複雑・ファジー小説

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荒廃した世界に花が咲けば
日時: 2016/08/15 15:13
名前: 猫のスーパーハルサメ ◆15FVZlz4dc (ID: qESkNdgF)
参照:

どうも、始めましての人は始めまして
前、会ったことのある人はこんにちは
結構前まで他の小説を書いていたのですが、少々展開に行き詰まり、その展開が思いつくまでこの小説をと考え、この小説の執筆に至りました。
相変わらず、文才のない私ですが、楽しくよんでいただければ幸いです。

この物語は核戦争で滅び、人類の大半が死滅した地球が舞台の話です。
できるだけ短めな話に使用と思いますが、変に長引いてしまったらすいません。
そらではよろしくお願いします

Re: 荒廃した世界に花が咲けば ( No.1 )
日時: 2016/08/15 15:20
名前: 猫のスーパーハルサメ ◆15FVZlz4dc (ID: qESkNdgF)
参照:

 登場人物

 ブジーア
性別:男 年齢:20代前半
物語の主人公
核戦争で祖国と恋人を失い、悲しみのあまり、感情のない抜け殻となって世界を彷徨っていたがリーベと出会い少しずつ何かを取り戻していく
極東の国の血が半分入っている
ちなみにブジーアという名前は偽名
本名は語りたがらない

 リーベ
性別:女 年齢:17
物語のヒロイン
かつて、世界を滅ぼす原因となった帝国の第一皇女であり、悪しき帝王の娘
父の罪により、自分自身も罪の意識に捕らわれていたが、父の隠し財産を手に入れ、少しでも父によって苦しめられた人に分け与えたいと思い、帝国へと戻ろうと決意し、主人公に助けを求めた

Re: 荒廃した世界に花が咲けば ( No.2 )
日時: 2016/08/15 16:03
名前: 猫のスーパーハルサメ ◆15FVZlz4dc (ID: qESkNdgF)
参照:

プロローグ「核の焔」
 
 今から、およそ10年前のこと。
 帝国と呼ばれる国が戦争を始めました。
 帝国は戦争を好んでおり、それを危険視された他国から経済制裁をされたからです。
 戦争が始まった直後は帝国が圧倒的有利でしたが、帝国が一つの小国を滅ぼすと様々な国が帝王に敵対し始めたからです。
 このままでは、敗北してしまう帝国、そこで帝国は再び有利になれるように核兵器を使用し始めました。
 しかし、敵国も黙っていません。
 敵国は反撃しようと自分たちも核兵器を使い、結果として世界は核の焔に包まれました。
 結局、その戦争は勝者などいないまま一部の人類を残して殆どの人類が死に絶え... ...
 そして寂しい荒野だけが残りました。

Re: 荒廃した世界に花が咲けば ( No.3 )
日時: 2016/08/15 18:00
名前: 猫のスーパーハルサメ ◆15FVZlz4dc (ID: qESkNdgF)
参照:

1話「荒野の世界」
 
 「ふぅ... ...」

 煙草を吸い、吸い殻をそこに捨て、足で踏みにじる。
 男はまた歩き出す。
 男の名はブジーア。
 10年前の核戦争で祖国、家族、そして恋人を失った者だ。
 
 「ここ一帯を抜ければ旧フランス領か... ...」

 はっきり言うとどこもかしこも荒野ばかりなのではっきり言って旧フランス領もなにもないと思うが、男には荒野の質でどこがどこだかわかるらしい。
 
 「着いたな旧フランス領... ...もうちょい進めば旧帝国領か... ...あまり行きたくないが、祖国に帰るには彼処を通るか海を渡るかのどちらかだからな... ...海は今じゃ、核の影響で巨大な魚がうようよしている。喰われるよりはましか... ...行くかネーロ」

 ネーロと呼ばれた巨大な馬に跨がり、男は東の方角へと向かって言った。
.
.
.
 少し、ブジーアという男の過去について話そう。
 ブジーア、本名をヴェリタという。
 ヴェリタはヨーロッパの小さな国に生まれた少年だ。
 ヴェリタは幼いころから乗馬が得意で、神童と呼ばれていた。
 そして、ヴェリタにはアレッシアという美しい恋人もいた。
 実に幸せな人生だった... ...「奴ら」が戦争を起こす迄は。
 ヴェリタが14の頃の話だ。  
 隣国である帝国が戦争を起こしたのだ。
 最初の標的はヴェリタの住む国、 帝国は兵を突撃したり、空襲を行ったりし、ヴェリタの国は危機に陥ってしまった。
 ヴェリタの両親はせめてヴェリタを生かそうと祖父のいる極東の国に逃がそうとした。
 だが、ヴェリタは親孝行者だった。
 両親と一緒に逃げよう。アレッシアも連れてきてと両親に叫んだ。
 だが、両親はアレッシアは助ける。
 しかし、私たちは行けないとヴェリタを突き放した。
 それからは後のことはとんとん拍子のようだった。
 まず、両親が空襲で死んだ。
 ヴェリタは極東の国に向かう船にアレッシアと乗ろうとしが、直前になってアレッシアは船の手前にいた子供を助けようとして追っ手の兵に斬り殺された。
 ヴェリタはそのまま船に乗り、極東の国へ逃げたが、新聞で祖国が滅びた事を知る。
 そして、いよいよ核兵器が使われるようになり、世界に核が落とされ続けた。
 祖父はヴェリタに地下に逃げるように言い、ヴェリタは地下へと避難した。
 それから、数時間後、ヴェリタは外へ出てみると祖父の姿はなく、そこには荒れ果てた大地が広がっていた... ...
 以上がヴェリタの過去である。

Re: 荒廃した世界に花が咲けば ( No.4 )
日時: 2016/08/16 23:28
名前: 猫のスーパーハルサメ ◆15FVZlz4dc (ID: qESkNdgF)
参照:

 あれから、俺は真実を意味するヴェリタと言う名を捨て、俺の祖国で嘘を意味するブジーアと名乗ることにした。
 あれ以降は海は巨大な生物がうようよいる無法地帯と化し、島国である極東の国から抜け出すのには少し手間取ったがなんとか地下トンネルを渡って逃げることができた。
 それからは祖国に戻ろうとしたが祖国に行くには帝国領を渡らなければならない。
 そこから怪物がいない海を渡ろうとしたが途中で群から別れた怪物に襲われ旧スペイン領に遭難... ...それからそこにいた馬のネーロを手名付け現在に至る... ...
 ちなみに今のところブジーアは道に迷っている。
 簡単にいうとブジーアは荒野ならほぼどこがどこだか分かるが森に入ると現在位置が分からなくなってしまうようだ。
 そして、彼が今いる場所は森、それが彼が道に迷った理由だった。
 
 「こりゃ、参ったな... ...どこを抜ければ旧帝国領に近づけるかわからねぇ」

 ブジーアはここがどこだか分からなく途方に暮れていた。
 しかし、森に迷い込んで数時間が経過するとネーロがヒヒンヒヒンと急に鳴き始め、走り出した。
 
 「どうした、ネーロ。そっちも森だぞ... ...あれは!?」

 ネーロの行く方向に向かうとそこには一人の少女が倒れていた。


 「ネーロ、お前はこのガキの居場所を俺に教えようとしたのか?しょうがねえな、お前と俺の付き合いだここはお前の顔に免じてこのガキを助けてやる。ただし、お前の餌は一カ月の間、いつもの半分にするからな」


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