複雑・ファジー小説
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 魔王様と落ちこぼれサキュバス。【オリキャラ募集停止】
- 日時: 2015/10/05 12:27
- 名前: ゐずみ (ID: q9W3Aa/j)
おはこんばんちは、駄作者ゐずみでっす!
実はコメディの方に書こうと思ったんですがファンタジックなとこもあったのでここに移しました!
オリキャラ募集について >>1
世界観>>2
登場人物>>5
物語
第一話『フレア=リティニア』>>6 フレアside
第二話『魔術学園』>>9 引き続きフレアside
第三話『フリーア=ロカナディア』>>16 引き続きフレアside
第四話『青蓮伽凛の憂鬱』>>22 伽凛side
第五話『魔王様のご登場』>>23 フレアside
- Re: 魔王様と落ちこぼれサキュバス。【オリキャラ募集中】 ( No.5 )
- 日時: 2015/10/05 12:37
- 名前: ゐずみ (ID: q9W3Aa/j)
【登場人物】
とりま主人公だけ。
フレア=リティニア
落ちこぼれサキュバス。
反省はするけど後悔はしない。神経図太い。ドジ。金髪に赤眼。
フリーア=ロカナディア
理不尽な少女。アイスブルーの瞳に藍色の髪。
魔王様に依頼されているらしい。
【オリキャラ】
あゆりんさん→クリスタ=オトマリス/アイリス デーモン ♀ >>12
HIROさん→ロッソ オーガ ♂ >>13
今後もいろいろ増やします。
- Re: 魔王様と落ちこぼれサキュバス。【オリキャラ募集中】 ( No.6 )
- 日時: 2015/10/01 13:19
- 名前: ゐずみ (ID: d4ff9UDO)
どうしてこうなったのだろう。
目の前には銀髪赤眼の美形の男。
男の横にはオーガと見られる桃色の髪に蒼い瞳の小麦肌の少女と、種族はわからないが金髪に琥珀色の瞳の美少年が立っている。
「さて、始めようか?生徒会入会試験。」
私は思わず頬を引きつらせた。
***
さて、何故こうなったかの原因を振り返るとしよう。
私は、サキュバスだ。
魔族の中でも珍しい♀のみの種族。
その真骨頂は誘惑である。
♂を謎のフェロモンと抜群なスタイルにより誘惑し、生気を吸い取る。
実に厄介な種族だ。主に男に。
そんな種族の中でも私は特殊だ。
別に誘惑の術がすごいとかじゃない。むしろ逆だ。
そう、落ちこぼれなのだ!
サキュバス特有のナイスバディも謎のフェロモンもない。
あるのは唯一得意な幻術のみ。しかしサキュバスはもともと戦闘系魔族ではない。
サキュバスにとって誘惑ができないというのは死に瀕すこと。先ほども言ったが、戦闘系魔族ではないため身体能力はゼロといって等しいのだ。
そんな私は種族の中で冷遇されていた。
私は考えた。どうすれば認めてもらえるのか。
巨大な宮殿の中に入り、族長への面会を申し込む。
受付嬢は落ちこぼれの私を知っていたようで、嫌そうだったが自分の職種上拒否はできない。だがちょっとした嫌がらせはしてきたが。
「族長。いい加減私はこの状況から抜け出したいんです。」
キッ、と鋭い眼差しで宣言する。
そこで足を組む、族長ことカレンシア=ロギシティアはめんどくさそうにこちらを見る。
族長なだけあってその美貌は計り知れない。
「まあいいんじゃないかしら?」
「なら試験をくだざい!」
適当にあしらうつもりだったようで、そうはさせじと即答する。
私のようすにカレンシアは肩を竦め、足を組み替えた。
「そうねえ。魔王様みたいな大物を誘惑して自分のものにできたら族長の座を渡してもいいわよ?」
カレンシアはニンマリと笑い、「どうせできないだろうけど。」と言った。
挑発に乗りやすい私は、無論受けた。
「学園で大物落としてきてやりますよ!魔王様でもなんでも!」
後ろでカレンシアがけらけらと笑っているのに気付かずに。
- Re: 魔王様と落ちこぼれサキュバス。【オリキャラ募集中】 ( No.7 )
- 日時: 2015/10/01 16:48
- 名前: 風死 ◆Z1iQc90X/A (ID: pcVc9ZHc)
始めましてゐずみ様、風死と申します。
キャラ募集と聞くとなぜか、足が進んで仕方ない性癖です(黙れ
さて、1つアドバイス。良くあるファンタジーの世界観と説明されていますが、幾ら物語り上で説明するにしてももう少し説明を加えたほうが良いかも知れません。それによって興味をそそり、少しでも見てくれる人が増えるかもしれませんよ?
近いうちにオリキャラ投稿するかもしれません。
そのときは宜しくです。
- Re: 魔王様と落ちこぼれサキュバス。【オリキャラ募集中】 ( No.8 )
- 日時: 2015/10/01 17:26
- 名前: ゐずみ (ID: d4ff9UDO)
風死さん
ご来店(?)ありがとうございます!
キャラ募集にしたのも参照増や…ごほんごほん。
アドバイス、どうもです!
そうっすねえ。世界観はなんとなくこんな感じだよ!っていうのを伝えたいだけなので。
まだ説明してないところは物語にてなるべく詳しく説明したいと思います!
コメントどうもありがとうございました!
- Re: 魔王様と落ちこぼれサキュバス。【オリキャラ募集中】 ( No.9 )
- 日時: 2015/10/02 16:42
- 名前: ゐずみ (ID: d4ff9UDO)
早速入学式の日、私は学園指定の制服を着て挑んだ。
色とりどりな花に囲まれ、『入学式』と書かれた広い壇上に、ダークエルフと見られるモノクロを着けた教師が上がった。
「あー、学園長は今日はいないから代わりに私こと『アヴェリ=コールディア』が説明とか色々しまーす。」
ざわりと入学者達に波紋が広がる。『コールディア』と言えばダークエルフの名門なのだ。
アヴェリは静かにー、と咎めると、説明を始めた。
学園は14歳から20歳の者までが通い、入学は何歳でもいい。
授業は三種類ある。
魔術の向上を目指すものは『ルギア』。剣術等の向上は『ラギヴ』。勉学の向上は『リガト』。
この三つの授業の中から行きたいものを学期毎に決め、学園に提出すると学園からその授業を受ける資格が貰える、ということらしい。
「えー、この大講堂を出たところに寮の場所書いた紙張ったからー。じゃ、私はこれで終わりー。」
ばいばーい、と気だるげな様子で、壇上から降りた。
+++
入学生達はがやがやと大講堂の出口前で自らの寮の場所を確認していた。
出遅れた為、後ろ側になってしまいよく見えない。
しょうがない、とサキュバスや悪魔等が所有する蝙蝠の羽を羽ばたかせ軽〜く飛ぶ。
自分の名前を見つけ、詳しい位置を確認しようとした時。重心が後ろに傾き、突然視界が反転した。
「ちょっ、危ない!」
慌ててクッションの幻覚を実物体込みで生成する。
幻覚には二種類あり、実物体がないものと、あるものだ。
はっきり言って実物体込みだと気力の消費が激しく、滅多に使わない。
しかし軽〜くとはいえかなりの高さだ。落ちたら結構痛いだろう。
そんなことより、私の羽を引っ張った張本人は誰かと振り返る。
そこには、超絶美『幼』女がそこら辺に転がる石ころを見つめるような冷たい目で私を見つめていた。