複雑・ファジー小説
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- 【僕らの】10月の神隠し【リリス】
- 日時： 2015/02/19 06:23
- 名前： 銀朱 （ID: KF4wky37）
- 参照： http://www.kakiko.info/bbs3a/index.cgi?mode=view&no=232
初めまして、銀朱こと、朱銀です←
2月かもしくは３月の間に新しいなりきり掲示板で
指名制恋愛、【10月の神隠し】を立てる予定で
それに伴い、世界観や設定を書いていきたいと思ったので小説板にお邪魔致しました、宜しくです
前世の記憶、旧スレなんですよね
後、女性キャラは無理と判明し前世の記憶というスレ以降の自身が立てたスレに女性キャラは作らん
そもそも私は女だが女の気持ち全く知らんし客観視しか出来ん←
スレ主は中文スレ作っていますが
小説となると..色々とさらに残念にド下手になります、ご了解下さいませ
本編をお読みになる際には下記の注意事項をお読み下さいませ
・此方はファンタジー系恋愛です
それなのにグロ、ホラー(？)とか入ります
一応恋愛ものですがR18になったら行為を飛ばします、グロは飛ばしません←
・本体は中３(の予定←)の女で、成績芳しくない馬鹿で心が狭い、とても心が狭い(重要なので)..まあけどR18好きです
・誤字脱字はあります、いっぱいあると思いますが見直しして音読する意気込みでいるので指摘しないで無視して下さい
・グロとかありますがそこまで気持ち悪くなるようなリアリティーはないと思います、文才ないので
・無論真似、中傷、無断転載する行為は禁止
・物語においてあれ？可笑しくない？何でという事もただあると思いますがそういう世界、物語です
・ヒロインは所謂指名制恋愛の参加者(予定)、
ヒロイン以外のキャラは所謂指名制恋愛の指名するキャラとなりますね
・スレ主の更新日は不定期です、遅いです..主に前世の記憶のスレに煮詰まる時や思い付いたらという感じですのでご理解下さいませ
・何故秋か夏で迷ったのか..それはそれは物語の中で
ですが基本ファンタジー系のほのぼの、シリアスを目指している感じです←
スレ設立日 01月28日
- Re: 【僕らの】10月の神隠し【リリス】 ( No.3 )
- 日時： 2015/01/29 01:04
- 名前： 銀朱 （ID: rS2QK8cL）
目次
プロローグモドキ
登場人物
序章
第一章10月の神隠し
第一話「」第二話「」第三話「」
第四話「」第五話「」第六話「」
第七話「」第八話「」第九話「」
第十話「」
第二章10月の迷子
第三章10月の秘密
第四章10月の嘘
第五章10月の真相
第六章10月のmelody
第七章10月のお祭り..等
- Re: 【僕らの】10月の神隠し【リリス】 ( No.4 )
- 日時： 2015/02/03 03:04
- 名前： 銀朱 （ID: cYeSCNTQ）
序章
10月は何の日？その問いに答えられる人は何人居るのだろう
..10月という括りでいうと答えられる人は少ない或いは居ないと思う
10月30日とか10月31日って云えば答えられる人は多いはずで..こう答えがくる
ハロウィンと..最近の人は仮装パーティーとかお菓子くれるまたは悪戯出来るという考えや感覚で楽しんでいるのを見かける
..ハロウィンは何を思い浮かぶ？
魔女や、黒猫..狼男、ミイラ男、吸血鬼とかか？
肝心のジャックはただのカボチャになったか..それはそれは..
人の想像は....別世界を作るんですよ、その想像が多ければ..ね？
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
狂ったのは何時だ？作られた世界に此処に来たのは..何時だ？そんなもの、忘れた
この世界にはこの国には..人が要らなくなったガラクタだらけだ
硝子に映るあちらの世界に居る人、僕らには..リリス候補を探す以外は此処から..出る事は叶わない
..リリスそれは..人が想像しなくなった人物の名、語り継がれるはずだった物語を繋ぐ中心人物で
僕らの大切な人っていう事以外..何一つ分からない..いや..そのリリス候補が本当のリリスになったら分かる
..この国に名前はないし..この国以外は語り継がれている国と人物たちだ..こんな安定していない国は
..他に無いだろう、和と中世の建物が交じり、夕方か夜しか訪れない国、鎖国している訳もはずもないが
何故か..他の国に行けずこの国に戻ってきてしまう
...リリスが居ないこの国は他の国でいう主人公が居ないという状態だ
まあ、でもあちらの世界から送り込まれるガラクタは再生し壊れていない玩具、縫いぐるみ、つまり元に戻って、動き始めるし喋る..自我が生まれる
つまり、命があるんだ
けど..僕らがガラクタをある程度直し息をかけなきゃ..再生しないし自我が芽吹く訳ないけど
動く事、けたけたと笑う事は出来るし刃物を出して..僕らやリリス候補を襲おうとする事が出来るからただの殺人鬼みたいだけど
可愛いし面白いよ？..まあそのせいで多くのリリス候補死んでしまったけどさ
後、この国は..君らで云う..ハロウィン調だから僕らの住んでいる所以外は建物が崩れている..廃墟だけど
見た目とは裏腹に中は機能している場所もあるし機能してない本当に廃墟って所もある
まあ、こんな感じかな..僕らの国は
- Re: 【僕らの】10月の神隠し【リリス】 ( No.5 )
- 日時： 2015/02/24 08:34
- 名前： 銀朱 （ID: KF4wky37）
本家ー第一話「名もない国」
『ヒュウゥー..バコッ』
「いっ？！..ちっまたか..」
と僕の隣で歩いている、獣耳を生やした銀髪の青年が空から降ってきた雨ならぬ
原型が辛うじて分かる玩具をもろに頭から受けて、その衝撃か少し離れた地面にガラクタになった玩具が落ちた
彼はその玩具をわざわざ拾いに行くと機械仕掛けの犬の玩具を鷲掴みにして、
忌々しそうに玩具を見ながら静かに言うと空を見上げた
紫が掛かった夜空、今日の天気は玩具..水曜日は決まって玩具が空から降ってくる
勿論、全てガラクタだ、傷んだり壊れたり..忘れさられたりした玩具がこの国に..この国の住人としてくる
名もない国、名前すら決まっていない国..しいて云えば歪なオモチャの国だ、僕はそう呼んでいる
「おい..何とかしろよ、今日は水曜日じゃねぇはずだろ？ルイス」
と徐々に玩具が降り始め、渋々傘を差していた僕の傘に入ると入る事の断りを入れずに言って此方を見ている
彼が言ったように僕の名はルイス..いや、ルイスと呼ばれている
..ルイスと呼ばれる前にちゃんとした名前があったが憶えていない
ただあったという事は記憶にある
「何とかって..確かに決めるの僕の仕事だけど、ノーズ、たまには水曜日にしなきゃさ..」
と再び隣に来た彼ににこやかに
ヒュンヒュンという感じに激しさを増している玩具の雨に今日は激しいな..と他人事のように心の中で呟きながらそう言った
こりゃ晴れたら大変だ..にしても物を大切にしてないなぁ..あちらの世界の住人は
「嗚呼？ルイス..てめ、水曜日にしたならしたと報告、或いは知らせろって言っただろうが！」
- Re: 【僕らの】10月の神隠し【リリス】 ( No.6 )
- 日時： 2015/02/24 08:36
- 名前： 銀朱 （ID: KF4wky37）
「嫌だなー..僕はちゃんと使いに知らせるようし..嗚呼、ガラクタにやられちゃった..かな？」
と隣に居るのも関わらず、かっという具合で目を見開き、吠えるような感じで怒鳴るノーズに心外だと言わんばかりに間を入れずにそう言った
まあ、こう見えても..僕らの中では一番料理が上手いから..見かけと性格に似合わずだけど
僕が言うノーズの性格はちょっと短気なおかんかな？
「あー..なら、仕方ねぇか..つーか、ガラクタがなくなるまで水曜日にしねぇって言わなかったか？」
とあっさりと納得し歩き始めた僕に合わせるというよりは
濡れたくないみたいで傘からはみ出ないようにノーズも歩き始めながら僕に聞いてきた
いやいや、確かに言ったけど少し違う
正しくはガラクタが減ってきたら水曜日にするからと言ったんだ
うーん、どう聞いたらそういう解釈になるんだ？ノーズは
「それはそうだけどさ..降らせないと建物が一つ減っちゃうし..住人が沢山居れば居るほど建物が増えるからさ」
と口から言った言葉も本当のことだが水曜日にする理由はもう一つある‥それは
ガラクタ達と戦闘することだ、僕は直すよりも、命のないガラクタが僕らに敵意を向ける、その事が好きなんだ
変わっているかもしれないけど…それが人間味らしいとガラクタなのに憎悪がある、敵意があるなんてさ
人間は…綺麗じゃないと知らせる、ガラクタになっちゃった玩具だけど人間が好きだと言っているみたいでこのガラクタ達は人間に愛着あるんだと思う
..建物は煉瓦風な外観とか..京都とかにありそうな..和風のものが多い
..まあ、全部廃墟みたいなもんで天気はあちらの世界と変わらない..雪は降らないけどさ
嗚呼、玩具の雨の場合は当たるって言うんだった、当たると怪我したり、当たった所が汚れたりするから
忘れ去られた玩具が名もない国に送られて当たったら埃まみれになるしね、ぬいぐるみならさ..後は分かるよね
「..確かに、降らせねぇと一日中もしくは三日位玩具の雨だしな、ある程度此処に送んねぇと..今いる住人が狂っちまうしな」
と半ば諦めに近いような声音で僕の言葉に答えて、遠い目をしているノーズ
「だね、もう一過性の薬物に近い状況で皆何処かいつも以上に狂う」
とノーズの言葉に同じように遠い目をして言った、ずっと降らせないようにするなんて自殺行為だ
..命の奪い合い、狂気に捕らわれ住人はガラクタ達と同じように他の住人を襲う、いつも以上に狂うという言葉は何か違うような気がするが
僕らは常に人間と違う狂った思考を持っている、それに殺したい、壊したいという衝動が加わるだけ
まあ、僕からするとその衝動が今よりも強くなるだけで何も変わらない
誰だって..誰かに裏切られたら、裏切られる前に
自分の手で終わらしたい、壊したいと思うと僕は感じている
- Re: 【僕らの】10月の神隠し【リリス】 ( No.7 )
- 日時： 2015/02/24 08:39
- 名前： 銀朱 （ID: KF4wky37）
本家ー第二話「管理者」
「けど、俺らは死ぬ事がねぇからな..」
と僕が言った言葉以降暫く無言で歩いていたノーズは今頃さっきの会話の続きのように呟く
無言だったのは、考えていたからか
..ノーズらしくないなぁ…嗚呼、リリス候補と恋仲だったからかな
ついこの間までは..リリス候補の人居たからね
リリスになるのはなりたいと言ってなれる訳じゃないから..
僕らの中でリリス候補を案内する人とか色々指名してもらい..
所謂役職をリリス候補から正式にもらうんだ、物語に必要だからさ
..それで、僕らの中から誰かと恋仲になって、リリス候補が居たいと思わせなきゃいけない、
現空世界の事を..過ごした記憶を塗り替えなきゃならない..塗り替えても今の性格に支障がないか生活に問題ないかとか..色々やる事がある
中でも重要なのは..ノーズが言った死ぬ事がないという言葉だ
死ぬ事がない..けして強いとかそういう意味合いで言った言葉じゃない
僕らは..死ぬ事を許されてない、死ねないんだ..痛感はある、五感もある..ただ死ねない体というだけの事、その事が...問題なんだ
「..この間のリリス候補、あの子は唯一最終まで行けた人だったんだけど..まだ思ってる？」
と独り言のような何とも言えないノーズの呟きに
彼の傷を塩で塗るように少しお熱いねーと言わんばかりくすりと笑いそう言った
死ぬ事がないのは心臓が抜かれているからなんだ、抜かれて..別の人が、ジャックが持っているんだ
心臓の管理というよりは..もっと違う感じだけどね
ジャックは..あの世とこの世の管理者と呼ばれているからさ
僕らはジャックに逆らえない、唯一無二の管理者
リリス候補の心臓も管理する事になっているからさ..恋仲になって初めて逆らえるようになる
いや、しないといけない..リリス候補が残るにしろ、残らないにしろ、命を還さないといけない
ただ恋仲..所謂、恋人になっている二人が
自身の心臓を元に、あるべき所に戻さないと物語は終われない
恋人になった二人以外の住人はリリス候補の心臓を奪い合うからね、リリス候補、リリスが大切だから
リリス候補、リリス..が皆好きだからさ
恋仲になれないならリリス候補の心臓を..食べてしまう
皆、皆そうなってしまうんだよ、分かるかな？
他の住人のものになってしまうのならば、壊したいと云う、思うようになってしまうんだ