複雑・ファジー小説

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Re: The world of cards 【保留してる】
日時: 2013/12/01 23:00
名前: 柚子 ◆Q0umhKZMOQ (ID: m37ThBn8)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=13157

      54人のプレーヤーと54枚のトランプカードの、殺戮記録。








■お久し振りです。【君を、撃ちます。】を書かせて頂いている柚子と申します。
 今作は以前書いていた【The world of cards】のリメイク作となります。
 以前のものが気になる方は、参照に張ってあるURLから飛んでください。
 リメイク作とは言っている通り、内容、設定等に変更はありません。ですが、話の構成等の違いが大きいため、前作は前作で更新していこうと考えています。



■宣伝目的のコメントはご遠慮下さい。迷惑です。
 頂いたキャラクタが出てくる順番は、決まっておりません。
 荒らし等々、少なくなりつつは有るようですがご遠慮下さい。
 作者へ対する不満などにつきましては、雑談掲示板にある【言葉紡ぎ、】へとお越し下さい。
 


■お客様
 風死様⇒【幻想のアスタルテ】の作者様。様々なジャンルを読まれている方。
 凡様⇒【クレイグ士官学校】の作者様。読んでいる側が楽しくなる小説を書かれている方。



■目次
Prologue
>>1

Chapter1
Episode1 【Whereabouts of the cards】
>>4 >>5 



■用語、キャラ説明







■前スレ最終更新履歴
2012
07/10筆執り 2013/9/11 参照3800突破





■提供
 >>ウィキペディア
 >>銃専門解説サイト
 >>オリジナルキャラクタを考えて下さった作者様方
 >>LINE英語翻訳

Re: Re: The world of cards ( No.1 )
日時: 2013/09/22 22:22
名前: 柚子 ◆Q0umhKZMOQ (ID: T3.YXFX2)

 Prologue



 王は、この世界に一人しか存在しない。軍事力は必要ない。経済力も必要ない。頭脳も必要ではない。たった一つ、必要なことは力に貪欲であることだけだろう。それだけで、王となることは簡単だ。誰しもが、そうして王となっていった。

 前回の王は、それは酷かったものだろう。暗澹とした者の存在を消し、醜い人類の感情を爆発させた。それはそれは酷い世界であったと、誰もが思うのであろうが私はそう思わない。

 それは、言ってしまえば世の常であって。
 感情を押し殺している人間は、きっと近しいものにあたるのだから。
 
 終わらせたいのであれば、自由にするべきだと。そう、思う。
 今の王を、壊すことが出来れば、の話ではあるが。





 そこで、終わっていた。書かれてから長い時間が経っているのか、紙は薄汚れている。その紙の横には、同じように薄汚れたトランプカードが置かれていた。ジョーカーとそれ以外に分けられた54枚のトランプが。それを手に取り、トランプの柄を一枚ずつ確認していく。
 J、Q、Kのカードはどの柄も、人物の顔は黒く塗りつぶされていた。そして、その人物達の手には小さなカードが握られている。不思議なデザインのそのトランプは、言葉では言い表せない魅力があった。

 持参したトランプケースにトランプをしまい、ポケットへいれる。埃まみれの机の上にあったあの紙は、マッチの火で灰にした。そうすると丁度良く携帯電話の着信音が鳴り響く。誰も知らないマイナーな洋楽の曲。
 曲がなり終わるまでまち、着信履歴を確認すると良く知ったあいつからだった。ニッと笑って折り返し電話をかける。

 “くそが! 一回で出ろって毎回言ってんだろ、木偶の坊! てめえの脳みそは樹液でも詰まってんのか? あ?”

 一発目に聞こえた怒号の後は、荒ぶった息を整える呼吸音。それで、あいつの怒りが半減したことを一方的に悟る。あいつが違うことを思っていようが、他人である自分には関係が無い。
 

「Sorry. Communication came to me for you,but has pretended not to know it.
 So what is it integrally like to me?
 The plan was carried out without a prpblem.
 The cards do not have the deficiency either.
 Alternatively,can there be something wanting to hear it?」

 あいつは、乾いた笑いをスピーカーの先に響かせた。遠くに聞こえた女性のものと思われる喘ぎ声で、あいつがいる先がどこかの風俗店あたりであると認識する。そのことに呆れるほか無かった。

 “そうか。……そうか、うん。それなら、日本に帰ってきてくれないか? そろそろ、お前の力が無いといけないようでな。んじゃ”

 ぶつっと切れた携帯電話を耳からはなし、折りたたむ。携帯をポケットにしまい、歩き出した。転がる血まみれの人間達を気に掛けることも無く、寒空の下へと出て行く。

 口元の血を舐めとれば、後味の悪い鉄の味がした。

Re: Re: The world of cards ( No.2 )
日時: 2013/10/05 15:56
名前: 風死  ◆Z1iQc90X/A (ID: 68i0zNNK)

こんにちは、前作陰ながら読んでいました風死です。
王に対する考察というか、理論が素敵だなと思いました。
何というか、柑橘系節全開ですね♪
更新ガンバです!

Re: Re: The world of cards ( No.3 )
日時: 2013/11/23 22:05
名前: 柚子 ◆Q0umhKZMOQ (ID: J8OhyeKI)

風死さん

どうも、こんばんわ。長く時間が空いてしまいましたが、コメント有り難う御座いますっ。
前作は、なれない三人称視点でしたので、新たにリメイクしてみた次第です。
王は、君臨するに当たって何が必要なのか。それを柑橘系なりに纏めてみました(笑)

最近は寒さも増してきましたので、お体には気をつけてください。
まったりと、できるときに更新していこうと思います^^


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