複雑・ファジー小説
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- シークレットガーデン-椿の牢獄-
- 日時: 2014/04/30 10:10
- 名前: 姫凛 (ID: pgLDnHgI)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=16274
-挨拶-
初めましての方は初めまして!そうでない方はまた見に来て下ってありがとうございます!
ダメダメ作者こと姫凛(プリン)と申す者でござんすっw
これは本編(第四章 監禁・脱走)を恥ずかしがり屋さんなムラクモ様目線versionの短編小説です。
簡単に言うとシレーナの過去編みたいたモンですねwほぼコピーしただけのパチモン小説って事ですw
これはネタバレ要素を含んでいます。バレバレのネタだから大丈夫だとは思うんですが…。一応、正体ENDを見てない人やこちらから見る人にはアレかな…と思われます。
URL上に本編、張ってありますので気になる方はクリックワープ!w
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=主な登場人物紹介=>>01
=用語説明=>>04
-story-
プロローグ+>>05+>>09
壱羽 誘拐+>>06+>>10
弐羽 探索+>>11-15
参羽 脱出+
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〜神様な読者の方々〜
*レム様
- Re: シークレットガーデン-椿の牢獄- ( No.7 )
- 日時: 2014/04/10 13:57
- 名前: レム (ID: JcxyhtqZ)
やはりムラクモ、ルシアが好きなのか?(・∀・)ニヤニヤ
それを認めようとしないとは……(・∀・)ニヤニヤ
ツンデレちゃんだねぇ(・∀・)ニヤニヤ
ルシアは気づいてないみたいだけど(・∀・)ニヤニヤ
どうおもってるんだろうねぇ(・∀・)ニヤニヤ
ル・シ・アは(・∀・)ニヤニヤ
いきなり(・∀・)ニヤニヤ連発すみませんm(._.)m
では、またまた。
- Re: シークレットガーデン-椿の牢獄- ( No.8 )
- 日時: 2014/04/11 15:23
- 名前: 姫凛 (ID: w7lzUlmG)
レム様
ルシアとムラクモはこの先どうなるんでしょうね?(・∀・)ニヤニヤ
楽しみですね(・∀・)ニヤニヤ
また来てくださってありがとうございます!
- Re: シークレットガーデン-椿の牢獄- ( No.9 )
- 日時: 2014/04/13 08:15
- 名前: 姫凛 (ID: reIqIKG4)
名前:ザンク
詳細:ドルファ四天王の一人。
残虐で血に飢え戦いを好むため、悪行を快楽としている。
とにかく非人道的な男。
名前:ユウ
詳細:ドルファ四天王の一人。ドルファが経営するコロシアムの支配者。
戦う事が大好きで敵味方関係なく勝負を挑んでくる。
素朴で乱暴な性格。殺す事だけに関しては天才的だが名前を覚えるのが苦手。
名前:ナナ
詳細:ドルファ四天王の一人。
ドルファが経営する裏カジノのオーナーで裏社会のボス。
独特の方言(京都弁)で話す。のんびりまったりとした話口調の中に時折、毒を吐きグサッと相手の心臓へ一突きにする。
彼女の持つ扇子は特殊な物で振るだけで、吹雪を起こせたり氷でできた槍を投げつけたり出来る。
趣味は賭博そして、ペット兼奴隷たちをいたぶること。
名前:エフォール
詳細:無口で、マシーンのような残虐な少女。
願望はなく、戦いそのものが目的である。
名前:ロザリンド
愛称:ロザリー
詳細:元々は寂れた貴族の家の娘だったが、ある日ドルファ社長、バーナードに拾われそれ以来バーナード敬愛し尽くしている。
見た目も中身も幼女だが年齢だけは結構イッテいる。加齢臭がするのが玉に瑕。
戦闘力は全くないが…まぁ、亀の甲より年の劫と言うやつで頭の回転だけは速い。
名前:バーナード
詳細:ドルファ社長。
冷静沈着、計算高く、自身の戦闘力も非常に高い。
- Re: シークレットガーデン-椿の牢獄- ( No.10 )
- 日時: 2014/04/16 17:26
- 名前: 姫凛 (ID: KIugb2Tf)
「アンタも来たんだ?」
メシアの生き残りが監禁されている部屋に着くと、先に来ていたユウとザンクが振り返る。
だいぶ待たせてしまったようだ。ザンクの奴が今にも暴れ出しそうな勢いで地面を蹴っている。
「待たせてすまない」
「別にいいよ」
「オレ様は待つのが嫌いなんだ。次遅れたらどうなるかわかってんだろうなぁ?」
「なにそれ?自慢?」
「あぁ?」
「やめろ」
「「ちっ」」
二人は顔を合わせるとすぐに喧嘩を始めてしまう。
血の気が多い事は良い事だが、周りに迷惑をかけるのはいけ好かないな。
まだブツブツなにか言っているようだったが、馬鹿はほって置いて、奴の顔見てみるか。いや…けして、寝顔が見たい…とかそゆうわけでは…って我は誰に向かって言っているのだっ!
「殺?」
「い、いや、なんでもないっ」
い、いかん。エフォールに様子をがおかしい事を気づかれてしまった。
ふぅー…緊張感がたりぬ証拠だな。こんな調子では任務に支障をきたすな。…もっとしっかりせねば。
鉄筋コンクリートで出来た部屋にポツンと置かれたベットを四人で囲むように立つ。
メシアの生き残りは気持ちよさそうにスヤスヤと寝ているようだ。…ちょっと可愛いな。
「ギャハハハッ!まさか、こんなに簡単に捕まえられるとわなぁ!!」
奴のちょっと?可愛い寝顔を眺めていると、ザンクの馬鹿が高らかに笑いながら言い出した。
「黙れ、ザンク。起きたらどうするつもりだ?」
こんな可愛い寝顔が見れなく…じゃなくて!今、面をしていない我がこやつら共にいる所を奴に見られたら王の計画が台無しだっ。そう!我はバーナード様の為に…。
「あぁ?起きたなら殺せばいいだけだろぉ!?」
ザンクは高らかに笑いながら言っている。いつもなら我も奴の事をあまりとやかく言わぬが、今日は駄目だ。奴を今ここで殺すのは駄目だ。
「…殺殺殺殺殺」
「バカか?貴様は?」
「なんだと…ユウ?」
「王に言われているだろ。メシアの生き残りはまだ殺すなと」
「ちっ、オレさまの知ったことかぁ!」
「殺殺殺殺殺殺殺…」
「つーか、エフォール!殺殺うるせぇ!!」
「…殺」
む。この空気は…いけない、またザンクとユウが睨み合っている。
このままではまた喧嘩を始めるだろう。なんとか話を逸らさねば…そうだ。
この前バーナード様が仰られてた、コロシアムの話を振ってみるか。コロシアムはユウの縄張りだし、ザンクのお気に入りだからきっとこの空気も何とかなるだろう。
「ユウ、コロシアムの景品はどうなった?」
「あぁ、ちゃんと用意しましたよっ」
「殺殺殺殺殺殺殺」
「誰だって?あの競馬大会で荒稼ぎしてた雌豚だよ」
雌豚?雌豚だと?…それはなんだ?食べ物か?あの豚肉の豚か?だが豚は豚だ。わざわざ雌豚、雄豚と言うのか…?
「あーーー!!殺したりねぇーー!!オレ様もコロシアムで殺しまくりたいぜぇ!ギャハハハッ!」
我が豚の事を考えているとザンクが殺したい、殺したいと駄々をこね始めたみたいだ。
あれが始まると抑える方は大変だ…。ここは遊びよりも仕事が大事だと教えておくか。
「ふんっ、ボクも遊びでうやってんじゃないんだ」
「ザンク。遊びたいのなら仕事をしろ」
「殺殺殺」
「あぁ?オレ様に命令するなぁ、雑魚ふぜいがぁぁぁ!!」
「やるかっ!」
「殺!」
いかんっ、三人が睨み合っている。
全くどうして皆こうも、血の気が多いのだ。そんなに戦いたいのなら、我がいつでも相手をするのに…。
いや今はそんな場合ではない。すぐにこの場を収めねばな。
「…やめろ」
「「叢?」」
三人共、武器を取り出すのをやめた。
ふぅ。危機一髪と言う奴が。…奴が怪我をしなくて良かった。
って!あーー、我は一体どうしたと言うのだっ!?何故、頭の中が奴の事でいっぱいなのだーー!!?
ハッ!?考えている場合ではない、何か言わねばまた怪しまれる。
「…休憩は終わりだ。仕事に戻れ」
「ちっ」
「ふんっ、わかったよ」
「殺殺殺」
三人はブツブツ言いながらも部屋を出て行った。
…二人っきりだな。こっそりとルシアに近づいて見る。
「スー」
色の白い肌が綺麗だ。いや綺麗を男に使って良いのか?…だけど
「……ッ!?」
あっ!?思わず手が伸びて、ルシアの…いや、メシアの生き残りの頬に触れてしまった。
我は何をしているのだっ!?相手は敵だぞ?バーナード様の理想を邪魔する者だぞ?そのような相手に気を許すなぞ…疲れているのか?
きっとそうだな…ずっと仕事ばかりだったからな…バーナード様に頼んで休みを貰ってみるか。
我は部屋を後にした。
だがこの時は気づきもしなかった。まさかメシアの生き残りがもうすでに目を覚まし我らの話を盗み聞きしてたなんて——
- Re: シークレットガーデン-椿の牢獄- ( No.11 )
- 日時: 2014/04/18 09:10
- 名前: 姫凛 (ID: KNMXbe0/)
+弐羽 探索+
メシアの生き残りが監禁されている部屋を出て行った後、我は休憩所ゆっくりと体を休めているとロザリーから通信が入った。
奴から通信が入るなど…。
「明日世界が滅ぶのか?」
「なによっそれーー!!叢、笑えない冗談はやめなさいよっ!!」
別に貴様を笑わせようとして言ったのではないのだが…。
ロザリーは頭がキーンと痛くなる、高いトーンでキーキー猿のように鳴いている。あぁ…五月蠅い。
「それで、用はなんだ?」
「あっそうだった…」
我が問いかけるまで自分がなんの為に電話をかけて来たのか忘れていたのか?なんなのだ。こやつは…。
「アナタ最近調子に乗ってるんじゃないのっ!?」
「はぁ?」
何を言っているんだ。こやつは?
いつ我が調子に乗ったと言うのだ。我はいつも命令された事を忠実に行っているだけだ。
「とぼけんじゃないわよっ!!」
「どぼけてなどおらぬ。貴様の勘違いだ」
「違うわ!アナタ、メシアの生き残りを捉えてバーナード様に気に入られようって魂胆ね?」
あぁ…そうゆうことか…。
ロザリーの奴は心の底からバーナード様様を愛している。一人の男として。
だからこそバーナード様の側近の我が気に食わないのだろう。
我もバーナード様の事は敬愛しているしな。
「そんな事、考えてなどいない」
「そ、そうね…。そんな事しなくても、すでにアナタはバーナード様のお気に入り…」
通信端末の向こう側でロザリーがもごもごなにか言っている。
何を言っているのだ?よく…聞こえない。
通信端末をもっと耳に近づけようとしたその時だった。
「ムラクモさーん」
誰かに肩を急に掴まれたのだ。
通信端末はその時に、なにか察したロザリーが電源を切ったようだ。
昔から奴は勘だけは鋭い女だった。
「ひゃぁぁぁ!!?」
「わぁっ!?」
不覚にも我はそれをお化けだと勘違い…いや別に怖かったわけではない。
殺そうと…いやお化けはもう死んでいるのだったな…。じゃあ、倒そうとして飛び上がり、驚いたふりをしたのだ。ふりを、したのだ!!実際には全然驚いていないっ!!
お化けよっ!成敗してくれるっ!と振り返るとそこには…
「…ぁ、あぁ…ルシア様」
監禁しているはずのメシアの生き残りが立っていたのだ。
何故だ?部屋の鍵はしかっりとしめたはずだぞ?なのに何故、奴が今ここに、我の目の前に立っているのだ?
「ご、ごめんなさい!驚かせるつまりはなかったんです。ムラクモさんを見つけたからつい…」
どうやら我が叢だと気づかれていないようだ。
こやつは…素直というか…純粋というか…なんだか見ていると胸が苦しくなる…。
やはり我は何か、悪い病気にかかってしまったのか?
「…ってまたですねっ」
また?またって何がだ?
……あ。
「そ、そうですね。たしか前にもこんなやり取りを…」
心当たりはある。だがそれを認めたくない。
我は適当な愛想笑いでその場を乗り切ろうとする。今ここでかやつに我が叢だと知られるのはこれからの任務に支障ををきたす事となるからだ。
乗り切ろうとしたのだが…。
「あっ、こんなところで笑っている場合じゃ、なかったんだ!ムラクモさんっ」
「は、はいっ!」
なっななななんだっ!?
何故、こやつは我の手を握るっ!?どうしてこんなっ、まっすぐな視線で…我を…見つめるんだ…。
ま、まさか…これは…こ…
「ここは危険です。一緒に逃げましょう!」
「へっ?」
はい?なんと言った?思考が停止し、よく聞こえなかった。
「とにかく、一刻も早くここから逃げましょう!」
なんと言ったのか聞こうとしたが、ルシアは強引に我を何処かへ向かって引っ張って行く。
なっ、なんなのだっ、こやつはっ!?理解不能だ!!
どうして…我は連れ出されようとされ…嬉ししいのだ…何故…どうして…。