複雑・ファジー小説

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お母さんの浮気相手に恋をしました。
日時: 2013/03/29 17:23
名前: 亜美、 (ID: SsbgW4eU)

 ……叶わぬ恋でも、ずっと貴方を想っていたい。








【お母さんの浮気相手に恋をしました。】








         ——出会ったのは秋の夕日の下だったね。





 痴女と勘違いされたけれど。
口開けばセクハラ発言満載だけど。
無駄にイケメンで背がでかいけど。
ドSだけど。


 ……私、貴方のこと、——好きだよ。









——————————

※性的表現あり。
 苦手な方はブラウザバック推奨。

Re: お母さんの浮気相手に恋をしました。 ( No.1 )
日時: 2013/03/28 16:04
名前: 亜美、 (ID: SsbgW4eU)


 悲劇のヒロインになりたかったわけじゃない。
好きでこうなったわけじゃない。

 ——元々はお母さんの所偽なんだ。




 私は普通に生きて来たのに。
必死に勉強して勉強してごろごろして勉強してバイトしてごろごろしてお菓子食べて勉強して、微力ながらも必死に生きて来たのに。




 ……とにかく。さっきも言った通り私は悪くない。全部全部お母さんが悪いんだ。



Re: お母さんの浮気相手に恋をしました。 ( No.2 )
日時: 2013/03/28 16:04
名前: 亜美、 (ID: SsbgW4eU)


 別に現実逃避してるわけじゃない。
私は真実だけを述べているだけで。
本当に本当に、私が悪いんじゃなくお母さんが悪くて。
 


 ——だってほら。お母さん今お父さんに苛められてる。
というか責められてる。


 お母さんが「ごめん」と泣き喚き土下座して。
お父さんはその背中をまるでドS女王様みたいに踏みつけていて。
 カーテン開けっぱなしだし声は煩いわで窓の外には野次馬が少しいて。
 お父さんが踏みつけている足を少し浮き上がらせまた踏みつける、という動作に野次馬達は「おー」と歓喜の声をあげて。


 ……うん。ど う し て こ う な っ た。


Re: お母さんの浮気相手に恋をしました。 ( No.3 )
日時: 2013/03/29 17:32
名前: 亜美、 (ID: SsbgW4eU)


「……っ、ごめんっ! 本当にごめんっ!!」

「あ“ぁ!? 謝って済むなら警察なんぞいらねーんだよっ!」


 ……お父様。それちょいと古いです。
なんて凄い形相の今のお父さんに言えるはずがなくポテチを食べながらその喧嘩の様子を見ていた。


 ——怒りで顔を赤くしたお父さんが口を開く。


「あぁもう! 浮気相手と子供作っちまった女なんかと一緒に暮らせるか!
離婚だ離婚!!」




 ——ポロっと口に運ぼうとしたポテチが床に落ちた。



Re: お母さんの浮気相手に恋をしました。 ( No.4 )
日時: 2013/03/29 17:32
名前: 亜美、 (ID: SsbgW4eU)

 ……わっつ? ……あら私ったら英語の発音がもの凄いわね。
 なんていうのは関係なくて。


 え。今なんて言った。お父さんなんて言ったんですか。

 ちょっとちょっと。顔だけは冗談にしてよ。……違うか。冗談は顔だけにしてよ。


 チラっとお父さんの顔を見るが冗談じゃないようだ。



「じゃあなっ! 羽夜瀬はお前がめんどう見ろよ」



 ——バタン、とリビングのドアが閉まる音がした。その後すぐに限界のドアも閉まる音がした。




 ……この瞬間、お父さんは"旧"お父さんになった。



Re: お母さんの浮気相手に恋をしました。 ( No.5 )
日時: 2013/03/29 02:11
名前: 亜美、 (ID: SsbgW4eU)



「ちっ……」
『……え? お母さん?』

「あのヤロー……この私が泣いて喚いて謝ったっていうのに……。
揺らぎもしないなんて……ムカつくわあの男」


 ……そうだった。お母さんって腹黒だったわ。

 
 今すぐお父さんを返してくれ。切実に。


「……羽夜瀬」
『ん?』

「復讐、するわよ」
『え“』



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