複雑・ファジー小説
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- 地球滅亡まで残り5秒前
- 日時: 2017/05/27 00:44
- 名前: のんたん(川島はるか) (ID: Czp3EQdA)
さあ、新連載のお時間です。早くね?って思っているかもしれませんが、実はやってみたいことがありまして......それは置いといて、とりあえず応援してね!
- Re: 地球滅亡まで残り5秒前 ( No.1 )
- 日時: 2017/06/04 00:58
- 名前: のんたん(川島はるか) (ID: UYrr3QoJ)
前回のやつは消させてもらいました。展開に迷ってしまったので......。あと、小説の書き方をこちらのお話では変えさせていただきます。それではどうぞ......。
「彼氏が欲しい」
私には幼馴染みと呼べる存在が一人いた。彼はいつも誰かと遊びに行って、泥んこになるかびしょびしょになるかして帰ってくる。帰ってくる際、彼はいつも笑っていた。そんな彼の姿に思わずくすっと笑ってしまう。
猪突猛進、と言ったほうがよいだろうか。考えるより、まず行動! それが彼のポリシーなのだろう。
実際、理科の実験で手順が分からなくなったときに、先生に質問せず適当にやったら爆発したのである。まるで漫画のようにみんな真っ黒になり、彼だけが真っ黒になりながらも笑っていた。
彼と私は家が隣近所で、よく遊んだ仲だ。そのとき私は彼のことが好きだった。しかし相手は私のことを"女の子"とは思っていない(と私が勝手に考えた)ので、今さら告白はちょっと、と思い気持ちは伝えていない。このあと、彼と離ればなれになり後悔するとも知らずに......。
彼と別れたのは中学一年生のときである。中学校に入学したばかりの頃、母は私にこう言った。
「キノくんとはもう関わるのはダメよ」
この言葉は学校中に広まった。私は正直いって分からなかった。しかし、彼には近づけまいと友人たちはあの手この手で私と彼を離した。そして、夏休み直前に彼の転校は決まった。
理由は単純である。彼の父親が逮捕されたからだ。
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