複雑・ファジー小説
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 正義ノ血飛沫【つまりは単純に更新が遅い】
- 日時: 2014/01/15 18:21
- 名前: nami (ID: uUM3T3.W)
special警察秘密部隊————
正義を語った裏組織。
歪んだ理論と「正」の前に、彼らが被った血飛沫は。
***
「special警察特殊部隊」のリメイクです。ご理解ください。
パクリじゃないので。
【目次】
>>1 キャラ紹介
>>2 *prologue*
>>4 >>5 >>8 >>9 ◆index.1 special警察秘密部隊◆
【お客様】
>>3 みか@ルシベル神 さん
>>6 ちょす@病み期なう さん
>>7 みか@ルシベル神 さん
※すみません都合上、レスは一番最後にまとめさせて頂いています。(現在のコメントレス >>11)
◇あ り が と う ご ざ い ま す◇
- ◆index.1 special警察秘密部隊◆ ( No.4 )
- 日時: 2013/12/23 15:58
- 名前: 栞 (ID: hap96gvm)
「ヒドイよね、ハル。あたしに対する仕打ち」
可愛らしく頬を膨らませて見せたのが、向井桜(むかい さくら)、十一歳の少女。
「電話中に騒ぐな、馬鹿。当然の注意をしたまでだ」
そう受けたのが外山馳遥(とやま ちはる)、こちらは十五歳、男子中学生。
三年間使って薄汚れたブレザー姿。
「だからって殴る必要はないでしょ!?」
「殴ってない。すこぶる殴りたかったけど殴ってない。軽くはたいただけだ感謝しろ」
「どちらにしろ暴力振るわれて感謝とか……! すっごく痛かったんだから!」
「おやおやそんなに体が弱くて“最年少の最強少女”って肩書きは務まるのか?」
「う゛……」
相変わらずのコミカルなやり取りはもう二年目。ハルこと外山が勝つのも変わらない。
田中美穂(たなか みほ)は苦笑交じりの傍観席。
「元気ですねー。流石、学生は若いですねー」
そう言う美穂は二十一歳。
成人したての女性だが、確かに体力は更年期に差し掛かったオバサンくらいだろう。
最上級の運動オンチ。
「そ、そんな、ミホさんだってやっとお酒が飲めるようになったぐらいの……」
外山は恥ずかしかったのか赤面しながらブツブツ呟く。
「でも私はそんなにエネルギーがありませんよ。コミュ症卒業したての元引きこもりですし。何しろ誇れるのはココぐらいのもんですから」
そう言って美穂はトントン、と自分の頭を叩いた。
明晰なその頭脳は、“special警察秘密部隊”が誇るもの。
しかも引きこもりで学校に通っていないのだからすごい。
人と話すのが苦手だったらしく、かなり年下の桜や外山にも敬語を使うくらいだ。
「あ、そういえばさっきの電話の内容は」
外山が思い出したように言い、
桜も、
「あ、あたしが暴力された訳を聞かせて頂かないといけないね!」
と賛同(?)した。
「ちょっと待って。もう一人来るから」
言われてみれば、さっきの桜のものとはうってかわって律動的な靴音が、廊下からこちらに向かってくる。
- ◆index.1 special警察秘密部隊◆ ( No.5 )
- 日時: 2014/01/05 13:02
- 名前: nami (ID: uUM3T3.W)
「こんにちは……。お、結構集まってるんだね」
そう言って入ってきたのは、色白黒髪美少年、黄瀬静霞(きのせ しずか)である。
「新しい依頼があります」
美穂が言う。
「聞こう」
外山と桜が思い出したように美穂に向き直り、
黄瀬も足を組んで椅子に腰かけた。
実はまだ全員メンバーが揃ったわけではないが、それは仕方がないとしよう。
「銀行です」
美穂はさっき電話中に走り書きしたメモ帳を取り出しながら、そう言って話し出した。
- きゃははははははははははははははははははははははははは ( No.6 )
- 日時: 2013/12/27 15:47
- 名前: ちょす@病み期なう (ID: 8.dPcW9k)
ひさしぶりいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
珍しくパソコンからなんだけど打つの大変
続き書いてよ〜
というわけで、続き待ってます(//▽//)
- Re: 正義ノ血飛沫 ( No.7 )
- 日時: 2013/12/27 20:37
- 名前: みか@ルシベル神 (ID: 8.dPcW9k)
やっぱnamiさんの小説おもしろいです!
ちなみに私中1なんですけどnamiさん何歳ですか?
- index1 ( No.8 )
- 日時: 2014/01/09 17:53
- 名前: nami (ID: uUM3T3.W)
日田銀行(にったぎんこう)。
今から彼らが向かうのは、その会社だった。
「それにしても、すごく大きな会社ですよねー」
「そうですね。で、そこの社長さんが、貸借履歴の隠蔽、改竄などを行っているようで。気づいて意見した者は次々クビになっているらしく——」
こう言葉は続いた。
「殺して欲しいと。匿名での依頼です」