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複雑・ファジー小説
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- 死神の日記
- 日時: 2016/09/26 16:16
- 名前: Danon (ID: nH0S84tQ)
はじめまして。Danonと申します。
今回が初めての小説投稿です。稚拙な文章ですがどうぞよろしくお願いします。
ー注意とその他もろもろー
・荒らし、悪口等はおやめください。
・文才なんてものは持ちあわせていないため、話が矛盾している箇所があるかと思われますが、どうか生温かい目で見守って下さい。
・受験生のため、更新頻度がかなりばらばらです。
・その他質問やご意見、アドバイス、感想をお待ちしています。
それではスタートです〜。
- Re: 死神の日記 ( No.1 )
- 日時: 2016/09/26 16:41
- 名前: Danon (ID: nH0S84tQ)
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「あ、目が覚めた!」
寝起き直後の微睡みの中、女性らしき人の声が耳に入ってくる。
霞む目を擦ると、声の主が見えた。
「おはよ〜」
ただ近い。すごく近い。彼女と私の顔の距離は10cmもない。息遣いが聞こえるほどに近い。
「えっと…誰?」
「私?私はソフィだよ。あなたは?」
「私は…」
あれ、何だっけ私の名前?
手がかりになるモノを思い出そうとしたが、何も思い出せない。
誕生日も、何歳かも、今までのことも、そして両親の顔さえも。
全てがプチッと断ち切られたのように何も思い出せない。
「ごめんなさい…分からない」
「やっぱり?私も〜。この名前もつけてもらったんだ」
「つけてもらったって、誰に?」
「あっ、そうだった!目覚めたら連れてこいって言われてたんだった」
「だから、その人誰なの?」
ソフィはニコニコ笑いながら言った。
「死神様だよ」
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