複雑・ファジー小説

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ブレイド*ブレット [刃と銀の銃弾]
日時: 2012/08/20 12:01
名前: ガリュ (ID: t3n5DtaJ)

 どうもです。今回は現代の合成獣を倒したりする話です。完結できるように頑張りたいです。宜しくお願いします。ついでにコメントをくれたらとても嬉しいです。

※注意事項
・荒らし、中傷、チェンメなどの用の方はお断りです。
・誤字脱字、変な文があると思います。
・時々グロがあるかもしれないので弱い方は…

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†目次
登場人物&紹介 >>3

1神の能力をもつもの達
序章『始まり』>>6
第一章『異能力をもつ者』>>7


†履歴
2012年
8月15日 − 小説作成

Re: ブレイド*ブレット [刃と銀の銃弾] ( No.6 )
日時: 2012/08/19 23:17
名前: ガリュ (ID: t3n5DtaJ)

 1神の能力をもつ者たち 序章『始まり』


 空いっぱいに輝く数え切れないほどの無数の星。その空の中央に白く輝く満月。そして満月に照らされる街。空は輝いているのに月が見下ろす街は絶望的だった。人々に笑顔はみられなかった。

人々から聞こえてくるのはどれも同じような話ばかりで何回も同じ話を繰り返している。周辺には建物の瓦礫で埋め尽くされていて瓦礫の隙間からは土埃を被った冷たい手がのぞいている。もっと遠くへいけば鉄骨に貫かれた死体も沢山あることだろう。

まだ10歳にもならない少年でもこの地獄絵の景色に理解が出来た。少年のかたわらには食べ物を欲しがるやせ細った猫。少年はそっとその猫を撫でてやった。

「おまえも…僕みたいだな。」

少年は目を細くして言った。突如、ものすごい雄叫びが人々の耳に襲い掛かった。人々が悲鳴をあげ、指をさす方向には空を翔る生き物がいた。

 頭から体にかけて白い馬の形、手足は黒い熊の形で尾は白のニワトリの尾、そして鳥の翼がついていた。そう、合成獣(キメラ)だ。そして合成獣と戦っているのは銀髪の男性だった。たぶん、紅の少年より四つほど上だろうか。銀髪の男性は日本刀で合成獣と戦っていた。

 合成獣の口から光線が放たれる。その光線の一つは紅の少年目掛けてとんでくる。少年は猫をぎゅっと抱きかかえて歯をかんだ。ズガンという音で少年は目を開く。自分には傷一つついていなかった。痛みもない。

 そして少年はやっと気がついた。自分の左腕を掴んでいた紅のスーツを着た女性に。少年は目を見開いて言った。

「貴方は…誰ですか?」

女性は不敵に笑った。
「私?私は崎原令華。あいつの担任だよ。」
そう言って女性は銀髪の男性を見た。
「担任?つまり…戦闘狩会社の人?」
「そうだよ。よくわかったね、ぼうや。」

銀髪の男性は合成獣が放つ光線をかわしながら合成獣に接近して隙を狙って切り裂く。合成獣は鮮血をふき、砂ぼこりを巻き上げながら向こうの道路に墜落した。銀髪の男性も地面に着地した。

「ぼうや、助けてあげようか?きっとこれは私は何かの縁だと思っている。」
「どうして?」
「君の瞳の奥に…すごいものがあると思ったからさ。どうだい?私のところにこないかい?」

少年は暫く考え込むと真直ぐな目で女性を見た。


 「行きます!強くなれるのなら、行きます!!」


少年は決心した。守る力を…強い力を得るために——。

Re: ブレイド*ブレット [刃と銀の銃弾] ( No.7 )
日時: 2012/08/20 10:30
名前: ガリュ (ID: t3n5DtaJ)

 1神の能力をもつ者たち 第一章『異能力をもつ者』【1】

 雲に太陽が隠れる頃、神華島と呼ばれる東京都程の大きさの島の町中では戦闘が繰り広げられていた。町中を頭と尾がクロヒョウ、胴体は黒い熊の体、手足は茶色い馬のものがかけまわっていた。そう、合成獣だ。

それを追いかける黒く髪の長い高校生くらいの少女。少女の腰には刀。しかし少女はその刀をつかう気がないようだ。少女は合成獣に追いつくと脇腹に蹴りをいれた。メキッという骨の音がする。そしてそのまま人気のない道に墜落。

 合成獣はひくくうなりながらよろよろと起上がる。黒い髪の少女は近くの電柱に着地する。この黒い髪の少女は暁琴華。『華武士戦闘狩会社』につとめ、62班の班長である。

合成獣は琴華を睨むと口から白い光線を放つ。琴華は光線をよけるとともに電柱から飛び降りる。そして飛び降りた勢いとともに合成獣に回し蹴りをくらわせる。
 合成獣は悲鳴を上げながら骨の折れるような音が鳴りコンクリートの塀に叩きつけられる。もう少しというところで穴があくところであった。

 辺りにはコンクリートの残骸。琴華は腰に手をして大きく息をはく。

「あっちゃあ、ちょっとやりすぎたかも…。…ま、でもここの道狭いしね。まぁ後は処理班の奴らに任せて…。」

 琴華があきれた表情で右の方を見ると土埃を巻き起こしながらこちらに向かって走る少年、柴崎焔。その後ろからは手足がキリンでその他白い猫という合成獣が焔を追いかけていた。

 「ちょっと、何してるの焔君!さっさと倒しなさい!!」
「は、班長、そんなこといったって…!!くそっ!!」

焔は急ブレーキをかけると後ろを向いてとび蹴りを猫の合成獣にぶちかます。合成獣は少し後ずさってすぐに体勢を整えてまた焔を襲う。

 焔は焦りながらも構える。が、突如合成獣の胸から腹にかけて飛んできた何かが当たって爆発する。合成獣はズザザザザと地面を擦りながら倒れる。起き上がらないのを見るとどうやら倒せたらしい。

 しかし合成獣に当たったのは何かと後ろを振り向くと。クナイを持った琴華が立っていた。

「有難う、助かったよ。でもなんでクナイが爆発…?」
琴華は得意気そうに顎を上げる。
「ふふん。実はこれクナイの形をした爆弾なのよん。」
「爆弾!?いつのまにそんなものを…。」

上機嫌な琴華に焔がとんでもないことを問いかけた。

「ねえ、班長って…オタク?」
焔が言い放った瞬間、「ブチッ」と何かが切れる音がした。

「ほ…焔君…。今なんて…言ったの…?」
「え…だから、班長ってオt」

焔が言いかけた瞬間、ズガンッという音とともに道路のアスファルトが砕け散り、破片が当たりに飛ぶ。

「ほ〜む〜らぁ!!班長に対してなんだその態度は!!なんで私がオタクにならないといけないの!?」
「え…だって班長武器いじりが好きだからそんな武器をつくったんだろ?」
「なっ!?私は効率よく倒す為につくってんの!!」

琴華はむすっとほっぺをふくらまして口をとがらせた。

Re: ブレイド*ブレット [刃と銀の銃弾] ( No.8 )
日時: 2012/08/19 23:20
名前: 水瀬 うらら ◆.0WzqdBiXs (ID: G0MTleJU)

こんばんは。
私、水瀬うららと申します。

「ブレイド*ブレット [刃と白の銃弾]」を拝見しました。
恐縮ですが、感想を投稿させていただきます。


投稿をして間もないのに、キャラクターの設定(年齢、生年月日、所属する団体等)が細かくて驚きました。これは、何か紙に構成を書きながらお考えになったんですか……?

また、作品の描写が凄いです。どう凄いかと申しますと、目の前で実際に繰り広げられているかのように書かれた描写です!!これも、詳細に。そして、文章内のカメラワークに心酔しました!!

これからも執筆活動、頑張って下さい。
陰ながら応援しております。

では、失礼します。

Re: ブレイド*ブレット [刃と銀の銃弾] ( No.9 )
日時: 2012/08/20 10:27
名前: ガリュ (ID: t3n5DtaJ)


 水瀬 うらら様

 初めまして!
コメント有難うございます!!

 キャラクターの設定は最初はこんな人とこんな人ーだけ考えてて後は書くときに(打つ時)その場で生年月日などを決めました;

 そしてほめ言葉有難うございます!!

これからも頑張っていきます!!有難うございました!

Re: ブレイド*ブレット [刃と銀の銃弾] ( No.10 )
日時: 2012/08/20 11:25
名前: 赤のす (ID: x6z9HA8r)

はじめまして!初めてコメントを書かせていただきますっ!


赤のすといいます!


題名からしてかっこいいので来てしまいましたw
本編もまたカッコイイ!ところどころギャグが入ってて面白いです☆
焔くんのキャライイです♪全然飽きさせないですねっ


更新頑張ってください!待ってますっ!


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