複雑・ファジー小説

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フィッシング&悠々ライフ
日時: 2016/11/23 10:45
名前: 降谷零 (ID: CWo1/r7X)

初めまして。降谷零です。題名の通り、今回は釣りを舞台にした小説を書きます!
釣り好きな方、そうじゃない方、ぜひ今一度釣り生活に惚れ込んでみては?
ではでは、始めます。

【登場人物】
名前/読み:宮那 瞬/みやくに しゅん
性別/年齢:男/16歳
容姿:天然パーマ気味の黒髪。茶色っぽい瞳

名前/読み:小鳥遊 凜/たかなし りん
性別/年齢:女/16歳
容姿:黒髪の短髪。小柄で華奢な体格。

名前/読み:小野寺 亮/おのでら りょう
性別/年齢:男/22歳
容姿:ぼさぼさの黒髪。茶色の瞳。かなり大柄。

Re: フィッシング&悠々ライフ ( No.1 )
日時: 2016/11/23 11:05
名前: 降谷零 (ID: CWo1/r7X)

 父親の仕事の関係で、幼い頃から引っ越しばかりだった。親が部長に昇進し、やっと定住出来ると安心したのも束の間、また転勤が始まった。
 長野県の中学校を卒業し、工業高校に通おうとしたが、まさかの引っ越し。折角仲良くなった同級生と別れ、青森県という未開の地へ赴くこととなった。
「瞬、着いたわよ。ここが新しい家!」
「家?アパートじゃないの?どうせまた引っ越しがあるのに」
「お母さんの話聞いてなかったの?転勤は今回が最後。青森に定住するのよ」
「はっ!?定住!?前の所じゃ駄目な訳?」
「仕方無いじゃない。お父さんの仕事が落ち着いたんだから」
 がっくりと肩を落とし、新築に入る。どうせなら、もう少し早く定住決定して欲しかった。友達を一から作るのは中々大変なのだ。
「青森は良いぞ。自然は豊かだし、何しろ海がすぐ側だ!魚介類が有名だよなぁ」
 盛り上がる両親の会話を片目に、瞬は溜息を吐いた。
「2、3日したら転校手続きして学校に通うのよ。普通科だけど良いわね?」
「分かったよ、母さん」

 それからは、家具の配置や片付けに追われ、あっという間に時間が過ぎた。
 遂に転入の日。新しい学校を前に思わず身震いした。小学生位なら、まだ友達は作り易い。だが、今は高校生。それに時期も問題だ。7月という中途半端な時期での転入。クラスメイトは受け入れてくれるだろうか。
「それじゃあ、私が名前を呼んだら入って来てね?」
「はい」
 担任の先生の軽い紹介の後、教室に入るスタイル。漫画やアニメの中でしか見たことが無い、斬新なケースだ。
「では、転校生の宮那瞬君。入って下さい」
 意を決して扉を開ける。クラスメイトの好奇に満ち溢れた視線を受け、足が竦みそうになる。何度転校してもこれだけは慣れない。
「長野県から転校して来ました、宮那瞬です。宜しくお願いします」
 嗚呼、無事に高校生活が送れますように。

Re: フィッシング&悠々ライフ ( No.2 )
日時: 2016/11/26 20:22
名前: 降谷零 (ID: CWo1/r7X)

 あああ……緊張する。これで友達出来なかったら悪夢だよ。ここで定住決定だし。
「ねぇ君」
「は、はい!」
「あはは。そんな緊張しないで。これから宜しくね!」
 皆優しいなぁ。案外早く友達出来そう。
「瞬君って呼んで良い?」
「うん、良いよ」
 その言葉を皮切りに一斉に質問攻めが始まった。
「部活はどこに入る?もう決めた?」
「まだだよ。あんまり運動得意じゃないし……」
「それなら吹奏楽部は?」
「文化系ならパソコン部!」
 吹奏楽もパソコンも得意じゃないし。これといった特技も無い。
「部活って強制?」
「ううん。入ってない子もいるよ」
「じゃあ、もう少し考えてみるよ」
「そっか。ゆっくり考えてみて!体験見学もやってるから」
 体験かぁ。行ってみようかなぁ。まずは、青森に慣れてからにしないと。積雪とか凄いだろうし、寒そうな外のスポーツは嫌だなぁ。
「席に着けよ。授業始まるぞ〜」
 先生の一声に皆が静かになった。東北の県は勉強熱心って聞いたことがある。テストの県平均点も高いとか。転校前に先生から散々脅された。ついていけなかったら、どうしよう。


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