複雑・ファジー小説

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時間塔 -序-
日時: 2017/11/16 08:41
名前: それっぽいきゃっみぃ勇者Lv.23 (ID: sb4c5jj4)

 初めまして!!

 ここへ小説を書くのが初心者のきゃっみぃ勇者です。

 結構更新速度遅かったり世界観ワケワカメだったりしますがそれは今迄お化けキノコ狩りに精を出してたからです。ごめんなさい。

 通っている某サイトの成り部屋の皆さんへ。

 わっぁぁぁぁああい読んでくれたら嬉しいですぞぉぉおぉっぁぁあああ↑↑(殴
 
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〜あてんしょん〜

い.盛大な誤字,脱字がきっとある
ろ.文章力や語彙力が皆無だと思われる
は.そこまで面白くもない茶番
に.設定がわかりにくかったりする
ほ.その他かなり至らぬ点があるかと存じますので、心が海の如く広い方に読むことを推奨します
へ.作中の”クロノス”って部分は某王道冒険ファンタジーゲームと関係ありません

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-時間王の声高らかに響きし時計塔・クロノスの王宮の祭壇にて-

「何処だッ!!何処へ消え失せたあのバカはッ!!」

 時間。万物において、絶対であり絶懐。
 世の時による不具合によって生み出された、”時間”そのものにしか干渉できない異次元の狭間。そこに”時間”達は或る。一種の王国のような、そしてどこかおかしな時間の流れる、”時間”の住居。それこそが「時計塔クロノス」だ。
 それぞれの担当地域の時を正確に刻むのが”時間”の業務内容だ。少しでも時を刻むテンポが変化すれば、その”時間”は処罰される。時を刻むには体の中の養分を使用する為、業務的にも生命的にも、ずっと働き続けるわけにはいかない。その為、”時間”は交代制勤務をとっている。時計塔クロノスの民は、”王族以外”は全員時を刻む時間の正社員といっても過言ではないだろう。
 時間というものは実に単調である。
 証左といえる程ではないにせよ、「楽しい時間は早く感じられる」、「校長の話が一年を彷彿させるレベルで長い」、「ついこの前まで赤ん坊だと思っていた」、エトセトラ。そんなあるある話がいくらでもあるが、実際、「長く感じられる話」をする”校長”や、「成長する」”赤ん坊”等々、あるある話の登場人物側からしてみれば経つ時間というものは案外語り手のそれとは逆である事も多い。そう考えると、やはり時間というものは万物において平等に進んでいるのだと、まさに単調にその時を刻み、気障される事すら皆無に成っているのだと気付かされる。
 一言で表し、単調。そうとしか表しのしようがない程に単調な時間の摂理をこよなく愛しながら、反面にそれが崩壊する時を考えると悦楽を味わってしまう、狂気的な”時間”。時間王の息子。王子・アリス。

「申し訳御座いません王様。現在総力を以て捜索に奔走しております。....次は図書館を探しなさい。」
 王宮に使える女中の中でもかなり体格のいい、眼鏡をかけた老婆は、胸に手を添えた後に手際よく他の女中に指示を出す。彼女は女中長。時間王直属の臣下でもある。
 現在の状況----今日は王子アリスの生誕十二歳の誕生日なのだが、その本日の主役が失踪中、という状況だ。王室の従業員の内、交代制勤務の中で番が回ってくるのがまだ先の者達で、総力をかけて絶賛捜索中である。実はこのような事態には前例がある(週一の頻度)。その為、従業員の不満を募らせまいと、時間王は王子が騒動を起こす際には別途給料を支払う事となっている(女中長が巧みに義務付けたようなものであるが)。時間王は「税金また上げるか....嗚呼、無限闇ループよ....」が口癖だ。要するに足りないのだ。金が。とてつもなく。王様なのに。
 時間王はやれやれとため息をつきながら、祭壇の頂上の美しき肖像画に視線を送る。今は亡き元時間王...現時間王の妻にあたる。気高き王の息子への育て方は如何なものだろうか。

     ※

「ドアノブを三回捻っても開かなかったらドアをぶち破りなさい。」
 ドアノブ捻って開かない状況って閉じ込められている場合が一般的ではないか?あとブチ破るな。
「お風呂の水が出ないなら裸で滝までお行きなさい。」
 子供だからまだ大事に至らないにせよ、いつかは公然猥褻で逮捕されるだろう。お願いだから息子が大きくなるまでに訂正してくれ。
「遊んでくれないお友達も、軽く百回くらい遊びに誘えば応えてくれる筈。御守に母の愛用時計-およそ5mは超えている-を忘れずに。」
 軽く百回くらい脅迫してるな。そもそもそんな巨塔持たせる事自体どめすてぃっくばいおれんすだろう。お友達を無理矢理イエスマンで固めるとか闇でしかないからね。
「お茶をするときは必ず塩胡椒と唐辛子とピーマン、特にピーマンを入れて栄養を摂りなさい。」
 .....死なないか、それ?ビタミン豊富にする前に正常な味覚を豊富且つ確たるものとしてくれ。

     ※

 なかなかにパンパカパッパッパーンな妻を持ってしまったな俺は...お陰で息子まであんな歪んだ性格で且つ少々変人でいらっしゃる。嗚呼、お願いだから息子よ。いい加減おとなしく王の後継者として改心....まではいかなくていいからせめてちゃんと王族の仕事を。この際”時間”としての仕事だけでも全うしてくれれば親としてこの上ない喜びなのだが....アイツは時間を統べる才能を持ちすぎている。
                 妻よりも遥かに------------------------------

-王宮の小さな庭園の花園にて-
アリス「ふぅ...なんか祭壇の方からうっさいオトンの声が聞こえるよぉ。じきに女中長のオバサンにも見つかりそうだし...ふぁぁあ、退屈すぎる......ん?今花が不自然に動いて...」


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