複雑・ファジー小説
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- 多重人格生活
- 日時: 2016/09/25 15:59
- 名前: オレオ (ID: a9Ili7i0)
解離性同一性障害…多重人格障害
幼少期のトラウマにより、起こる障害。
幼少期のままの人格を生み出したり、全く身に覚えのない人格(主人格とは真反対の性格)を生み出す
他人格は、主人格の生きる為の術として生み出されるのがほとんど。
主人公ならぬ、主人格
三吉 朝日 (男) 幼少期のトラウマについては、全く覚えていない
さらに、両親が誰かについてもおぼろげである。
年齢:18歳 性格は、物静か
他人格
賢都 (男) 朝日の最初に生み出した人格。
寂しがりやな性格。
朝日は、青一択が好きだが、賢都は、黄色が好き
朝日自身は、賢都をあまり表に出したことがない
だから、あまり、幼少期を知らない
白兎 (男) 第3の人格。
ゲーム好き。人格が出ると、一日中ゲーム。
無口な上に仏頂面の冷静な性格。
あまり、ノリにのれない。
翔葉 (男) 自傷行為がある。
朝日の幼少期を知る唯一の存在。
内気で、よく身のうちの闇に怯えている
梓 (女) 人格達の中の唯一の女、男の成りが嫌いなので
梓は、女装をしている。
まぁ、声までは、変わらなかった
暁 (男) トラウマによる、なんらかに対して恨みをもっている。
一番凶暴?な存在で。 不良的性格
圭 (男) 明るい性格。
優しくて、人格達をなだめる正体。
世話焼きオカンみたい。
二果 (男) 動画作成をしたり、ネット上で小説をかいたり、
彫刻したり、絵を描いたり、とにかく多趣味。
他人格のなかでは、朝日の救世主?
- Re: 多重人格生活 ( No.1 )
- 日時: 2016/09/25 17:11
- 名前: オレオ (ID: a9Ili7i0)
来なくていいと思うのに、願ってもいない朝がきてしまう。
そう、思い始めたのは、いつからだろうか…
昨日の寝相が悪かったのか…ベットにしいたはずのシーツがベットの下に落ちていた。
そして、何故か自分の衣服が買った覚えのないものへと変わっていた。
しかも、オレのキャラにどう考えても合わない衣服。
「…んだよ、NYって…ニューヨーク気分じゃねぇのに」
NYとはいったロゴTを脱ぎ捨てて、愛用のジャージを着た。
自分の部屋が、全く違う世界へと変わっている。
机の上には、オレが買ったばかりのパソコンと、オレのつかった覚えのないパソコンがのっていた。
荒削りの鉛筆と、生物学の分厚い参考書が、パソコンの上に無造作におかれている。
床には、誰かの飲みかけのコーラが入ったボトルが転がっていて、オレがしたとは思えない光景がひろがっていた。
普通なら、自分がしたことじゃない…と気づいたら驚くだろう。
だが、オレにとっては慣れた風景だった。
いや、むしろこれが、当たり前だった
オレは、それらを机から下ろし、片付けることなくベットに横になった
「めんどくせぇ…」
ごちゃごちゃになったオレの部屋に、そうつぶやくと、床に落ちた枕を拾い上げる。
枕の下からは、スケッチブックが見つかった
「なんだろ…これ」
ページをめくると、オレらしき人が丁寧に描かれてあった
確かにオレの名前が絵の描かれたページの端っこに書いてある。
「やっぱ、うめぇな。 アイツ」
日付が、昨日をさしている。この絵をかいた人間は、オレの部屋を荒らした張本人。
オレは、体を起き上がらせると、オレのパソコンを立ち上げた。
メール受信の文字
クリックをすると、動画がはじまった。
- Re: 多重人格生活 ( No.2 )
- 日時: 2016/10/22 14:05
- 名前: オレオ (ID: a9Ili7i0)
『久しぶり、朝日。 俺の事覚えてる?』
NYのロゴTを着たオレがPCという板を通じて話しかけてくる。
抑揚のある話し方、自分でもあまり笑ったことがないのに、そいつは、オレの顔して笑っている。
『まさか、忘れた…とか言わないでよ。 二果(にか)だからね。』
表情豊か、明るくて、愛されキャラ、そして多趣味。
好きな飲み物炭酸系、服のジャンルは気分で変える、生理学が得意。
オレの顔してオレのしない行動をする。
例えば、ネット上で絵を描いて投稿したり、動画作ったり、漫画かいたり…、とにかくそんなので稼いでるらしい…。
知らぬ間にお金の入った封筒が机にあって、びっくりした事があったが、全部二果の働いたヤツだった…ってなのが何度かあった。
家計には大助かりである。
ある意味救世主。
しかし、片付けとか洗濯とか料理とか…家庭的な事ができないせいで
二果が出てきた次の日には、部屋がゴチャゴチャに荒らされている。
出てきた,, ってのは、オレの持ってる障害が原因。
解離性同一性障害。
長くて読みにくい… 短く言うと多重人格ってやつだ。
幼少期に大きなストレスを抱えた事が原因だが…詳しくは、知らない。
『朝日。気づいた? スケブに朝日の顔書いたんだけど…あ、いや、まぁ、正確には俺の顔を描いて、朝日の服を着せたんだけど…さ』
どうと言わんばかりに、嬉しそうな顔をしてオレに向かって首を傾げる
『結構、いい感じじゃない?他のヤツのも描きたいけど…今日は、眠いから、もう寝るよ。 …あ、近いうちに俺、また、顔出したいからよろしくね、朝日』
そう言って、3分ちょっとの動画が終わった。
オレは、PCの電源を切ると、二果のスケブを適当に棚の中に直し、そこらに散らばったゴミ(二果のせい)を掃除する。
多重人格障害を持っていると、普段オレが出来ない事が出来たり…する
が、家の状況が変わったり、記憶がなくなったりと、大変である。
だから、オレらは、PCを通じて今日あった出来事をなるべく話すようにしている。
主人格のオレの中には、知ってる限り7人が住み着いている。
さっきのは、そのうちの一人 二果(男)。
7人には、出てくる時間帯を夜の間と設定してるわけで、主人格のオレは、朝昼を学校や家で過ごすことができる。
ちなみにオレは、18歳。
高校3年…である。
そして、今は、平日の、am.10:00。
フツーなら、学校へ行っている時間なのだが…二果の行動時間が長かったせいか、ものすごく体が重い。
「死ぬぞ…このままの生活だと…」
人格が違っていても、行動するのは同じ体。
重いのは、当たり前である。
いくら成績が良いとも…登校日数が少ないと、大学はおろか…仕事にも…就けない
一番それが心配な高校3年である。
ブッブッ ブブッ・・・
スマホの着信音が鳴る。
表示される名前は、『加藤 雅也』となっている。
オレの親友。
通話ボタンを押す
『おい、起きてるかー? 死んでるかー?』
能天気な言葉は、彼のモチーフ
「死んでたら、通話するか…?」
そんな、問いにも答えずマイペースで話し始める。
『学校始まってるけど。』
「ああ——。 知ってる」
『知ってるならはよ来いやっ!——寂しい〜』
オレは、そのまま彼のノリには、ついていかず、淡々と話す。
そして、テキトーに話を合わせる。
『とにかく、待ってるでーっ 』
「りょーかい じゃあ」
通話終了のボタンを押し、電話を切った。
こんなグダグダな毎日。
いつまで続くのだろうか…とりあえず今日の遅刻の原因を、二果になすりつけ(心の中で)オレは、ゆっくりと、仕度を始めた。
続く…
- Re: 多重人格生活 ( No.3 )
- 日時: 2016/12/10 14:05
- 名前: 黒兎 (ID: bs11P6Cd)
梓が自分的には好き…。
まだ、出てきてないけどさ…w
- Re: 多重人格生活 ( No.4 )
- 日時: 2017/01/06 23:45
- 名前: オレオ (ID: bs11P6Cd)
女装は、ウケるなww
さすがに…
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