複雑・ファジー小説

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糸切り屋〜赤い糸、切ります。〜
日時: 2016/09/07 20:29
名前: 青らりP (ID: tY8TK.KA)

今日も私は、糸を切る。何故なら僕は、糸切り屋だから。

登場人物

浅野 鷹斗(19)

人と人との糸(赤い糸)を切ることができるので、それをつかい、糸切り屋というのをしている。依頼人にしか、その姿を見ることはできない。とんちんかんで、可笑しな性格。なにをいっているのか分からない。

林檎ちゃん(?)

不老不死の魔法がかけられた白猫で、さらに変幻自在に姿を変えられる。普段は10才ほどの少女の姿をしていて、鷹斗をサポートしている。明るい性格だが、以外と器用で賢い。実年齢は誰も分からない。











Re: 糸切り屋〜赤い糸、切ります。〜 ( No.1 )
日時: 2016/09/07 20:30
名前: 青らりP (ID: tY8TK.KA)

プロローグ…

沢山の人々が歩き交う交差点。その誰もが表情を見せない。ただしその表情とは対に、さまざまな音楽や色が響く。そんな交差点のど真ん中、黒いフードを着た怪しさをとりまとう少女が、一枚のちらしを配っている。それを見守る誰にも見えぬ青年。不適な笑みを浮かべながら、小さく、

「ヨロシク」

と言い残すと、一度、青年は去っていった。遠い、空のどこかへ…。

Re: 糸切り屋〜赤い糸、切ります。〜 ( No.2 )
日時: 2016/09/07 20:09
名前: 青らりP (ID: tY8TK.KA)

依頼人一人目《青の嫉妬》 

此処は、森の奥にある、不思議なオーラをかもしだす家…普通の人じゃたどり着けない。このいえには、二人の、いや、一人と一匹の猫が住んでいる。一人は、なん十年も前の漫画雑誌と水晶玉に目を交差させながら。そして一匹は、さっきまで羽織っていたフードを脱ぎ捨てていた。すると、一匹がフードをたたみおわると、イライラしたような口調で、

???「たかと!仕事終わりましたけど〜?」 

と一言、そして、たかとと呼ばれた一人が、薄ら笑いを浮かべ、一匹の方を向き、

たかと「うん!せんきゅ、林檎ちゃん」

と、1つウインクをする。そして、よし、やりますか、とでもいうように1つ背を伸ばすと、古びたその漫画雑誌をパタンと閉じて、水晶玉を覗きこむ。今日は、お客がくるのだろうかと、笑みを浮かべながら。

Re: 糸切り屋〜赤い糸、切ります。〜 ( No.3 )
日時: 2016/09/07 20:20
名前: 匿名 (ID: 5MQ4cIeK)  

>>1、プロローグでは?エピローグは、終わりで…
黒いの服を来た→着た
ですよね?

匿名逃げですみません…

Re: 糸切り屋〜赤い糸、切ります。〜 ( No.4 )
日時: 2016/09/07 20:54
名前: 青らりP (ID: tY8TK.KA)

第一の依頼人〜青の嫉妬〜

一方、その予感は的中したようだった。外には、一人の依頼人がいた。一枚の絵手紙をもって…


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依頼人〜理央〜

今、私は一軒の家の前だった。しかし、それは普通の家ではない。とても不思議な家だ。木で出来ているような壁に、紫やもとは黄色だっただろう橙色のペンキ等がはがれはがれにつけられていた。ただ、ボロいわけではなさそうだった。屋根は、何故かガラスのような物、おそらく水晶だろうか?のようなもので作られているし、家の周りにひまわりのようなものがたくさん咲いていて、どこか不思議な高級感もある。一切統一感がないが、ふしぎと安心できる、奇妙な家だった。

私は細波 理央。今年で25になる。なぜ私がここに来たのか、それは、ここが、

《糸切り屋》らしいからだ。

私がその糸切り屋をしったのは、今日の朝の事、仕事に行く途中の事、交差点の中心に、フードを被った不思議な少女が、ちらしを配っていた、そのちらしが、ここをさしていた。

内容を見てみると、それは夢のようなものだった…。


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