複雑・ファジー小説
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- 色をくれた君へ
- 日時: 2017/11/22 21:52
- 名前: 月神雫 (ID: IEWpVOa9)
苦しいから息をする。
おなかが減ったから食べる。
泣きたいから泣く。
前を向きたいから別れる。
そういうことです。
私は、書きたいから、書くだけです。
- Re: 色をくれた君へ ( No.1 )
- 日時: 2017/11/22 22:19
- 名前: 月神雫 (ID: IEWpVOa9)
エピローグという名のプロローグ
私の心は、いつだって君色だった。
君は私に、私の知らない世界をたくさん教えてくれた。
何もなかった私の世界に、色を与えてくれた。
君と出会わなければ、私は、ただの何もない子になっていた。
君と出会わなければ、今の私は壊れていた。
君と出会わなければ、私は今笑っていなかった。
君と出会わなければ、私は空を見上げることがなかった。
そこに君がいたから、私は私でいられた。
私は、君が好きだったけれど、
君が、今まで私の気持ちに気が付いてくれなくて良かった。
- Re: 色をくれた君へ ( No.2 )
- 日時: 2017/11/22 22:48
- 名前: 月神雫 (ID: IEWpVOa9)
昔の私にとって、君は「幸せ者」で、私は「要らない子」だった。
そのころの私には、君がそううつっていた。
友達に恵まれ、家族に恵まれていて、成績の良さだけではない頭の良さがある。
友達に嫌われ、家族も片親で、頭の悪い私とは正反対。
普通なら関わることのないであろう私達が関わりを持ったのは、六年ほど前の春だった。
たまたま席替えで席が隣になった私達は、共通の友人を通して遊んだことだった。私は友人がいるなら、ということで断らなかった。
それからだった。
その時から、私にとっての君のイメージが変わった。
友達に恵まれ、家族に恵まれて、頭もいいが、
…少し、引っ込み思案だった。
私は、君がたまらなくおかしかったと同時に、私がたまらなくおかしかった。
君が、あまりに私の思っていたイメージとは違っていたものだったから。
- Re: 色をくれた君へ ( No.3 )
- 日時: 2017/11/22 23:05
- 名前: 月神雫 (ID: IEWpVOa9)
私は、君に興味を持った。
そして、また君と遊んで、何度目かの時。
私は、君を好きだと思った。
あるいは、もう好きだったのかもしれないが、自分の気持ちに気が付いたのは、その時だった。
今までのどんな恋とも比べものにならないような、そんな感じがした。
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