複雑・ファジー小説
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 生まれ持った『チカラ』
- 日時: 2016/09/21 01:09
- 名前: 橘 羅奈 (&忌業 禍穢) (ID: 9O29kkFK)
ラナ『皆さんコンニチハー((((o´ω`o)ノ初めましての方は初めまして!橘 羅奈(タチバナ ラナ)です。
今回は、忌業 禍穢(イミカリ カイエ)さんと一緒に小説を書かせて頂きます!』
カイエ『ご紹介に預かりました、忌業 禍穢と申します。ご存じの方は、あの堅い奴、です。
今回は補佐的に書かせて戴きます。よろしくお願い致します。』
ラナ『では、小説の書き方のシステムを紹介をしたいと思います!
説明を、カイエさん!お願いします!w』
カイエ『この小説は原作者である橘さんが更新し、私が追加・修正をするというシステムの元進行していきます。随時修正、変更させていただきますのでその点はご了承下さい。』
ラナ『こんな感じでやらせて頂きます!
では、本編をどうぞ。』
───────────
【生まれ持った"チカラ"】
この世界には生まれ持った"チカラ"がある。
しかし…誰もが持っている訳ではない。
特定の家系に関係する者にしかチカラは現れないのだ。
だが、まれに関係しない家系の子供がチカラを持って産まれることがある。その場合、チカラの存在を知らないままチカラが無くなるか、それともその存在を知りながら、しかし生きているうちにチカラが弱まり、無くなるか…。
まぁ、いずれにせよこの世界には幾人かが持って生まれた"チカラ"があり、そのチカラがこの世界を守っているのだ。
チカラには様々な種類がある。
主に『天、太陽、月、風、雨、雷』を元にしたチカラが多いと云う。
家系に関係して産み落とされるチカラ─
チカラを持つ家系は、苗字にそのチカラを意味する漢字が入っている___
- Re: 生まれ持った『チカラ』 ( No.1 )
- 日時: 2016/10/27 07:49
- 名前: 橘 羅奈 (&忌業 禍穢) (ID: OypUyKao)
《登場人物》
【ナツキ】
☆本名:天宮 那月 (あまみや なつき)
☆チカラ:月
※月のチカラとは…天使と悪魔のチカラのハーフ。
ナツキは、天使のチカラが悪魔のチカラより強く出ている…が…。
主に相手が出した魔法を無効化することができる。また月が出てる時にチカラを使うと、目が赤く光り、髪の毛色が銀色に変わる。 etc…
★月のmaterialはなかなか居ない。とても珍しい
★悪魔のチカラが天使のチカラより強く出てしまうと、自分が自分では無くなる可能性がある。
そのため、ナツキは月に1回医者に見てもらうことになっている。
★悪魔のチカラが強く出てしまうと、目が黄色く光る。
☆性格:
真面目で明るく皆のお姉さんみたいな存在
怒るととても怖い
☆容姿:
黒のセミロングで美人
身長160㌢
ジャケットみたいな物をいつも着ている
母の形見のネックレスをいつも付けている
★The Uniqueness(ザ・ユニークネス)のサポートリーダー
~~~~~~~~~~~~~~~~~
『大丈夫…!皆は私が救けるんだから…!』
『どーしたの?私に言ってごらん?』
『あ"?』
【ユウ】
☆本名:神谷 優 (かみや ゆう)
☆チカラ:天使
※天使のチカラとは…天を操ることができる。また悪魔や闇のチカラの真逆のチカラなので特にその二つの魔法に対抗でき、その魔法を打ち消すことができる。また、天使という名前から綺麗な魔法しか使えない。
仲間のチカラを強化でき、傷を癒し生命を与えることができる。etc…
☆性格:
落ち着いており、皆のお兄さんタイプ
滅多に怒らない
怒るとナツキと同じくらいに怖い
☆容姿:
イケメン。
髪の毛の色は茶色で長さは少し長めでアシメ。
身長180㌢
基本的に明るい色合いの服を着ている。
特に白、明るい灰色系の服を着ることが多い。
★The Uniquenessのリーダー
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『行くぞ…!』
『ナ、ナツキ…!』
『おめぇら、分かってるよな?』
【ハルキ】
☆本名:暗間 春樹 (くらま はるき)
☆チカラ:闇
※闇のチカラとは…暗闇や闇の世界を操ることができる。また、真逆にあたる天使のチカラに対抗し、場合によっては魔法を打ち消すこともできる。
主に使える魔法には、あまり好まれないものが多い。
傷を深くし、生命を奪うことができるetc…
☆性格:
ヤンチャなお兄さんタイプ。
いざという時に頼りになる。
怒るとナツキ、ユウの次に怖い。
特にチカラを使われると…死ぬぐらいに怖い…。
☆容姿:
イケメン。金髪で前髪をかき上げている。
身長178㌢
ハルキは魔法の関係か、暗い色の服をよく着ている
★The Uniquenessのサブリーダー
★ユウの親友
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『おぉ!面白そうだね!それ!』
『俺に任せとけって!な?』
『へぇ…そう。だから…?』
【サヤカ】
☆本名:聖 紗弥加 (ひじり さやか)
☆チカラ:破魔
※破魔のチカラとは…悪魔が現れた時、サヤカの首にかかっている縦笛が意識を笛に集中して吹くと縦笛がフルートに変わる。そして、悪魔にとっては最悪、人間にとっては綺麗に感じられる音色とメロディーが流れる。また、悪魔が近くに現れると、首のつけねのところがチクッと痛くなる。
★破魔のmaterialは悪魔を倒すには1番強い。
だが、産まれる確率が低い。
★サヤカの家系では、本当は光の家系であるが光の家系からは破魔のmaterialが産まれることがまれにある。サヤカのお母さんがそうだった。
★破魔のmaterialはとても貴重な為、光のmaterial以外のmaterialとは結婚出来ない。
(他のmaterialと結婚すると子供がそちらのmaterialが産まれる確率が高いため)
★サヤカとショウタロウは親戚である。
★サヤカとショウタロウは光系の家系である為、その2人を婚約させようと地域の人たちは考えている。本人たちはまだ知らない。
☆性格:
優しくおしとやかで、天然、おっこちょこい。
責任感がある。人見知り
滅多に怒らない、涙もろい(泣き虫?)
☆容姿:
髪は茶色でロング。腰まである。前髪はパッツン。
笑顔が癒される。可愛い。
身長156㌢
服装はピンク系の服を着ることが多い。
母親から受け継いだ縦笛を常に身に着けている。
★ナツキの親友
★The Uniquenessのメンバー
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『わあぁぁ…!ごめんねぇぇ!』
『大丈夫…?』
『み、皆、お、落ち着いて…ど、どうしよぅ…』
【ショウタロウ】
☆本名:輝蘭 将太郎 (きら しょうたろう)
☆チカラ:光
※光のチカラとは…光を出して辺りを照らし、悪魔を消滅させる。破魔を強め、闇と対になる。etc…
☆性格:
無口でクールだが、いざという時に凄く頼りになる。落ち着いている。怒ると余計に無口になる。
☆容姿:
ユウより髪の毛が少し長い。アシメで、金髪よりの茶髪
身長190㌢
服装は黒系が多い
★ユウとナツキの良き理解者
★The Uniquenessのメンバー
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『あぁ。』
『ふぅん…』
『ほら、行くぞ…』
『チッ……。』
【エリー】
☆本名:水沢 絵梨 (みずさわ えり)
☆チカラ:水
※水のチカラとは…水を操ることができる
水がある場所でチカラを発揮すると、怖いものはない。また、氷のチカラと相性がいい。etc…
★そのため、エリーとツヨシは一緒にタッグを組むことが多い。
☆性格:サバサバしているが優しい(多分)
しっかりしている、毒舌
☆容姿:
髪の毛が長いためほとんどポニーテールをしている。たまに髪の毛を下ろして右側に三つ編みをしている。美人さん。金髪に近い茶髪。
身長157㌢
水色系の服を着ることが多く、オシャレ。
★The Uniquenessのメンバー
★ナツキとユウの友達
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『あんた、早く行くわよ…!』
『ほらっ、手出しなさい』
『キモっ。』
【ツヨシ】
☆本名:氷山 健 (ひやま つよし)
☆チカラ:氷
※氷のチカラとは…氷を操ることができる。水がある場所だと氷にして扱うことができる。etc…
☆性格:
興味が無いものには冷たい。
あまり、感情を表に出さない。頭がいい。
☆容姿:
黒髪で眼鏡を掛けており、前髪が眼鏡にかかっている。身長168㌢
服装は、黒いジャケットみたいな物を着ている。
★The Uniquenessのメンバー
★ナツキとユウの友達
~~~~~~~~~~~~~~~~
『へー』
『皆、落ち着こ。』
『あれ、眼鏡どこ…?』
【アミカ】
☆本名:風戸 彩未佳 (かざと あみか)
☆チカラ:風
※風のチカラとは…風を使って情報を知ることができる。風を操ることができる。etc…
☆性格:
優しい、めちゃくちゃポジティブ。怒らない。
☆容姿:
美人さんで髪の毛の色は焦げ茶。
髪の毛の長さは肩にかかるぐらいで前髪は分けている。身長165㌢
白系のワンピースやスカートを着ることが多い。オシャレ。
★The Uniquenessのメンバー
★ナツキとユウの友達
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『ほら、ウチについて来て!』
『大丈夫!皆信じてあげよ!ね?』
『な、なんで…』
【ハヤテ】
☆本名:大地 隼禎 (だいち はやて)
☆チカラ:大地(土)
※大地のチカラとは…大地を使って情報を得ることができる。また、土などを操ることができる。etc…
☆性格:
落ち着いている。
周りからすると、性格が分かりにくい人。
☆容姿:
The Uniquenessの男子メンバーの中で二番目に髪の毛が短い。茶髪。
オシャレ。身長166㌢
★The Uniquenessのメンバー
★ナツキとユウの友達
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『それ、無理じゃない?』
『へー』
『ご、ごめん』
【マナカ】
☆本名:九操 愛香 (くぐり まなか)
☆チカラ:物を操る
※物を操るチカラとは…自分が念を飛ばした物に効く魔法。物しか操ることはできない(人などは操れない)。
☆性格:
明るい(The Uniquenessの中で1番)
周りからは、ポジティブと思われがちだが、ネガティブになりやすい。
☆容姿:
ロングの黒髪。
服がチャラい。身長150㌢
★The Uniquenessのメンバー
★ナツキとユウの友達
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『ウケるw』
『いけるいける!』
『わたしだけ…なんで…弱いの…?!』
【キョウイチ】
☆本名:矢雷 響一 (やらい きょういち)
☆チカラ:雷
※雷のチカラとは…雷を操ることができる。etc…
☆性格:
とにかくチャラい。明るい
☆容姿:
The Uniquenessの男子メンバーの中で1番髪が短い。金髪。
片耳だけピアスをしている。
身長165㌢
★The Uniquenessのメンバー
★ナツキとユウの友達
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『大丈夫でしょ!』
『行くでー!』
『はぁ?えー!』
【サトシ】【ヒサシ】
☆本名:炎馬
聡「兄」/悠「弟」
★2人は双子
☆チカラ:火、2人のチカラが合わされば炎
※火のチカラとは…火がないところでも日が出せる。
※炎のチカラとは…ヒサシとサトシのチカラを合わせて出来る。
より強力で効果が大きい。 etc…
☆性格:
サトシ…明るく、爽やか王子様タイプ
ヒサシ…明るく、俺様王子様タイプ
☆容姿:
サトシ…灰色系の服を着る。茶髪
髪の毛の分け目とピアスは右。
ヒサシ…黒色系を着る。金髪
髪の毛の分け目とピアスは左。
身長は二人とも170㌢でイケメン。
★The Uniquenessのメンバー
★ナツキとユウの友達
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
サトシ『ヒサシ!行くぞ!』
ヒサシ『おう!』
【サクラ】
☆本名:植田 桜 (うえだ さくら)
☆チカラ:植物
※植物のチカラとは…植物を操ることができる。etc…
☆性格:
明るく、元気。頼りになる。頭がいい。
☆容姿:
髪はショートカットで肩ぐらいの長さ。
黒髪で眼鏡をかけている。
身長160㌢
★The Uniquenessのメンバー
★ギルドに入る前、悪魔に襲われていたところをナツキに助けてもらい、そのお礼からギルドに入った。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『wwwwww』
『えっとね、ここは…こうすれば分かるでしょ?』
『ありがと!!』
────────────
《その他や関係する人の紹介》
【The Uniqueness】
(ザ・ユニークネス)と読む
ナツキ達が所属しているギルド
【Naoya】
The UniquenessのMASTER
ギルドの皆からは『Naoyaさん』と呼ばれている。
【Karen】
The Uniquenessの医者
【material】
チカラを持ち魔法を使える者
- Re: 生まれ持った『チカラ』 ( No.2 )
- 日時: 2016/09/23 09:46
- 名前: 橘 羅奈 (&忌業 禍穢) (ID: yOB.1d3z)
1XXX年___
私の目の前でお母さんが血を流して倒れていた_
「お、お母さん?大丈夫…!?」
私は、お母さんの所に行きお母さんの身体を揺らした。
お母さんは、何の反応もしなかった…
「お、お母さん…なんで…
私を、置いていかないでよ…!」
私は、そう泣きながら叫んだ。
すると_
「な、那月…?」
お母さんが薄らと目を開け、言った
「お母さん…!?」
「な…つき、なのね…
お母さん、那月に言わなくちゃいけなッ…ことが…。」
切れ切れの言葉に、うんと私は頷いた。
「これ…まずは、これを那月…。あなたに、あげる…わ…」
お母さんから渡されたのはお母さんがいつも首に付けているネックレスだった
「えっ、なんで?これはお母さんの大事な物でしょ?」
「そ…よ。だから…ッ、那月に持ってて、欲し…の」
「う、うん…分かった。」
「それ、と…、貴女には『月』というチカラが…ッ!…ゴホゴホッ…はっ…ある、の…」
「つ、月?のチカラ…?」
「えぇ。貴女、には…生まれ持った"チカラ"、がッ…。
…それ…が月…。天使と、悪魔の…ハーフの力…」
「そ、そうなんだ」
その時に初めて私は月というチカラがある事を知った。
頷いてはみたものの、よくは分かっていなかった。
「悪魔のッ…チカラが、強くなったらッ…那月が、那月らしくいられない…ゴホッ
その時、に…そのネックレスが守って、くれ…わ…きっと…
だから…はぁ…はぁ…ゴホゴホッ
大切に…して…ね?」
お母さんは息を切らして言った
「うん、分かった。大切にするよ…!」
そう、私が言った時、お母さんは目を閉じた_
「えっ、ねぇ、お母さん…!?
お母さん、お母さん…!?」
叫びながら必死にお母さんの身にすがりつく。
身体を揺する動きに合わせてちらりとお母さんから貰ったネックレスを見えた。それには三日月の形をした物が付いていた。
その時…
ドンドンッ-
ドアが思いっきり叩かれ、開いた
そこには、若い男の人と私と同い年の男の子が居た
「ねぇ!君。」
若い男の人が私に向かって言った
「はい…?」
「天宮 那月 ちゃんだよね?」
その人は私の名前を言った
「なんで、私の名前を知ってるの?」
「君のお母さんの知り合いなんだ。
だが、君のお母さんは…ッ…!」
と、若い男の人がお母さんに寄って見て言った
すると、ドアの近くに居た男の子が言った
「ねぇ、Naoyaさんあの女の人助けないと…!」
「まだ息はある。
ユウ、君のチカラで助けてみな?」
「あ、うん。分かった。」
その男の子はお母さんの所に行った
「ねぇ、お母さんは大丈夫なの?」
私は、Naoyaさん?という人に聞いた
「あぁ。大丈夫だよ。那月ちゃん」
Naoyaさんは微笑んだ
私は、お母さんと男の子の所に近寄った
男の子はお母さんの身体の上に両手を出していた。
よく見ると、手から白い霧みたいな光が出ていた
私はその男の子、ユウくん?に聞いてみた
「ねぇねぇ、何してるの?」
その男の子は
「魔法で治してる。」
と素っ気なく答えた
すると
「…ッ!!…ゲホゲホッ」
お母さんが咳き込んだ
「お母さん!?」
「な、那月!?
わ、私、生きてるの?」
「うん、そうだよ!お母さん!」
私は、お母さんに抱き着いた
「良かったわ…那月。」
「お母さん…」
私は、思いっきり泣いた
「そういえば…!Naoyaさん何故ここに居るんですか?」
「実はですね。この家から光が見えたんだんですよ。ちょっと心配だったので見に来たら、貴女が倒れてたんだすわw」
「そ、そうだったんですね…!
本当に有難うございます!」
「いえいえ。僕は何も。
この子にお礼を言ってくださいな」
そのNaoyaさんは、ユウくんをお母さんの前に呼んだ
「君が助けてくれたのね?名前は?」
お母さんは、その子に聞いた
「神谷 優 です。」
「そう、優くん。本当にありがとね!」
「どう…いたしまして。」
「この子は、何のチカラを持ってるんですか?」
お母さんは、Naoyaさんに聞いた
「天使のチカラですね」
私は、びっくりした
何故かというと、私は天使のチカラと悪魔のチカラのハーフであると先程聞いた為だ。
その、天使という言葉を聞いてびっくりしたのだ。
「あ!そういえば、那月ちゃんは何のチカラを持ってるんですか?」
Naoyaさんは、お母さんに聞いた
「月のチカラです」
「つ、月のチカラ…!?
それは、大変だ!今すぐにでもギルドに入ってもらないと…!?」
「やっぱり…そうですか…そうですよね。」
「お母さん、ギルドってなに?」
「チカラを持ってる人達が集まる所よ。」
すると、お母さんは息を吸ってから言った
「那月、いい?聞いてくれるかな?」
「う、うん。なに?」
「那月、貴女はNaoyaさんがいるギルドに入りなさい!分かったかしら?」
「えっ、うん。分かった…
お、お母さんは?」
「私は、えっと…」
「那月ちゃん、聞いてくれるかな?
実は、お母さんは生きるのも大変な傷を負ってる…。だから長く生きられないんだ。」
「えっ」
私は、真実を受け止めることが難しかった
「この際だからもう、那月に言うわね。
実は、貴女のお父さんは悪魔の人なのよ。しかも、貴女には双子の妹が居る。」
「え、お父さんが悪魔の人…?
しかも、私には双子の妹が居るの?」
「うん…そうよ。ごめんね、言ってなくて。」
「じゃあ、お父さんと妹は何処にいるの?」
「その…お父さんは悪魔の世界に居るわ…。けど
貴女の妹は、何処にいるかは知らないの。
妹は、那月よりチカラが強く現れて、悪魔のチカラが天使のチカラより強く出てしまってて…そのあとから行方不明なのよ。」
私は、混乱した
「ただ、分かってることがあるわ。
それは、妹の名前は『那津美』ということ。もし、探すのなら名前で探してみなさい。」
「僕も探すの、助けるからな!」
と、Naoyaさんは、胸を張って言った
その後に、私はnaoyaさんがMASTERをしている
『The Uniqueness』に所属した
それから数年後に
お母さんは亡くなった___
- Re: 生まれ持った『チカラ』 ( No.3 )
- 日時: 2016/09/30 07:54
- 名前: 橘 羅奈 (&忌業 禍穢) (ID: 9AGFDH0G)
いつも通りの日々___
−−−
太陽の日差しが、いつもより妙に熱くて眩しいこの頃…
今日、俺とナツキ、それとハルキはチカラを上手く使えるように魔法の練習・特訓をしていた
熱い日差しが身体に照り付ける
暑くて、倒れそうだ…
今は、ナツキとハルキが対戦を始めようとしている
勝敗の決定ルールは、5分間に相手の魔法を如何に避ける・壊すことができるかどうかだ。
決して、殺してはいけない(同じギルドの仲間なので)
「じゃあ!私からいくね!」
ナツキが合図を出した
「おう!」
それに合わせてハルキが答える
『偉大な天の神よ!我に力を!!』
ナツキはそう言い、又続けて言った
『月のflying saucer!』
ナツキが集中して天に両手を広げいくつかの光り輝く円盤みたいな輪みたいなものを作り上げ、ハルキに投げ攻撃をした
すると、ハルキは闇の魔法で、その攻撃を綺麗に消してみせた。
次にハルキが
『闇狐!!』
と声高に叫んだ。するとハルキの前に闇を纏う狐が出現した。
その狐はナツキに向かって猛スピードで突撃していく。
ナツキはそれを見て
『月兎!!』
と叫んだ。彼女を守るように光り輝く兎が現れる。
俺から見ると有り得ない展開だ…w
2人とも動物を出したからだ。
2人とも遊んだな…w
「ごめん!遊んじゃったw」
ナツキがそう叫び、舌を出して笑った
「俺もw」
ハルキも思わず笑うと、そう言った
それから、ナツキとハルキはそれぞれ兎と狐を消した
するとナツキは真剣な顔付きになり
意識を集中し始めた
ナツキの手から、光り輝く弓矢が出てきた。
ナツキが弓を引く─矢がハルキの方へ飛来する。
風を切る音が響く。
弓矢の出現を見た瞬間、ハルキは
『大いなる闇の世界!いでよ!闇の結界!!』
素早く言の葉を紡いだ。
ハルキの周りが黒い透明な板に囲まれる。
そこにナツキが出した矢が飛んで来る。
しかし、その矢はハルキが神速で織り成した板にぶつかった瞬間に折れてしまった…
それを見てナツキは
本気を出した様だった。
ナツキはまた、意識を集中する。
ナツキの周りに白い霧の様な光が舞った。
光が集約し、その輝きを増す。
するとナツキが
『パチンッ』と指を鳴らした___
瞬間。ハルキの結界はバラバラに崩れた___
ここで、時間切れ___
決着─ 勝利の軍配がナツキに上がった
「はぁ…お疲れ様!ハルキ」
「おう!ナツキこそお疲れ様」
「2人ともお疲れ様。てか2人とも余裕があるんだな」
「いやいや、ハルキが狐だしたから乗ってみただけw」
「いやー、間違えて言っちゃたんだわ…w」
「へぇー!どんまいwハルキw」
「うぃw」
「次は、ハルキとユウだね!」
「そうだな…ハルキは休まなくてもいいのか?」
「うーん、まず、水分補給してからでいいかな?」
ハルキはあまり汗をかいていないが
少し疲れている様だった
ナツキは、まだ余裕がありそうだ
「うん!もちろん!」
「それにしても暑いな…」
「本当に、そうだよねぇ」
俺の問いかけにナツキが答えた
あぁっ…目眩がする…
視界が歪んだ
そして、俺は頭を抱えた
「ねぇ…!ユウ 大丈夫?」
少し離れた場所に居たナツキが、
心配そうな声をあげながら駆け寄って来る
「あぁ。大丈夫だ。」
「そう言ってるけど顔色悪いぞ?」
と、あとからハルキが駆け寄って言った
「そうか?」
俺はそうは思わないが…
「うん」
心配そうに頷くハルキ
「じゃ、ハルキと対戦するのは休んでからにする?」
ナツキは2人の会話を聞いてから俺に訊ねた
「んー、いや。今やる」
俺は一瞬考えたが、やると決めたからにはやる主義だ。
「えっ、本当に?無理しちゃダメだよ?」
ナツキは驚きを隠せていない
「いや、俺は大丈夫」
「そう…」
ナツキは一先ず納得してくれたようだ…今、表面上は。
「んまぁ、ユウが倒れそうになったら止めればいい話だし。な?ユウ」
流石ハルキ。
俺のことを分かってる
「おう!ハルキの言う通りだ」
「うーん、もう…分かったよ…
でも、本当に無理しちゃダメだからね!」
念押しにナツキはもう1度俺に言った
「あぁ」
俺とハルキは
それぞれの位置についた
「じゃ!今度は俺から始めるわ!」
「おう!」
俺はハルキの言葉にそう返した
はぁ…それにしても暑い…
俺は天使の結界を出そうと意識を集中する。
だが、なかなか結界が張れない…
暑さのせいか?
焦りが募り、余計に集中を妨げる。
しかし、そんなことを知らないハルキは闇のチカラで
矢を出し、攻撃してきた。
矢が目にも止まらぬ速さで飛んで来る。
俺は、攻撃の衝撃を受けないように天使の結界を張ろうとした_
しかし今日は、何故かなかなか大きな結界が張れない
焦りと困惑の中、
俺は暑さのせいか気を失いかけた
その時_
また、さっきの目眩が襲ってきた
あぁ…やばい…視界がよく見えない…
ヤバイ…倒れそうだ…足が縺れる。
重心がブレる。だめだ…これはコケるかも___
その瞬間──
バランスを崩し、必然的に下がった俺の頭の上を
ハルキが出した闇の矢がすり抜けた
「ッ!?…っうわ、あっぶっねぇ…!」
思わず声が出た。
あの攻撃を受けていたら無事ではいられなかっただろう。
「うわぁ!ごめん!ユウ!
大丈夫か!?」
ハルキが叫びながらこちらに走って来る
ナツキもすぐに駆け寄って来た
「ユウ!もう、言ったでしょ?もう少しで…危なかったんだから…」
ナツキは、最初は俺を怒っていたが、俺が無事だった事に安心したらしく…泣きそうだった
「泣くな…ナツキ」
俺は、戸惑いながらナツキの頭に手を置きナツキを落ち着かせた
「だって…」
まだ、ナツキは泣きそうだ…
「まぁまぁ。ナツキ。泣くのはよせよw
ユウが困ってるじゃないかw」
ハルキは笑いながら言いナツキの肩をポンと叩いた
「うぅ…ごめんごめん!ユウ
じゃあ、ギルドに戻ろうっ!」
ナツキは手を合わせ、拝む様にして謝った
「あれ…ナツキもう元気だね?w」
俺は少し笑って言った
「そーだよー!ナツキはもう元気なのだw」
ナツキはドヤ顔をした
へぇ…そうなんだw
俺は微笑んだ
「ナツキは、馬鹿だからなぁ!w」
するとハルキはナツキを馬鹿にしたように言った
「はぁ!?ハルキより馬鹿じゃないし!w」
その言葉に反応するナツキ
ナツキとハルキは少しの間 言い争っていた
「ほら…ギルドに戻るんじゃないの?」
俺が怠そうに言うと
「あ…忘れてたw」
ナツキはすっかり忘れてるようだった
「ほら、やっぱりナツキは馬鹿だねw
な?ユウ」
ハルキは俺に悪戯っぽい笑みで問いかけた
「そだなw」
俺も悪戯っぽく笑うと、そう答えた
「えぇー!ユウまで言うのぉ…w
もういいし…」
ナツキは、拗ねるように言いその場に立ち止まった
でも、口元を見ると笑っていた
俺とハルキはナツキを置いて歩いた
すると
「待ってよぉ!」
とナツキが追いかけてきた
俺達は、ギルドに戻った
-----------------------------
「へぇ…あの子が…ナツキちゃんか…」
誰かがそう呟いた___
「おい、何してる?行くぞ…!」
その呟いた人の仲間らしき人がそう言った…
「はいはい。そんなに怒るなって…」
呟いた人が言った
「次は、___で___ね。」
---------------------------
ユウ達は誰かに見られてることを知らなかった
この後
悲劇が起こることなど、
誰一人として
知る由もない___
その悲劇が起こるのは、
もう少し後の話______
Page:1 2