PR
複雑・ファジー小説
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- My PLACE
- 日時: 2017/09/16 08:18
- 名前: はる (ID: Mm9jHYga)
私だけの物語。
- Re: My PLACE ( No.1 )
- 日時: 2017/09/17 09:25
- 名前: はる (ID: Mm9jHYga)
彼女たちが初めて5人でバドミントンで表彰状をもらったのは、10年も前になるだろうか。その時から写真を撮るときや整列、表彰されるときの並び順が何となく決まっている。今も尚。彼女たちがそんなことを気にせず平然としているということは、それが当たり前であり、他にも5人の間で何かが習慣づいているのではないだろうか。
彼女たちが一緒に過ごせるのは、やっと同じ高校に入ってからであった。
- Re: My PLACE ( No.2 )
- 日時: 2017/09/17 09:45
- 名前: はる (ID: Mm9jHYga)
200X年
彼女たちは中学校に入学した。
彼女らは同じバドミントンのクラブ・紅沢ジュニアクラブに通っていたが、それぞれ住む地域は違う。よって5人はバラバラ。
「先生、おはようございます!」
セーラー服をきっちり着こなして、校門の前で先生に挨拶するのは早野楓である。ストレートの長い髪をしっかりとポニーテールにしている。背中にはラケットバッグを背負っていて、ALL JAPANの文字が刻まれていた。
「かえちゃーん!おはよ!」
「おはよー!」
ウザイくらいに、元気。皆からは早速「かえちゃん、楓」と親しみを込めて呼ばれている。
「お…やったぁぁ」
彼女は頭がいい、テストは学年1位である。教科1位も幾つかあるらしい。
彼女の周りにはいつも人がいる。学級委員長であり、学年では名の知られた存在であった。
「楓ってさー」
「ん?」
「何部?」
「バドミントン部だよ」
Page:1
PR