複雑・ファジー小説

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麗しの姫は心に闇を持つ。
日時: 2016/08/16 00:32
名前: いばら姫 (ID: rCT1hmto)


  美しい姫は民の憧れ

  いつでも知的で才能に満ち溢れ、綺麗でいなければいけない

   ずっと続いてきたこと守らなきゃ、守っていな・・きゃ・・

  「乃薔薇さまっ」

  ばさっ!
  
  「乃薔薇さま?どうかなさりましたか?」
  「・・・いえ、ありがとう心配してくれてでも大丈夫よ(⌒∇⌒)」
  「そうですか、あの朝食の後なのですが本日は———」

  みなさま、私は乃薔薇・レイジーと申します。
 このサイジナー王国の王デッド・レイジー8世の長女でございます。
  民やメイドさんなどには美しい才色兼備と思われている私ですが、
  実は私・・・・

     秘密に抜け出して森に探検に行くのが大っ好きな
   いけない娘なのです。一国の姫が夜な夜な城を抜け出していることが
  見つかれば国の信用にかかわりますのでどうかこのことは内密に
  お願いしますね。

  今日は昼間からお客様をいえ私の婿候補の方とパーティーですが
   みなさま私のことをお慕いしているようには見えません、
  きっと王の座を狙っていらっしゃるのでしょうね。
 
  「みな今日は私の娘のためわざわざ城に足を運んでくれて
   ありがとう。では紹介する、長女の乃薔薇・レイジー
   です。」
  「どうぞみなさまよろしくお願いします。」
 
   「美しい・・」
   「女神のようだ」

  みんなからこんな風に言ってもらえるほど私は美しくも
  知的でもない言えば「闇を持つ娘」であるからにひとしいから
   こんな私は人形


    

Re: 麗しの姫は心に闇を持つ。 ( No.1 )
日時: 2017/06/17 22:46
名前: いばら姫 (ID: rCT1hmto)


 花咲き誇る春日頃。姫は弾園でお散歩中。
 
 「何か面白いこと・・・・」

 目に入ってきたのは大きなフランカの木でした。
 フランカの木といえば、春頃になると木から落ちてくるフランという透明な結晶のような物が
 治癒薬になるという・・・。

 「・・ふふ。いーこと思いついちゃった」

 私は結晶を一つ掴んで不敵の笑みを浮かべては園を誰にも悟られることなく出て行った。
 そして迷うことなく手慣れた動作で監視の目をくぐり抜けて後宮の地下へ向かう。
 
 「失礼、私なのだけど」
 《あーはいはい姫さんね》
 「お邪魔するわね」

 この人は王宮の専属学科のレドル・クラシャスという男らしい。本当かは定かだけど。。。

 《今日は何しにきたのかい❓》
 「これよ」

 私は手に持っていたフランを差し出すとレドルはすごく落ち着いた声で

 《フランを直で触ったのか❓》
 「えっええ、他に何もなかったので」
 《何にも体に異常は無いかい❓》
 「大丈夫よ」
 《そうか・・・。で今日は何しにきたのかな❓》

 さっきの落ち着いた声からいつもの飄々とした声に戻った。
 何か理由があるみたいね・・。

 「このフランで薬を作れないかしら」
 《そりゃもちろん治癒薬だからね》
 「液状のものが欲しいの」
 《⁉️そ、それは無茶でしょ姫さんっ》
 「ええ、承知しているは」

 フランは治癒薬と言っても、砕いて水と混ぜたものを怪我したところにかけて治すという
 外部からの処置しかできない薬・・・それを内服薬にするのは難しい、それに結晶薬は
 一般的な薬とは違いリスクを伴う。「ハンデ」と言われるものだ。
 腕を治した場合、寿命が十年減るとか、両足を治したとき、片耳の聴力が奪われるとか・・。

 「内服薬にすればきっとハンデが大きくなります。でもその分病気にも使える、いいことではありませんか」
 《いやぁですが姫さん考え直してくださいよっ》
 
 フランをきっと病人が使うことができたらきっとたくさんの人が助かるけど、その分大きなハンデが
 付いてくる、それでも必要なのだから。私には

 
 

Re: 麗しの姫は心に闇を持つ。 ( No.2 )
日時: 2017/06/17 22:49
名前: いばら姫 (ID: rCT1hmto)


 すみません修正ができなくて化け文字が治せないんです。

 パスワードを忘れちゃって・・・

 ごめんなさいっ

Re: 麗しの姫は心に闇を持つ。 ( No.3 )
日時: 2017/06/18 13:11
名前: いばら姫 (ID: rCT1hmto)


 《姫さんっできましたよ》
 「あ、ありがとう」
 《本当にいいんですか》
 「いいのよっじゃあね」

 私はレドルからフランの薬をもらうと足早にあるところへ向かった。
 元老院。古くから伝わる教会の一部を元老院のスペースとして使っているが
 現状、王様がほとんどの権力を持っていてあまり使われることはないけれど・・・。

 「私よ、クリスファー開けて。サルトもお願い開けてっ持ってきたの」
 
 古い天使が描かれた木調の重苦しい扉を開けたのは、サルトという男の子だ。

 「ありがとう。あっクリスファー薬持ってきたわよ」
 『フランカの木・・』
 「そうよっ弾園にあったの」
 『おいっクリスファーそんな奴の持ってきた薬なんか飲むなよっ』
  「サルトっ大丈夫よっ」
 『親を殺した奴の言うことなんて信じられるかっ』

 

 


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