複雑・ファジー小説

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魔術師は舞う
日時: 2012/06/22 22:33
名前: ガリュ (ID: yycNjh.Z)

 どうもです。少し話を変えようと思って作り直しました。でも、あまり変わらないと思いますw。キャラクターもほとんど変わっていませんw。コメントなどくださると嬉しいです。


※注意事項
・荒らし、中傷、チェンメなどはお断りです。
・誤字や脱字、変な文があると思います。
・時々、グロの描写があるかもしれません。


◆…◇お客様◆…◇

茜崎あんず様
ステ虎様

◇…◆目次◇…◆

主なキャラクター&用語紹介 >>1
プロローグ         >>2

◇…◆歴史◇…◆

2012年
6月18日 - 小説作成


Re: 魔術師は舞う ( No.5 )
日時: 2012/06/22 21:30
名前: ガリュ (ID: yycNjh.Z)


 ステ虎様!!

  コメント有難うございます!!
 名前に振り仮名降るの忘れてました;すみません;
振り仮名振りましたw。よければ見てください!
新作です!!更新頑張ります!!

Re: 魔術師は舞う ( No.6 )
日時: 2012/06/22 22:28
名前: ガリュ (ID: yycNjh.Z)


 〜プロローグ

  広大な森の中に大きな城が聳え立っていた。城の外壁はつたがはっていた。そんな城の儀式をする部屋は薄暗い。そんな部屋で幼い少年とマントを全身に被った男性が話していた。

 「お前はまだ力を抑えられない。いや、力を抑えきれないほど強力な力をもっている。だからお前にはこれを——。」

——を少年に差出す男性を見て少年は不思議そうな顔をした。

「…何故?何故僕はそんなものをつけなきゃいけないの?」

男性は優しく微笑んだ。



   「大切な人を失わないためだよ。」

少年は眉をひそめる。

 「僕には大切な人がいないよ?」

男性は少年の頭に優しく手をのせた。


  『大切な人は必ずいるんだよ。』

男性はそう言うともっていたものを少年に渡すと男性は後ろの壁面にえがかれた大きな陣までいき陣に両手をかざす。

すると陣が青白く光りだす。そして最高まで達した時、光は部屋全体、いや、城を中心に周りは昼間のように明るくなる。しかしその光はすぐに消えてしまった。


  「大切な人…。」


少年は呟いた。

Re: 魔術師は舞う ( No.7 )
日時: 2012/06/23 14:58
名前: ガリュ (ID: yycNjh.Z)

 〜第1話『聖域の術者たち』【1】

 『聖域』——。
 それは『聖域』の術者がうまれる島である。大きさは東京都ほどの大きさだが人口はそれほどでもない。

 そんな島の『聖域術師養成院』と呼ばれる場所の寮の部屋で眠っていた少女、柴崎琴華は何者かの気配を感じ、目覚めていた。何者かはどうやら服をいれているタンスを漁っているようだ。だが、琴華も誰なのか分からない。琴華は運良くベッドのそばにたててあった槍を手にする。
そして相手を確認することなくベッドを蹴って何者かに向かって跳んだ。

 「この変態下着ドロボー!!」

少女は跳びながら槍を相手に振り下ろす。しかし相手は簡単に槍を避ける。外した槍は床ギリギリでとまる。琴華はもう一度攻撃しようと相手の顔を見た。すると琴華の口は「あ」と言いそうになっていた。

 「な…なにしてんの…?こんな朝っぱらから…。」

琴華がその人物を知っているかのような口調で喋った。
そう、その人物は琴華のパートナー、葉月琥白だった。
琥白はニッコリと笑みを浮かべる。

「おはよう、コト。ちょっと探し物してて。」
「なにも私の部屋を探さなくてもいいでしょ!?つーか、私に了承を得てよ!!」
「まぁまぁ、落ち着いて、勝手に入ってごめんね。」

琴華はそう言われると深い溜息を吐いた。琴華は琥白が白い封筒をもっていたことに気づく。

 「それ…何…?」

琴華がそう言って琥白の手の封筒を指差した。
「あ、これ何でもないよ。」

琥白の微笑みが胡散臭い。琴華は「渡して」といっても渡してくれないだろうと思って琥白をプロレス技で押し倒す。
「どっせい!!」というかけ声とともに琥白の手から封筒数枚が宙を舞って部屋の床にひらりと落ちる。

琴華の近くにおちた封筒を拾ってみると「琴華さんへ」と書かれていた。封筒の裏を見ると赤色のハート型のシールが貼られていた。

「あれ…これって私がもらった…。」

ブチッと何かが切れる音がした。
 朝日が差し込む寮にガツンッという音が響き渡たる。

Re: 魔術師は舞う ( No.8 )
日時: 2012/06/23 22:45
名前: ガリュ (ID: yycNjh.Z)


 〜第1話『聖域の術師』【2】

  ガシャンッと音を立てて雑にガラスのコップをテーブルの上に置いた。その衝撃でコップに入っていた水が少々辺りにこぼれる。

琴華たちは食堂で朝御飯を食べていた。
 
 「ったく!!あんたは!!女の子の部屋に勝手に入るな!!」

琴華は一つ溜息をついて琥白を睨む。琥白は笑いながら謝るが琴華はまだ睨んでいた。

「だってぇ〜。琴華別にあんな紙屑いらないでしょ?」
「あんなものいらないに決まってんでしょ!!」
「じゃあ、なんで捨てなかったの〜?」
「捨てんの忘れてたのよ!!」

琥白は頬を膨らませて皿のうえのパンを口に突っ込む。

「ごちそうさまっ。」

食べ終えた琴華たちは食器を片付けて『聖域術師学院』に向かう。『聖域術師学院』の門を潜ると暫く桜並木が続く。緑のトンネルを潜り終えると大きな建物が現れた。

 昇降口に着くと靴を履き替えて魔術科の150m以上ある広さの教室に入るとお喋りしている人や勉強をしている人達がいた。

席は決められていないがいつも座っている席へ向かった。すると、席に座ったと同時にチャイムがなった。

 そして教授が現れる。
「よーし、昨日の続きで複合魔術は強力で火と風をあわせて火の嵐を巻き起こすことが——。」


——授業の終わりを告げるチャイムがなると琴華たちのまえにワインレッド色のスーツを着た金髪の女性が現れた。
「よう。琴華、琥白。」
「紅蓮さん!」

金髪の女性は琴華たちをしっているように声をかけた。そして二人を誰もいない場所につれていった。

「事件だ。時間がないから今すぐ送ってやる。アリス=クリスティンの手下だ。」

金髪の女性がそう言うと周りにカードをばら撒く。

   『我が想う場所へ空間移動せよ』
そう唱えると三人は青白い光とともに消えた。

青白い光に包まれた瞬間、町並みが視界に入った。

「…ここ?」
「ほら、このビルよ。」
そう言って紅蓮は目の前の大きなビルを指差した。

「最上階にいるわ。ここいらには誰一人いない。結界術だよ。人払いの。」
「確かに…誰もいないわね。」
「もちろんこのビルにはアリスの手下しかいないわ。」
「じゃあ、いってきま〜す。」

琴華は琥白の腕を掴むと唱えた。

     『脚に纏え雷よ。』

すると、琴華の脚に電撃がはしった。
そしてビルの外壁を駆け上がる。


Re: 魔術師は舞う ( No.9 )
日時: 2012/06/25 22:09
名前: ガリュ (ID: yycNjh.Z)


 〜第1話『聖域の魔術師』【3】

 最上階のある部屋のガラスを突き破って入ると黒の騎士達が現れた。黒の騎士達が手に持っているのは鏡のように輝く剣。黒の騎士達は剣先を琴華たちに向ける。琴華は後頭部をガリガリとかきながら嘆息する。

 「まったく。本当に面倒くさい。」

琴華はそう呟くとカードを数枚取り出して空中にばら撒く。そして真中の一枚が電撃を放つと他のカードに広がっていく。そして琴華は唱える。

  『迅雷球サンダー・ボール!! 』



すると電撃の球がいくつかつくりだされてその球体は騎士達に向かって放たれる。

 
電撃の球は騎士達に当たる。当たると向かいの壁を突き抜けてビルの下に落ちていった。
すると、コツコツコツとヒールの音と拍手をする音が聞こえてきた。横を振り向くと拍手をしながら不敵に微笑む女性。

 
 「あんたは…!?」


琴華が眉をひそめて女性に聞く。

「うふふ。やっぱりつかえないのね。だからあの実験体を使えといったのに。あいつらが…。」

「だ・か・ら!!誰だって聞いてるのよ!!」


琴華が怒りまじりで言うと女性は「くすくす」と笑った。

「あら、ごめんさい。私はベルナデット=アルベール。暗闇の黒城の者よ。」

「でた…。」


琴華と琥白は構えた。


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