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複雑・ファジー小説
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- あの日の約束を
- 日時: 2017/02/26 16:57
- 名前: 堕天使 (ID: woIwgEBx)
堕天使です!第二作目がんばりますよぉ!!
この話は実際に体験したことを脚色したものです!
(登場する人、団体名は全てフィクションです)
それでは、楽しんでください!
- Re: あの日の約束を ( No.1 )
- 日時: 2017/02/26 17:15
- 名前: 堕天使 (ID: woIwgEBx)
世の中には『天才』が存在する
これは、私と天才の約束のお話.....
ゲホッゴホッ
勢いよく咳き込む。それと一緒に真っ赤血が白い絨毯を染める。
私−山田 桜(やまだ さくら)−は現役女子中学生の14歳。
小さい頃から病気がちで学校にはほとんど行かない。
咳き込む私を母が必死になだめる。
父が電話している。きっといつもの病院だ。
私は病院が嫌い。
だって哀れみの目を向けられるから。
数分後。救急車のサイレンが聞こえた。
担架で運ばれる。これ...何回目だろう?
そんなことを考えながら私は天井を見つめていた。
「痛くない?」
若い看護師が話しかける。私は軽く睨みながら頷く。早く出ていってほしいから。
看護師が出ていくと私は本を取り出した。
優等生が読むような本じゃなくて漫画だけど。
つまらない。つまらない。
いつまでこうしていなければいけないの?
私は立ち上がった。胸まで伸ばした髪がうっとうしくまとわりつく。
個室のドアを開けると廊下を歩く。
幸運なことに看護師はいなかった。
しばらく歩くと少しだけドアの開いている部屋がある。
そっと覗いてみると、長方形の小さい紙に何かを書いている男の子がいた。
それだけなら珍しくもないんだけど。
その紙が何十枚、いや何百枚もあった。しかもほとんど何か書いてある。
『おかしな子』
それが天才の第一印象だった
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