複雑・ファジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

それでも私は夢を見たい
日時: 2017/11/25 13:49
名前: 鳩菜 (ID: Q.pGZPl6)

明日世界が消えてしまっても。

この世界から何かが消えてしまっても。

小さな想いを吐いて、生きていく。

そんな生き方に、優しく美しい世界でありますよう。

Re: それでも私は夢を見たい ( No.1 )
日時: 2017/11/26 00:17
名前: 鳩菜 (ID: Q.pGZPl6)

帰ってきて早々に鞄を放り投げて、制服も脱がずマフラーも着けたままで正座をした。

すう、と冷たい空気を肺に詰め込んだ。



「クソが!!!!!」



驚いた。

確かめるように、もう一度。



「死ねよ!!!!!」



尚も驚いた。

わたしって、こんなに声、出たんだ。

はあ、はあと肩で息をする。

きぃん、と耳鳴りがした。

数10秒の沈黙が続いた。

まだ、いい子ぶっているふりをしているような気がして怖くなる。



「嫌い!!!大嫌い!!!!!!」


「死んでよ!!!死ねよ!!!!!!」



正座をして、叫び続ける。

お隣さんに聞こえちゃうだとか、そんな事考えなかった。どうでもよかった。


マフラーに顔を押し付けて、もっともっとと喘ぐ。



もっと出るでしょう。
わたしの本当の気持ち。




「お前みたいな奴が、よくも今までのうのうと生きてられたよな!!!」

「迷惑なんだよ!!!!」




汚く罵る。

傷つけている事は分かっていた。



約束は、覚えていたけれど。




その約束を破ってしまうくらいには。

もう、どうしようもなく嫌っていた。







Page:1 2



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。