複雑・ファジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

死にたい少女と死神さん
日時: 2016/06/16 00:02
名前: 雨兎 (ID: biJQLDUz)

「今日こそ死んでやるんだから。」

どうも雨兎です。知ってる人は知ってるはず。今回は死にたいのにことごとく死神に妨害される少女って良くね?ってなり勢いで書いたものです。更新止まりますね(確信)
ゆっくりですが更新していきますのでよろしくお願いします。

キャラクター紹介。
斧寺 みらい(おのでら みらい)女 16歳
死にたいのに毎回自殺に失敗する少女。身体能力成績優秀人間関係も良好で美人なのだが死にたい。とにかく死にたい。死神さんと会ってからは日々どうやれば死なせてくれるのかを悩んでいる。

死神さん 男 見た目20代
みらいに付きまとっては自殺を妨害している死神。どうやら死んで欲しくない理由があるようで。一見冷静そうに見えるがとんでとなくビビり。

ぷろろーぐ。 ( No.2 )
日時: 2016/06/16 00:09
名前: 雨兎 (ID: biJQLDUz)

「今日こそは死ぬの」
つかつかと階段を上っていく1人の少女。その少女の目には光など宿っておらず。ただただ死ぬことしか考えてなかった。
そんな少女が向かった先は学校の屋上。綺麗な茶色い髪の毛が風で揺れ、小さく何かを呟けばその少女は何も無い空間に足を運び・・・___

「こら!!斧寺さん何をしてるの!!」
「ひゃっ!!」
・・・いれる前に先生に見つかり落下することはなかった。

斧寺 みらい。成績優秀スポーツ万能人間関係も良好な模範少女。しかし彼女はひとつだけ闇を抱えていた。そう。

「・・・今日も死ねなかった」
彼女は___日々自殺をしようと考えているのだった。

Re: 死にたい少女と死神さん ( No.3 )
日時: 2016/06/16 06:46
名前: 本家&亞兎 (ID: XpbUQDzA)

読みやすいでーすが、考えてなかった”で、一行あけて、その次を書くといいかもでーす!

Re: 死にたい少女と死神さん ( No.4 )
日時: 2016/07/02 23:43
名前: 雨兎 (ID: biJQLDUz)

本家&亞兎さん意見ありがとうございます。今後書く際に意識してみようとおもいます。

.☆.。.:*・°.*・゜ .゜・*..☆.。.:*・

みらいside in自室
「んー、どうしたら死ねるんだろう」
今日も死ねなかった。いつもいつも自殺をしようとすると邪魔が入って鬱陶しい。だから今日もどうすれば死ねるのか私は考えていた。
「……焼身自殺」
いや周りが燃えちゃうな。
「……カッターで頚動脈を」
絶対痛いわこれ。
「……薬でスヤァ!」
「みらいうるさいわよ!!」
下でお母さんに怒鳴られた。しゅん。
しゅんとしてると下からまたお母さんの声。
「今からちょっと買い物に行ってくるからお留守番お願いね」
……お留守番?ということは邪魔が入らずに自殺できるんじゃないか?
はーい、と返事をし、お母さんが出ていくのを待つ。

しばらくするとガチャ、とドアの開く音と閉まる音が。きっとお母さんが出ていったのだろう。

「今日やるのは……首吊り……!」
私は倉庫から紐を持ってきて首を吊る準備を始めた。
今日こそは死ねるはず。そんな願望を抱きながら。

Re: 死にたい少女と死神さん ( No.5 )
日時: 2016/07/03 00:09
名前: 雨兎 (ID: biJQLDUz)

紐をきゅっと縛って天井にぶら下げる。そして紐の下に椅子を置いて私はそれにのぼりぶら下がった紐の輪に首をかける。

ようやく死ねるんだ。

嬉しくて涙が出てきそうだ。邪魔する相手もいないんだ。本当に死ねるんだ。
喜びを胸に抱いて私は……___椅子を蹴った。
「か、は…ぁ………っ!」
と、首に紐がくい込み息が出きなくなる。足をジタバタとするもそんなのは無駄に体力を消耗するだけで。
あぁ、死ねる。
そう思った次の瞬間だった。
(すぱっ)
そんな音が聞こえ…私の体は下に落ちていった。
ドシンッと音が鳴り私は床に着地する。足が痺れていたい。
「っひゅ、はぁ、はぁ……」
首元を抑え紐を見るとなんと綺麗に、そう、何か鋭利なもので切られたかのように見事に紐が切れていた。何故?

「困ります、みらい様」
「っ!?」
突如上から聞こえた中性的な…どちらかといえば男性に近い声。ばっと見上げるとそこには藍色の長いコート(?ポンチョみたいにも見える)を着て、額から角の生えた左目を隠した淡い緑髪の少年が"浮いていた"。

で。

「…あんた、だれ?」

Re: 死にたい少女と死神さん ( No.6 )
日時: 2016/07/03 15:52
名前: 雨兎 (ID: biJQLDUz)

「…あんた、だれ?」
「死神という者です。」
「はい?」
死神?死神っていった?頭ぶっ飛んでるんじゃないのこいつ。
でもふわふわと浮いていて明らかに人間じゃないってことは分かる。……本当に死神?
「…まあ死神なら死神でもいいや。なんでそんな人がこんなとこにいるの?今から私は死ぬの!」
「みらい様の自殺を止める為です」
「はい??」
2度目の疑問。今「自殺を止める為」って言った?ってことは……
「今まで死ねなかったのってあんたのせい……?」
そう言うと死神は
「はい」
と短く返した。
「な、なんで死ぬのを止めるの?死神って人が死ぬのを止めるの?」
「はい」
「なんで止め、え?」
「___みらい様の死期がまだ先だからです」
_…死期?どういうことだろうか。頭の中で沢山の疑問が浮かんでは消えを繰り返してるうちに死神はこう続けた。

「まだ死ぬ時期じゃないのに死なれるのはこっちの都合上困るんです。なので死ぬのを妨害しているんです」


Page:1 2



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。