複雑・ファジー小説
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- 【転生の罪】〜Demon of illusion〜
- 日時: 2016/08/27 11:33
- 名前: ミィF (ID: 0BucpTCd)
こんなはずじゃなかった
生まれたくて生まれたわけじゃない
死にたくない
誰か…神でも天使でも悪魔でもいい…
タスケテ……
- Re: 【転生の罪】〜Demon of illusion〜 ( No.1 )
- 日時: 2016/08/27 12:53
- 名前: ミィF (ID: 0BucpTCd)
人物紹介
ナーリン・ユリーナ ♀
傲慢の罪
可憐なナーリン家長女で、双子である
武器は弓【ルシフォン・ライアン】
身長:163cm 誕生日:3月7日
優しい性格で、双子の片割れの光の方と呼ばれている
実際、そんなに傲慢ではない
ナーリン・セドリック ♂
色欲の罪
可憐なナーリン家長男で双子である
生徒会長
武器は鞭【アスモデン・ゴート】
身長:180cm 誕生日:3月7日
よく女性と遊び歩いている
怠惰が大好き(ホモではない)
ウール・ミュート ♂
強欲の罪
成績優秀の生徒会書記
武器は大剣【マモリュー・フォックス】
身長:178cm 誕生日:5月22日
駄々は捏ねるが、言うほど強欲ではない
ジョーカー・ナターシャ ♀
憤怒の罪
成績優秀の生徒会副会長
武器はレイピア【サタン・ウルフ】
身長:157cm 誕生日:8月1日
善と悪の区別がしっかりつき、悪にはしっかり怒る
1部の人からは聖人と崇められている…らしい
ターレ・マリー ♀
暴食の罪
成績優秀の生徒会副会長
武器は槍【ベルゼン・タイガー】
身長:170cm 誕生日:6月1日
とてもよく食べ、よく寝る
よく嫉妬と色欲をいじる
オーシュ・ユリン ♂
怠惰の罪
運動のできるニート
武器は爪【ベルフェゴール・グリズリー】
身長:185cm 誕生日:1月6日
基本なんでもめんどくさいらしい
猫が大好きでアクセサリー作りが趣味
タナトス・ミラール ♀
嫉妬の罪
自称常識人のポンコツ
武器は銃【レヴィア・サーペント】
身長:165cm 誕生日:8月10日
ヤンデレ大好き
ドMであだ名はミドロ
ストーリー設定
この世界には30年ごとに七つの大罪と呼ばれる人間たちの転生が存在した。
彼らは数百年前に人間の暴君王が起こした事件によって発生した
人の闇や大きすぎる夢に寄生し、大きくなる幻魔を全滅されるべく、日々戦うのであった…
七つの大罪とは
暴君王が君臨していた時代に大きな事件を起こした7人の人間たちのこと。
武器は代々変わっていないが、人は丸切り変わる。
七つの大罪は最大限に能力を発揮出来なくなる30歳を迎えると、
塵となって崩れ去り、今まで関わった全ての人の記憶からその存在を
消されてしまうという哀しく儚い運命にあるのである。
基本、彼らは不死で、傷の回復も早い。
幻魔とは
幻魔は人間の心の闇や大きすぎる夢に宿り、それを蝕みながら肥大化する
肥大化するほど大きくなり、強くなる。
基本、実態は持たないヘドロのようなものだが宿主の好きな動物に変わるのが一般的。
倒すには宿主の心の中に入り、直接殺すしかない。
- Re: 【転生の罪】〜Demon of illusion〜 ( No.2 )
- 日時: 2016/08/28 12:32
- 名前: ミィF (ID: DNQP6awF)
「ヴァァァァァァァァァァァァァァ」
耳障りな叫び声が響く。
大きな黒い兎の形をしたソレは、その大きな耳を振り回した。
しかし、それで攻撃を受ける者はいない。
流石みんなというべきか。
「おい!早いとこカタつけっっぞ!!」
橙の目をした青年が叫んだ。
そちらの声は心地よい。
「オッケー」
俺は爪を構え、振り回した反動で動きが鈍った耳を切り裂く。
ソイツはまた耳障りな声を響かせた。
主である黒兎から離れた耳はしばらくのたうち回った後、黒い塵となり消えた。
しばらく大人しくしていた黒兎だったが、今度は前足を振り上げる。
振り上げる一瞬の隙を緑の目をした背の低い女性が許さない。
彼女は2丁拳銃を構え、ギラギラと赤く光る目を貫いた。
一瞬何が起きたかわからないという状況だった黒兎は自分が何も見えなくなった
ショックにより先程よりも更にのたうち回り、体がドンドン塵となって行く。
最後の締めとばかりに、金の目をした女性が細身のレイピアを心臓部に
向けて、突き刺した。
黒兎は原型を留めなくなるまで叫び続け、全てが塵となった後には
1人の華奢な女の子が眠っていた。
憑かれる前とは全く違う表情だ。
紫の目をした青年が彼女を抱き上げる。
その間にも俺たちは光の粒子となりつつあった。
「こーの女たらし!何人やれば済むんだよ」
俺は茶化すように彼を叩いた。
「えー酷くなーい?」
「いや、お前が可笑しいから」
そんな他愛もない会話をしながら俺たちはこの空間から追い出されたのであった。
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