複雑・ファジー小説
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- Gameーその1ー
- 日時: 2017/07/22 23:10
- 名前: 竜来(リンク) (ID: Iohw8dVU)
初投稿です。……というか掲示板自体初めまして。
竜来(リンクと読みます)といいます。内容分からない+雑文章ですが、よろしくお願いします。
今回から書かせていただくのは、 Game といいます。タイトルは適当です。何となくの思いつきです。
ここで書いていいのか判定が難しい内容になってきますが…サイコホラー要素を含むかもです。まだ執筆途中(表現違う気も…)なので、どうなるかは分かりませんが。
ルールの説明は、小説でしていこうかなと。
書いてるとはいえ、途中で方向わからなくなったら挫折するかもしれないですね。その時は読んでた方はすみません。
……ホラー要素苦手な方は即戻られてくださいね。そうならないようにはしますが、一応です<●><●>
登場人物>>1>>2
- 登場人物 ( No.1 )
- 日時: 2017/07/22 22:59
- 名前: 竜来(リンク) (ID: Iohw8dVU)
神座 咲耶(かむくら さくや) 17才(男)
その1の主人公。リーダー気質で、決断力をもつ。他人を放っておけず、何にでもすぐに首を突っ込む。羅紅、羽音、奏音、美雨と幼なじみで、5人グループを引っ張るリーダー。実は羽音に片思い。
三年前に両親を事故で亡くし、現在は一人暮らし。しかしあまり変わった様子はなく、楽しく過ごしている。
七川 美雨(たながわ みう) 17才(女)
物静かで引っ込み思案な女の子。過去にいじめられたこともあり、疑心暗鬼。公ではあまり物事を言わないタイプ。
小さい頃に両親が離婚し、どちらにも引き取られずあてが無かったところを見かねた祖父母が引取り、今まで育てられた。決して裕福とは言えなかったが、それなりには楽しく過ごしていたようだ。
高端 羅紅(たかはた らく) 17才(男)
あまり目立ちたがらないやつ。でも言われれば基本、何でもする。そしてそれを全てこなしてしまうすごいヤツ。死んだような目をしていて、暇があればヘッドホンで何かを聞いている。何を聞いてるかは秘密らしい。
高校から一人暮らしを始めており、現在家族とは疎遠状態。
古賀 羽音(こが はのん) 17才(女)
おっとりした性格のお姉ちゃん。常にスケッチブックを大事そうに抱えている。目立ちたがらず、穏便を好む。
奏音の双子の姉。顔もそっくりで、いつも同じ服を着ているので判別が難しい。唯一咲耶のみ判別可能。
古賀 奏音(こが かのん) 17才(女)
しっかりした姉想いの妹。遊ぶ時とかの企画はこの子が計画している。5人でいるのをとても楽しんでいる。
羽音の双子の妹。
- 登場人物 ( No.2 )
- 日時: 2017/07/22 23:09
- 名前: 竜来(リンク) (ID: Iohw8dVU)
範谷 地弦(はんや ちづる) 32才(男)
表情豊かなメガネの似合う好青年(青年判定でおK?)。大手の会社でそれなりの地位を確立していたが、二年ほど前に辞めてしまった。誰にでも手を差し伸べるが……。
立花 静奈(たちばな しずな) 29才(女)
バツイチのビジネスウーマン。範谷と同じ会社で働いていたらしい…が面識は無かったようだ。現在は仕事を辞め、自営業で生活している。
高端 玲(たかはた れい) 19才(女)
羅紅の姉。普段から何かに怯えているようだ…。子ども群がいる時は、咲耶と一緒にまとめ役をしている。
古森 焔牙(ふるもり えんが) 年齢不詳
名前を変えまくっている、危ないヤツ。何故かいつもにたついている。もとが大金持ちで、金銭感覚がかなり狂っている。全ての情報が不詳であり、名前でさえも確実とは思えない。
今ゲーム参加者 計9名
キキ&ミミ
案内人兼GM(ゲームマスター)。公正な審判が売りだという、サキュバス姉妹。これが本音だといいのだが……
- その1 乱走 ( No.3 )
- 日時: 2017/07/22 23:29
- 名前: 竜来(リンク) ◆3HYJsIYo1Q (ID: Iohw8dVU)
八月某日。
【第1機】
俺たち5人組は、不自然な街の中に幽閉?されている。なんで幽閉されてるかわかるかと言うと、出ようとして、道を歩いてたら途中で見たこともないような柵に阻まれたからだ。見えないのに、出れなかった。
美雨「ねぇ…ここ、どこだろう……」咲耶「…俺も分からないよ」
……とりあえずここまでの経緯を、もう一度見直してみようと思う。
——————
確か最初は…課外帰りだったと思う。かなり時間は遅かった。
夏休み課外といっても、うちの学校は進学校だから二年のうちから受験対策をさせられる。成績は俺はまだ中の下くらいだけど、美雨と羅紅は驚くほど点が悪い。課題が出来ず、案の定二人は残されることになった。二人だけ残されるのも、って思って俺含む三人は二人が終わるまで待ってたんだ。…ホントは夕方までかかるとは思ってなかったんだけど。
それで、たしか……
咲耶「お前らホント長すぎだよ……2時くらいには終わると思ってたのに」
奏音「ほんと!待ちくたびれちゃったよ!なにかジュースでもおごってよ!!ぶっ倒れるーー」羅紅「……わるかった」
美雨「ごめんね…ほんとに分かんなくて…」羽音「美雨ちゃん、勉強今度また教えてあげるね」
美雨が微かに「ありがとう」って言ったのが聞こえてた気がする。
咲耶「俺、帰ったらやりたいことあるんだよね……裏道通ってもいい?」
みんな賛成だった。
…で、その後いきなり変なやつが現れたんだ。
俺たちの名前を全てフルネームで読んで、そいつが手をかざすとめちゃくちゃな人数の黒ずくめが俺たちを襲った。…俺も本当に微かにしか記憶がないんだけどね…なんかブツブツ言ってた気がする…
今思うと、近道しようとして裏道を使ったのが馬鹿だったんだろうな。あそこ、人通り少なくて危険だって担任にも言われてたのに。
……ともかく、こんないきさつだった…ような。
そうそう、なんでこの街が不自然かと言うと、街に誰もいないからなんだ。人っ子1人、見当たらない。不自然を通り越して、もう不気味だよ。……ここで人に会いたいとは思わないけどね。
- Re: Gameーその1ー ( No.4 )
- 日時: 2017/07/23 20:15
- 名前: 竜来(リンク) ◆3HYJsIYo1Q (ID: Iohw8dVU)
……そうして気がついたら、この街にいたんだ。
咲耶「にしても……ここ、どこだろうな…人はいないし街の雰囲気やばいし…」
美雨「は、早く帰りたいよぅ…」
羅紅「…」羽音「……」奏音「………どっちか喋ってよっ!!こっちも不気味じゃんっ!!てか、羅紅はどっちがどっちか分かっ…」咲耶「やめておけ」
俺はそう言って、奏音を制した“らしい”。
なぜそういうかって?実はこの時……俺は無意識だった。無意識のうちに、彼女を制止していたんだ。
奏音「咲耶……?」咲耶「なんだろう、名前は言わない方がいい気がするんだ…」
でも、この時そう思ってたのは事実だ。何だかこう……不穏な気配はしてた。
それには羅紅も気付いたみたいで、そっと俺に耳打ちしてきた。
羅紅(「お前も気付いたのか?」)咲耶(「…そうだよ、羅紅も?」)羅紅「……」
奏音「ちょっとちょっとー!!除け者にしないでよ!」羽音「咲耶くん、除け者にしてたの?」
美雨「羅紅まで……?」咲耶「ぃ、いや…違う、違うよ!そんなんじゃないから!」
慌てて訂正して、また笑って……いつもの日常ならもう家に帰る時間だ。でもここは…
いつもの日常じゃない。非日常だった。
- Re: Gameーその1ー ( No.5 )
- 日時: 2017/08/01 20:49
- 名前: 竜来(リンク) ◆3HYJsIYo1Q (ID: vstNT7v3)
何でか分かんないけど…急に美雨が泣き始めた。あ、間違えた。理由はわかってたんだ。羽音が唐突に「じゃあ、もう帰ろっかー」なんて言い出すからだ。
咲耶「…っこ、こら、そんなこと…」羅紅「……あ〜あ、泣いた」奏音「もー!お姉ちゃんがそんな事言うからー!」
羽音「えぇ〜?私のせい…?」
でもこれは紛れのない事実じゃん。反論しようとしたら、その本人に右肩を叩かれた。トントンって、呼んでるみたいに。
それで俺は振り向いた。
街の外…俺達が壁に阻まれている外側に、人影が2つ、現れた。
近付いてきたのをよく観察してみると、影はお互いにそっくりだった。髪型も、服装も、顔も、髪の上に突き出ている…角も。何もかもが、同じだった。
?1「やぁやぁ」?2「ゃあゃあゃあ」
二人は息をぴったり合わせて、こちらに笑顔を向けてくる。よく見ると、目の色も全く同じ。
美雨「な…なにぃ…」羅紅「……」
羽音「女の子…?」奏音「お姉ちゃん、どう考えても…普通じゃないよ……」
みんなも困ってるようだったので、やっぱりリーダーやってる俺に目線が集まってくる。……仕方ないな。
咲耶「あんたは……何者なんだ?ここ、どこなんだよ。俺達、家に帰りたいんだけど…」
そう言いながら一歩前に踏み出す。彼女らは表情を変えなかった。さっきのにやけ顔のまま、こちらを見つめ続けている。……不気味なくらいに。
?1「教えないょ」?2「教えないゎょ」2人の語尾はフェードアウトしてくみたいだった。最近のギャルってやつか?良くわかなかったけど、あんまり良い印象じゃなかった。
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