複雑・ファジー小説

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Heaven or Hell?
日時: 2014/04/12 11:31
名前: 翔 (ID: XWukg9h6)

初めまして、かけるです。

タイトル…天国か地獄…
何故自らハードルを上げてしまったのか…w

小説を書くのは好きですが、何分上達しません…
感想、アドバイスくれると大感激します。
それでは…



‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾

「………人生ってつまらねぇな」

全ての始まりはこの何でもない台詞からだった。
これは俺の人生が180度変わる話。

今思えば、まるで夢のような物語。

序章
>>1 >>4 >>7 >>10 >>13 >>15

>>20 >>23 >>27 >>30

中心人物

小林 健人(Kobayashi-Kento)
この物語の主人公。16歳。
元いじめっ子リーダーで現在は学校をサボっている。
最近は人生自体に興味をなくし引きこもり生活、日々はネットか寝るの繰り返し。
人を信じることなんて不可能だと思う。
正義を軽蔑視する。他人からの言葉は大抵信じない。

立花 千里(Tachibana-Chisato)
主人公の幼馴染み。同じく16歳。
健人に密かに恋をしているが、強がりな性格が災いしいつも裏目に出てしまう。
健人の事が心配で毎日家に訪問する。
人を信じないで生きるなんて考えられない!
正義派。他人からの言葉を全て鵜呑みにしてしまう。

Re: Heaven or Hell? ( No.12 )
日時: 2014/04/06 02:16
名前: 翔 (ID: iNxht3Nk)

夕陽さんお目が高い……!
そうですね、夢オチじゃないことを期待して…w
また明日更新する予定です!

Re: Heaven or Hell? ( No.13 )
日時: 2014/04/11 10:17
名前: 翔 (ID: /IDVKD3r)

揺れはいつの間にか収まり、辺りは俺の部屋では無くなっていた。

アニメや漫画の世界では主人公が神々しい光に包まれ思わず目を瞑り、眩しい…とでも言うのだろうか。
しかしこちらは逆に真っ暗の世界に包まれていた。
そうだな…ずっと電気のついていた部屋にいて、消灯した直後、とでも言えば伝わるのだろうか。
あの何も見えない…あれだ。
その場合は時期に目が慣れてくるので問題ないのだが、今現在の暗闇は慣れそうにない。常に真っ暗闇である。

そして何故か空気が悪い。
居心地も決していいものとは言い難い。
気持ち悪い。目眩と吐き気がする。
千里もどこにいるのか全く分からない。
気付くと俺はその後意識を手放していたようだ。
既に意識を飛ばしていた千里の隣で。


意識が戻り、重たい瞼をゆっくりと開ける…
が、何か嫌な予感がするのでもう一度瞼を閉じて寝てしまった…





「あらあら…まだ餓鬼じゃない、可哀想に。坊やの方はまぁまぁ可愛い顔つきしてるわね…襲っちゃいたいくらいね、流石の私にも殺す罪悪感つきそう♪」

「いやぁ、女の子可愛いなぁ…後でお話しとこっと、きっと僕の手で殺す事になっちゃうからねぇー、僕ってどこでも罪なお・と・こ♪」

当然寝ているのでそんな声なんて知る由もなかった。
………とはいかず、狸寝入り…仮眠状態であった俺はしっかりと聞き取っていた。
しかし、頭が回転せず…眠りにつく事にした。

回転しない頭で唯一考えたのは

まさかこれ永眠になったりしないよな?

お前ら誰だ、ここはどこだ、これから何が始まるんだ。
そんなベタな疑問より永眠の恐怖の方が先だった。
だって誰もいないならまだしも、不気味な雰囲気を漂わしている男女と同じ空間にいるのだから。

Re: Heaven or Hell? ( No.14 )
日時: 2014/04/06 10:39
名前: 智菜 (ID: /dHAoPqW)


こんにちわ。
この作品は今まで見てきた作品とは
違う何か引き込まれるものがありました。
すごいおもしろいです!!

これからも更新がんばってください!!
応援しています。

Re: Heaven or Hell? ( No.15 )
日時: 2014/04/11 10:20
名前: 翔 (ID: /IDVKD3r)

俺が目を覚ますと、まだ千里は眠っていた。
現在俺たちの目の前にはソファーとテーブルがあり、先程の不気味な男女が楽しそうに話している。


………いいや?2人の間に小柄な男がいる。
いかにも気弱な雰囲気を醸し出している。
案の定不気味な男女に質問攻めされて困惑した様子だ。

俺は嫌悪感に襲われながら体を起こす。
一瞬ビリビリと体に電撃が走ったような気がしたが気にしないでおこう。
そんなことよりどんどん人数が増えている。
人間嫌いの俺にはとてつもなくキツい現状だ。
そんなの表情には絶対出さないのだが。
まず頭の中で整理をする為に、辺りを見回し、観察する。
ここはどうやら館のようだ。
イメージはモナコ公国に近いかもしれない。
パッと見は綺麗なシャンデリアや絨毯がある高価そうな空間なのだが…
所々に笑っている鬼の飾りがついているのが何とも不気味だ。
鬼の額にはそれぞれ数字が書いてある。
全部で1から12まで。
しかし、鬼の飾りは何度数え直してみても13だった。
1つだけ何も書いてないのだ。
それが何の意味を表しているのか全く想像がつかない。


すると最初の女が俺に手招きをしながら話しかけてくる。
「そこの女も起きたようだし、坊やもおいで♪私のと・な・り・に♪」

その言葉に反応し、隣を見ると千里が「いたた…」と頭を抱えながら起き上がろうとしている所だった。
まだフラフラしている千里と共に人の集団の所へ向かう。
え?どこに行ったか?その女の隣に行く訳ないだろ。
俺がそこまで阿呆だと思うか?
当然の如く、そいつから1番遠い位置に座った。

「生意気な坊やね、そのお陰で気兼ねなく殺せるわ…ありがと。」
と舌打ちと共に女が囁いていたことなんて知らない。
だって1番遠い距離なのだから。


不気味な男の方がニヤニヤしながらこの重々しい空気など無視して呑気に話始める。
それが尚更恐怖を倍増させた気がした。
「さぁー、自己紹介、始めちゃおっか♪ねぇねぇ、そこの女の子僕の隣来てよぉ…あ、膝の上でも良いよっ?」

話の内容まで空気読まずなのか…
同性である俺はドン引きというか何というか…
馬鹿なんだなぁと本気で思っていたし、引いていた。
千里は涙目になりながら必死に首を横に振る。
そして俺の腕にしがみついていた。
ま…今回は許してやるか。
いつもニコニコしている千里がこんなに震えているのだ。

「ちぇぇーつまんないのー…ま、いいや」

その言葉に被さるようにどこからかアナウンスが聞こえる。

【人生に不満がある諸君、Heaven or Hellへようこそ。今から会場へ移動してもらう説明や紹介は全てそこで行う。直ちにドアに時計がついている部屋へ移動しろ。】

ここ広いんだからどこの部屋だか説明してほしいものだ…
相変わらずの上から目線と嫌味ったらしい口調はもう気にしない。そんな余裕はもうない。
部屋は案外簡単に見つかってしまった。
何故なら突然目の前に現れたからだ。
………部屋が動いたのか俺たちが動いたのかは分からない。
とにかく一瞬で辿り着く事が出来たのだ。


どうやらこれから過酷なサバイバルゲームが始まるらしい……

Re: Heaven or Hell? ( No.16 )
日時: 2014/04/06 11:23
名前: 翔 (ID: YxUxicMi)

智菜さん、ありがとうございます!
そんなありがたい言葉を貰えるなんて何か申し訳ない…
引き込まれるですか…!それは良かった。

これからも読んでくださると嬉しいです!
期待を越えられるよう頑張りますね!


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