複雑・ファジー小説
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- 悪魔と俺と
- 日時: 2017/03/14 19:02
- 名前: 雨兎 (ID: hgtXWZYO)
「あの日俺は……__」
どうも雨兎です。共同創作のやつ小説もどき化させました。今回は放置させない。多分。
相変わらず亀更新になるかと思いますがそれでもよければどうぞ。
- プロローグ ( No.1 )
- 日時: 2017/03/14 19:07
- 名前: 雨兎 (ID: hgtXWZYO)
あの日。俺は気がついたらここにいた。
目の前には角が生え、俺から見て左目を隠している青年が。
「…」
これは俺とこの悪魔の物語。
- Re: 悪魔と俺と ( No.2 )
- 日時: 2017/03/14 20:22
- 名前: 雨兎 (ID: hgtXWZYO)
目の前の青年はくわえていた棒付きキャンディーを手に持ちそれで此方を差し喋った。
「貴様。名前をなんと言う」
「……」
「俺が聞いているんだ。早く答えろ」
答えろ、って言われてもな。何故か名前を思い出せない。それどころか何故ここに来たのかも……。
「おい」
「……」
うるさいな。早くこの時間過ぎないかな。イライラしながら時間が過ぎるのを待つ。
「……」
俺が何も答えないというのを見るとむ、として黙りこんだ。
一体ここは、こいつは何なんだよ……。
「……おい貴様」
かと思いきやまた口を開く青年。
「ここが何処か分かるか?」
「……」
わからないっつーの。なんでそんな分かりきったこと聞くんだこいつ。そう思ってると俺が答える前に青年は口を開いた。
「ここは俗にいう魔界。死んだ人や悪魔しか来れない場所だ」
「……は?」
「む。ようやく喋ったな」
「いや喋ったなじゃなくて……お前今なんて言った?死んだ人?」
「?あぁ」
……は。
「てことは俺、って……」
「死んでるがそれがどうした?」
「なんで」
なんで死んだ?病気か?病気で死んだのか?だとしたら納得がい
「死ぬ間際、俺への生け贄に使われた」
……生け贄?いえにえ?イケニエ??
理解が追い付かない。なんで生け贄なんかに使われた?家族は止めなかったのか?え。なんで。
「再度聞こう。貴様、名をなんと言う?」
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