複雑・ファジー小説

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りわいんど
日時: 2017/09/02 14:28
名前: 空差し指 (ID: 6MjU9.jk)

ぶっちゃけ気まぐれ

Re: りわいんど ( No.1 )
日時: 2017/09/02 14:50
名前: 空差し指 (ID: 6MjU9.jk)

・1・

どんな時もそうだった。ほんの一瞬の出来事というのは、その歩合に合わずこれからをも引っ張る。1の出来事が10を作る。なんて事を当たり前だと感じる今を放置しても良いのかと考える。が、考えたところで何も出ない。出るはずがない。「此方側」は、いくらもがいてもその1が発生した時点で逆らえない何かに流されるのだから。それはウォータースライダーの逆走を試みるように愚かな事だからだ。
だが逆に、もしもその1の前に戻れるとしたら。その発生する1を回避できるなら、その流れにすら乗らない。1を1’ に回避することができれば、考える事は無かったのだろう。が、これもまた愚かだ。不可能だ。それにその一瞬は突然やってくる。突如だからこそ厄介であり、これからなのだ。後戻りの出来ないスライダーを選び直す権利なんて誰しも持ち合わせてはいない。ただ、逆に言えばこれまでの9変えようとするにはたった1で事足りたという事だ。

Re: りわいんど ( No.2 )
日時: 2017/09/02 15:21
名前: 空差し指 (ID: 6MjU9.jk)

今年で高校2年になった。一年の頃はと聞かれると、別にそれといった事も無かったと思う。成績も悪くは思われない程度には維持しているし、態度だって勿論の事悪くはない…だろう。というか普通。人間関係も、さほど苦労はしていない。
今思えば、周りの人間は恋や遊びで青春を謳歌しでいるようだった。俺といえば、色恋沙汰にもあまり興味は起きないし、高校の人間とはあまり遊びに行くようなタチではない。かといって部活に励む訳でもなければ、一貫して続けている趣味もない。こう思えば、なんて無駄な一年間なんだ。とも思えてくるが、そこは無理矢理にでも意味のあるものだったのだと肯定する。
学校までは自転車を急ぎ目に漕いで30分。坂が少し多めなので、夏は本当に辛い。今は四月後半だが、そろそろ汗が止まらなくなってきた。
あまり外に出回るタチじゃないので学校周辺の地域には馴染みがない。正直、ここはどこかと聞かれても答えれる自信はない。そもそも興味が無い。
高校には同じ中学だったであろう人間が何人かいる。その中の一人に、俺と親しい奴がいる。そいつとは小学校の頃からの馴染みだ。身長は少し低めだが、小さすぎる訳でもない。男だ。性格は良いと言える訳ではないが、何処が恨むことの出来ない陽気さがある。これはあいつの良い所の1つかもしれない。 名前は 宮村 裕太 だ。高校ではジャムと呼ばれている。由来は
〝俺はこの学校のムードメーカーになる〟と言い。不思議なことにりんごジャムを学校の生徒に配り回っていたからだ。おかげで、知名度、立ち位置、ジャムというあだ名を手に入れたらしい。人間何しも行動力だなと実感した。
だが困ったことに、この変人と関わっている人間ならある程度は面白いのだろうという概念が発生してしまい。結構な人数をがっかりさせてしまった。勝手に自分の理想を押し付けておいてそれはないだろう。




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