複雑・ファジー小説
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- 付喪神と守護する者
- 日時: 2015/11/20 20:54
- 名前: 希都 (ID: yLYdLExj)
「ねぇ、私と取引しない?」
俺は妖と取引をした。
閲覧ありがとうございます!
駄作ですが楽しんでいただけたら幸いです。
目次
登場人物>>1
本編>>2 >>4 >>7 >>10
- 付喪神と守護する者 ( No.1 )
- 日時: 2015/11/12 19:35
- 名前: 希都 (ID: mNBn7X7Y)
登場人物
・月宮 湊 ツキミヤ ミナト
普通の高校生だったがもともと妖が見える性質だった
ある日妖の巴月 ハヅキと取引をしてこちら側の世界に足を踏み入れてしまう
両親は幼いころに亡くし、一人暮らし
武器は大剣
・巴月 ハヅキ
付喪神
湊と取引をして湊の中に入り込んでいる
詳しいことは謎
・九条 鈴音 クジョウ スズネ
九条 鈴音 クジョウ リンネ と双子
黒髪のおかっぱ頭
悪い妖には成敗を、良い妖には救済をがモットー
武器は弓 普段は右目を包帯で隠しているが武器を使うときに外れる
守護者
・九条 鈴音 クジョウ リンネ
九条 鈴音と双子
黒髪のおかっぱ頭
悪い妖には成敗を、良い妖には救済をがモットー
武器は札 普段は左目を包帯で隠しているが武器を使うときに外れる
守護者
話が進むと登場人物欄が増えていきます。
- 付喪神と守護する者 ( No.2 )
- 日時: 2015/11/12 19:37
- 名前: 希都 (ID: mNBn7X7Y)
生まれた時から妖とかいう類のものが見えてきた俺は少し、いや大分精神的にやられていた。
親が死んだ理由なんて妖以外のものでもなかったし、毎日遅刻するのも妖が俺にちょっかいをだしてくるからだ。
だから16年生きてきていて良いことなんて片手で数えられるくらいしかない。
あとどれくらい妖を見るたびに怯え、近寄られるのだろう。
正直こんな日常とはおさらばしたいなんて思っていた。
事が起きたのはいつもと同じように明日に備え寝ていた時だった。
『ねぇ、私と取引しない?』
夢の中に出てきた白い長い髪の小さい少女が俺に話しかける。
「取引?」
俺がそうたずねると小さい少女は笑った。
『そう、取引。私にあなたの身体を私にちょうだい?そのかわり、』
「そのかわり?」
『あなたのいらない感情、いらない性質、必要な力、あなたの願いを叶えてあげる。』
「おれの、願い。」
怯える感情、妖が近づいてくる性質、妖を倒す力。
すべて叶えてもらうことができる。
でも、それが叶ってどうなるってんだ。
そう思った俺を見透かしたように少女は口を動かす。
『憎いでしょ?両親を殺した妖が。妖がいるからあなたは不幸なまんまなんだよ?殺したいほどに憎いんでしょう?』
「あんたは誰だ。」
『あなたが嫌う妖とでも言うべきかしら。』
「お前も妖なんじゃないか。」
『勘違いしないで?私はそこらの妖なんかじゃないの。私は妖を殺したい。あなたと一緒なの、湊?』
「信じられねぇな」
『私は巴月。信じてみる価値はあるわ。妖を憎んでるなら。』
妖を憎んでるなら。
憎んでるにきまってるだろう?
『私と取引をしましょう、湊』
もし取引をすることで力が手に入るなら、、、
「……わかった。その話のった。」
のってみる価値はありそうだ。
そういうと少女は笑い俺に近づき胸板を押す。
ポゥッ
少女から光が出る。
『契約のもとに我に身体を授け、そなたの願いを聞き入れたまう。我の名は巴月、そなたの名は湊。』
そうこれがすべての始まりだった。
- Re: 題名募集中! ( No.3 )
- 日時: 2015/11/07 08:46
- 名前: 榊 善彦 (ID: gwo7dxKL)
黄経院つくも
- 付喪神と守護する者 ( No.4 )
- 日時: 2015/11/12 19:39
- 名前: 希都 (ID: mNBn7X7Y)
朝、目を覚ましたら自分の体に違和感があるのに気づいた。
「なんだこれ。」
ふとさっき見た夢を思い出す。
まぁ所詮は夢だ。契約とかわけわからんもの本当になるわけがない。
最近疲れてたんだな。
そう自分に言い聞かせ学校に行こうとした時だった。
『クスクス。ゆめなんかじゃないよ?』
自分の体の中から声が聞こえる。
「夢じゃない?」
変な感じだ。自分が自分じゃないみたいな。
でも、あれが夢じゃないんだったら、
『もう湊は妖を倒す力を持っているよ?』
妖を倒すことができる。
俺はすぐに服に着替え、外に飛び出した。
妖を見て怯えなくなったし、妖も近づいてこなくなった。
「すげぇよ、これ。」
そう俺が呟くと巴月は言った。
『妖を倒してみたくない?』
その言葉に俺はひどく惹かれ気づけば
「倒してみてぇ。」
そう口を動かしていた。
『なら、思うままに、感じるままに呪文を言ってみて。』
無茶難題を言ってくるな。そう思ったがなぜか頭の中にスラスラと文字が流れてくる。
「我の中に入りし妖よ、契約のもとにて我に従いて我の力と化せ。」
まぶしい光が俺を包む。
包んだかと思ったら光は俺の右手に集まった。
『掴んでみて。』
言われるままにその光を掴むと風が吹き、手には大剣が握られている。
- Re: 題名募集中! ( No.5 )
- 日時: 2015/11/08 13:57
- 名前: ねむねむ (ID: 3DfkPLsQ)
希都さんはじめまして。ねむねむという者です。
完全にタイトルで惹かれましたwと思ったら内容も素敵なので、おこがましいですがコメントをさせていただきました(汗)
これからも頑張ってください、応援してますo(*⌒O⌒)b
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