複雑・ファジー小説

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冠を背負うもの
日時: 2017/02/04 11:53
名前: あやね (ID: 4C1MnACG)



「言ったはずだよ?」

湖面のような静かな瞳。

そこからは何も読み取れなかった。


「何をしようが無駄だって」


無駄。


アクィラが幼いころから聞いてきた言葉。

それが今、目の前の人に再び投げかけられた。



「気づかないとでも思った?
 『狩人』たちが私を見つけないよう、
 裏で動いていたのはアンタでしょ?」


「…なんのことだ?」

そうだ。

あの『狩人』が人を一人を探すのにここまで手間取るなどありえない。

わざと誤った情報を伝え、クレイヤが見つからないよう手配したのは
まぎれもなく彼女なのだ。


だが、アクィラは認めない。

軍事最高長官が、
こんな小娘一人のために動くなどあってはならないこと。



「誰が何をどうしようが」

クレイヤの何の感情もこもってない声。



「来たるべきものは、遅かれ早かれ、来る」







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