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複雑・ファジー小説
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- ベロニカを殺すことにした。
- 日時: 2017/06/18 00:08
- 名前: Satsuki (ID: ./JJ2jTc)
特に意味はない。
- 1-1 ( No.1 )
- 日時: 2017/06/18 00:14
- 名前: Satsuki (ID: ./JJ2jTc)
赤色の雨が降っていた。
遥か曇天を覆いつくして、赤色の雨が降っていた。
上から下へ、重力に従って、ただ落ちる雫が多数いた。
その全てが赤色であった。
それが落ちる先も、地面も、また赤色であった。
濃い赤色があった。
赤色だけが埋め尽くす中、ひときわ濃い赤色があった。
縦に長く、押突の激しく、色もとりどりの赤色があった。
赤色だけが埋め尽くす中、ひときわ濃い赤色であった。
赤色はそれだけだった。
どこまでも赤く、いつまでも赤く、赤い赤、それだけだった。
- 1-2 ( No.2 )
- 日時: 2017/07/02 21:51
- 名前: Satsuki (ID: NX5CCS/.)
赤色は赤かった。
赤色の雨は止むことを知らず、なおも地面と縦を赤くしていた。
その濃い赤色の縦は、実はおともなく動いていた。
滑るように、赤色の雨の中、赤色の地面の上、おともなく動いていた。
先の赤い赤色を、その濃い赤色は動いていた。
その濃さに周りの赤色は塗りつぶされて、さらにその赤を増やしていった。
赤色の雨は止むことを知らず。
赤色の濃さは止まることを知らず。
動いて、塗って、赤くなった。
そうやって赤色は赤くなっていた。
こうやって赤色は赤くなっていく。
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