複雑・ファジー小説

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【仮題】新世械 -The End of the Age-
日時: 2016/07/02 16:09
名前: 囚人D ◆7cyUddbhrU (ID: Khu1y5s0)

最新スレにお知らせがあります>>13



[データ削除] 通称・■■■■。
■■■■は——————————————————————[データ削除]——————————————————————世界最先端の医療技術として研究されています。■■■■は———————————————————————[データ削除]———————————————————————であり、—————————[データ削除]——————————事ができます。
これを”欠損した腕や足などを元通りに治療する”という医療技術に転用し、この技術を実現させるため我々は日々研究を重ねております。

2037年05月15日00時48分 編集終了_


*

4/2 設定を修正。特異生物→侵略者 に変更

初めましてこんにちは!囚人Dと申します!
とあるゲームからインスピレーションが湧き、スレを立ててみた次第でございます。
かなりグロちっく(えげつない)内容になりそうな予感がするので、読む際は注意してください!
良い題名思い浮かばないのでひとまず仮題、ということで…!

【目次】=======================
第一章「戦う者」
patr01 >>001>>007>>008>>009>>010

Re: 【仮題】新世械 ( No.4 )
日時: 2016/03/12 20:59
名前: 猫のスーパーハルサメ (ID: HghQuPcm)

何コレクソつまんない

Re: 【仮題】新世械 ( No.5 )
日時: 2016/03/12 21:11
名前: 猫のスーパーハルサメ ◆15FVZlz4dc (ID: qESkNdgF)
参照: http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=55667603

はい、僕の名前を使って荒らすのやめましょうねー
普通に面白いですよ
更新頑張ってください

Re: 【仮題】新世械 ( No.6 )
日時: 2016/04/05 19:36
名前: 囚人D ◆7cyUddbhrU (ID: 9/n2KZgq)

スレ5?えっ何事?
すごいビックリしましたがおおよそ普通にコメントで嬉しかったです。ありがとうございます!
一先ずコメント返信させていただきます。

>ゆりさん、名無しさん
初めまして、コメントありがとうございます!
part1は世界観の設定をまとめただけの内容になってしまいましたが、楽しみだと言っていただけて嬉しいです!マイペース更新になりますが、頑張りたいと思います!
改めましてありがとうございました。

>>004さん
読んだ上でのコメでしたらこちらからはもうすいませんとしか…

>猫のスーパーハルサメさん
不本意な形でのコメントだとは思いますが、コメントありがとうございます…!
正味内容的にはまだ何も起こっていないですが、面白いと言っていただけて何よりです(
更新頑張ります!

第1話 patr1続き ( No.7 )
日時: 2016/04/08 11:40
名前: 囚人D ◆7cyUddbhrU (ID: 9/n2KZgq)

 彼らの任務はいたってシンプルである。東京エリア1〜4の巡回、警備。及び、緊急事への対処。そして、本部への連絡。ただそれだけだ。

 現在ゴウが巡回している『A1-C(エリア1のC)』と呼ばれる場所は、東京エリアで最も被害があった地域にあたる。かつては大きなビルが立ち並ぶ本国最大の都市だったのだが、今となっては見る影もない。ゴウにとってここは、静寂が支配する”瓦礫の山”に過ぎなかった。ゴウは先ほど蹴とばした石を足先で遊ばせながら、辛うじて形を残している街路の上を歩く。
「この間の——いや、あれから一ヵ月になるんだっけか? の、”東京エリア掃討作戦”。その残党狩りっつっても、最後にバケモノ共を相手にしたのもかれこれ2週間前の話だろ?この辺りにはもう居ねーだろ」
 オッサンになかば愚痴をこぼすように言いながら、ゴウは自分の腰に差してある一振りの棒、もとい『剣』を見やった。ここ数週間、コイツの出番はない。これの出番がある方がよっぽど嬉しいと考えているが、ゴウの考えとは裏腹に、東京は今恐ろしいほど平和だった。静寂が何よりもそれを物語っている。
「いや、分からんぞ」
 しかし、オッサンにとっては何かが違ったようだった。オッサンはゴウの言葉を否定した後、いつになく真剣な様子で口を開く。

「おかしいとは思わんか。たった一ヵ月前にバケモノの巣窟だった東京を解放したばかりだというのに、この静けさだ」

 まるで奴らがこちらの隙を伺って息を潜めているように感じる。と、オッサンは言った。
 しかし、オッサンの警戒を促す言葉も、ゴウにはただの杞憂にしか聞こえなかった。それを聞いたゴウは半ば呆れた様子で「けっ」と短く声を漏らす。
「オッサンはいつも考えすぎなんだよ。オッサンがんな事言ってるから、この任務から外されねえんだよ。なぁ? ”隊長”さんよォ」
「ははは、残念だったな。恨むんなら俺の班に配属になった己の運命を呪うがいいさ」
 厭味ったらしいゴウの言葉を聞き、隊長、もといオッサンは聞き流すように豪快に笑った。”俺が本部に東京エリアの警備を担当させてくれ、と言っているんだからな”——オッサンがそう言うと、ゴウは苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる。
「おい、ちょっと待てオッサン。いつまでこの任務続けるつもりだ?」
「さあな。奴らが地上から消えるか、俺の気が済むまで、だ」
「はぁ!? ふざけんじゃねえ!」
 オッサンの言葉にゴウは思わず叫んだ。
 自分たちの班の隊長であるのオッサンの決定は、彼を説得でもしない限り、部下であるゴウに覆せるはずもない。そして、このオッサンと言う人物がとんでもなく真面目で、頑固であることは誰よりも知っていた。冗談は通じるが、基本的に一度決めた事に対する説得には応じないだろう。つまり、ゴウはこの先も”いつ終わるかもわからない任務”を続けねばならなかった。

第1話 patr1続き ( No.8 )
日時: 2016/04/08 11:41
名前: 囚人D ◆7cyUddbhrU (ID: 9/n2KZgq)

 性分に合わない任務を続けさせられるほど苦痛なものはない。それだけは勘弁だとゴウは首を横に振る。
 ”確証がない”と言う事はつまり、敵が居ない可能性だって十分にありえる話だった。その場合、居もしない敵に警戒を向け続けることになる。ゴウにはそれが耐えられなかった。
「だいたい、バケモンが出た時にぶっ倒せば済む話だろうが。んな無駄なことやってられるか」
「無駄なものか」
 しかし、オッサンはゴウの吐き捨てた言葉に否定の言葉を返した。怪訝な表情を浮かべるゴウに対し、オッサンは間髪入れずに口を開く。

「大前提として、俺たちは”東京エリアの治安活動と防衛”のために動いてるんだ。所詮『この任務(バケモノへの対処)』もその一環に過ぎん」

 奴らが居ないならそれでいい——何か『異変』が起こった時の些細な変化にさえ気づくことができれば。と、オッサンはそう言い切った。ゴウは何か言い返そうと口を開いてはみたものの、そこから言葉が発せられることはなかった。
 こうなるとオッサンが折れることはないだろう。それを察したゴウは、げんなりとした様子で肩を落とした。そんなゴウの心情を察したのか、オッサンは笑いながらもどこかなだめる様な口調で言う。
「はは、そう気を落とすな。俺の勘が当たっていれば、そう遠からずバケモノの相手ができるだろう」
「それがいつになるか分かんねえからこっちは退屈してんだろうが」
 オッサンを説得することは諦めたらしく、ゴウは後ろ頭をかきながら面倒くさそうにそう答えた。そして、頭を上げると、おもむろにあたりを見渡しはじめた。
 2週間前から変わらない景色。相変わらず静かで、瓦礫以外何もない。注意深く観察してみるが、敵の気配どころか、一切の異変も感じられなかった。
 バケモノで溢れかえっていた1か月前の東京エリアからは想像もつかない光景だ……お陰で暇で仕方がない。そんなことを考えながら、ゴウは目の前の石に視線を落とす。

「ったくよ、あんだけ居やがったのにどこに消えたんだ? あのバケモン共は。出てきやがったらすぐにでも相手してやるってのに、よ!」

 そう言ってゴウは足を引くと、鬱憤を晴らすべくその石を思い切り蹴り飛ばした。
 直後、ゴウの足に激痛が走る。
「痛ッてえ!?」
 強く蹴りすぎた。
 そう呟きながら、ゴウは石を蹴り飛ばした足を押さえつつその場で飛び回ったのだった。


 一方、ゴウが蹴り飛ばした石は、放物線を描きながら今だ宙を滑っていた。それは古びた建物の方へと飛び、間もなく入口を支えていた一本の柱に激突する。石はなすすべもなくはじき返され、すでに脆くなっていた石は地面に叩き付けられたところで粉々に砕け散ってしまった。

 異変が起きたのは、ちょうどその時だった。


*

PCふっかああつ!(∩´∀`)∩
ひとまず以前ちょっとした事故で消してしまった文章の補完です。
中身はちょっと変わってしまいましたが、流れはおおよそ同じです。
早く戦闘シーンが書きたい…


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