいい加減にしろよ・・・!」
「分かったそうする。てめぇをぶっ倒してからなっ!」
「ほざいていられるのも今のうちだぜ!若月ぃ!」
そう言って俺のほうへと走ってきた。
さてどうしようか。作戦考えてなかったぞ。
とりあえず相手を怒らせることは出来た。だからあとは持ち前の反射神経で避けるだけだな。
さぁ来い!
俺も相手に向かって走る。だが、
「ぐわっ!」
なぜか何も無いところで転んでしまった。やばいと思いアイツのところを見ると笑っていた。
まさか、あいつが?いや出来るはずが無い。あいつは人間だ。
いや、今はそんなことを考えている暇は無い。俺はもう終わりなのだから。
「キャハハァ!まんまと引っかかったなぁ若月ぃ!?これで・・・終わりだっ!」
あ〜あ、逃げればよかったなぁ〜。17歳で幕を閉じるのか〜。なんだかんだで、楽しかったのかな〜俺の人生。
さて、コレでおしまいか。俺は。
あいつは刀を振りかざし、俺の頭を狙ったその時。
そうその時、俺の目の前にさっき見た大きな光が現れた。
何だこれ。俺を助けに来てくれたのか?
そんな訳ない・・・よな?
やがて大きな光が消え、俺の目の前にとある少女が現れた。
そしてその少女はこう呟いた。
「霧夜。助けに来たよ」
その瞬間、俺は言葉を失いただただ少女を見つめることしか出来なかった。
このとき、俺は一生後悔するだろう。
あの時あの約束は断るべきだったのだと。

第一話 There is no future part1 ( No.3 )
日時: 2012/07/19 21:53
名前: 秋山レキ (ID: YCTThtwh)

ピピピピピピピッ
目覚まし時計の音で俺は目が覚める。
時計を見てみると6時半になっていて、昨日の夜にかけた時間どうりに動いていた。
俺はテーブルへと向かい、何故か用意されていたトーストを食べる。
ああ、平和で普通のいつも通りな朝。
しかし一つだけいつもとは違うことがあった。
それは、
「どう霧夜。私が焼いた食パン美味しい?」
この家に俺の許嫁がいるということだ。
「……ただパンを焼いただけだろ。味はかわんねぇよ」
「霧夜、ひどい。せっかく早起きして作ったのに」
目の前に座った俺の許嫁、若月香夜(わかつきかや)は、俺のことを悲しい目で見てくる。
「んで、いったい何時に起きたんだよ」
「6時25分」
「俺の五分前じゃねえか!」
まさかの答えに俺は思わず全力で突っ込んでしまう。
「私にしては早起きなの」
「んで、いつもは何時に起きてんだよ」
少しの期待と不安を込め、俺は聞いた。
「6時35分」
「俺の五分後じゃねえか!」
やっぱりという気持ちと、なんかちょっとした漫才をしたような感覚がしてしまう俺であった。

まったく、何でこんな事になったのか。
それは一昨日の夜から始まった。

第一話 There is no future part2 ( No.4 )
日時: 2012/08/17 22:16
名前: 秋山レキ (ID: LsY9Mst/)

「霧夜。助けに来たよ」
黒髪の少女が俺の目の前に突然現れた。
俺は呆然とし、その場にただ座り込んでいる。
「な、どういうことだ……それよりお前は誰」
ようやく開いた口は、途切れ途切れの言葉を言うしかなかった。
「今は何も聞かないで、後で話すから。それより今はこいつを倒す」
「お話しは終わりかぁ?若月ぃ。そろそろお前をぶっ殺す時間だ」
「霧夜を殺すなら、私を倒してから言いなさい。ヴァンパイア」
ヴァンパイア……?吸血鬼のことか?
「お、なんだ?俺のこと知ってんのか。てことはてめぇもあっちの世界のヤツみてぇだな」
「そんなことどうでもいい。今はあなたを倒す」
「はっ、出来るもんならやってみな!」
そう言い、吸血鬼(ヴァンパイア)は少女のほうへ駆けてきた。
まずい!逃げないと・・・!
「おい!早く逃げろ!」
しかし少女は吸血鬼のほうをただ見つめている。
「早く逃げろって!ホントにこのままじゃ死———」
「霧夜!……大丈夫だよ。吸血鬼なんかに霧夜を殺させない」
すると少女は腰辺りに手をあて、細長い物———おそらく刀であろう———を取り出し吸血鬼に向けて構えた。
「おらぁあああ!!!死ねぇえええええええ!!!!!!!」
「喰らえ。吸血鬼」
吸血鬼が刀を引いたと同時に、少女はゆっくり刀を振り上げた。
「はっ、遅ぇ」
しかし吸血鬼のほうが突くのが速かったため、少女の腹部に刀が突き刺さる。
「ったく、口ほどにもねぇな。……んじゃあ次はお前だ」
そう言い少女から刀を抜くと同時に少女は地面に倒れ、その刀を俺の顔の前に持ってくる。
「あ………あ…………え……う……あ…………」
混乱しまとものことを話せない俺に、吸血鬼は自分の頭上に刀を振り上げる。
「おとなしく死ね、若月」
……誰か、助けてくれ……!
すると、倒れていたはずの少女は影になりだんだん消えていった。
そして徐々に吸血鬼の後ろに集まり始めたと思えば、倒れていたはずの少女の形になり色がつき始める。
「!」
異変に気付いた吸血鬼が後ろを振り向く。
「てめぇ、どうやって……?俺が殺したはず———」
「……お前が死ね。吸血鬼」
そう言うと、吸血鬼の体が塵となり消えていく。
そして少女は振り返り、俺の方を見て、
「ちゃんと守ったよ。霧夜のこと」
思わずほれてしまいそうな笑顔で言った。

第一話 There is no future part3 ( No.5 )
日時: 2012/08/15 22:04
名前: 秋山レキ (ID: OwWW4VVX)

「で、結局お前はどうするんだよ」
まだ冷めてきっていないパンをかじりながら俺は香夜に尋ねた。
「どうするって何が?」
「これからのことだよ」
「まさかプロポー」
「違う」
「もう少し夢見させてよー」
香夜は俺の向かえでテーブルの前に座り、ブーたれている。
「じゃなくて、いつまで俺の家にいる気だ?」
「それは私と霧夜は婚約者だから、死にまで一緒にいるよ?」
香夜はどことなく嬉しそうに言った。
「それに———」
「そ、それに?」
「約束は覚えてるよね?霧夜」
急に香夜の目つきが鋭くなる。
「え、えーとぉー」
「『私たちは永遠に助け合い愛を育み合う』はずだけど?何なら証拠にボイスレコーダーでも———」
「ホンッットすみませんでした!だからそれだけはご勘弁ぉ」
あれだけはもう二度と聞きたくないんだよ!
「いいよ、霧夜。だから」
「だから?」
「キスし———」
「遠慮しておこう」
「ぶぅー、ケチ」
香夜はまたそっぽを向く。
「ったく、あとでなんか食べさせてやるから。な?」
「本当!?あーんしてくれる?」
「ああ、あーんでも何でもしてやるよ」
「じゃあ口移し———」
「それは無理だ」
「『ああ、あーんでも何でもしてやるよ』」
「お前ぇ、それをどこで……」
「実はさっき録音しておいたのでした〜」
ふふんと、香夜は勝ち誇った顔をする。
くっこうなれば・・・。
「もしお前が口移しするなら、何も買ってこないぞ!」
「えー!あたしのツナマヨおにぎりちゃんがぁ〜」
「おにぎりでどうあーんすんだよ……」
「こう、持ったまま口にサクって」
「サクっ?……まぁいいや。さて香夜どうする?」
香夜はうんうん唸り、考え出した。
そして思いついたのか俺のほうを見て、口を開く。
「……じゃあ、あーんで」
「分かった。おにぎり買っておくよ」
「ツナマヨ味だよ!」
「分かってるよ。それにしても何でお前は俺の所へ来たんだ?別に誰でも良かっただろうに」
「違うよ!だって霧夜には能力があるもん」
そうか、そうだったな。俺は人とは違ってとある能力を持っている。
そしてこいつ香夜は———
「お前、人間じゃなかったもんな」
人間じゃない。ただ一つの武器だ。
「でも、私は霧夜と居たい。だから———」
「またあっちの世界に行けってか?」
「うん。そして私が人間になったら、ちゃんと結婚しよう?」
「う……い、妹にならしてやっても良いぞ?」
「……霧夜、私……」
香夜はぷるぷる体を揺らし、こぶしを握っている。
「香、夜?」
「絶っっっっ対!霧夜の嫁になるんだからぁ!」
そう言って俺を抱きつこうとしてきた香夜をかわし、俺は台所へと向かった。


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