複雑・ファジー小説
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- うちのパパ組長だけど?
- 日時: 2017/12/26 22:54
- 名前: ひまわり (ID: xOYpbzCU)
あてんしょん
・基本何でもありです
・更新すごい遅れます(断言)))
・とにかく変な世界観です
・文章力ないので訳のわからないところがあればコメントお願いします
ではどうぞ!
- Re: うちのパパ組長だけど? ( No.1 )
- 日時: 2017/12/26 22:57
- 名前: ひまわり (ID: xOYpbzCU)
プロローグ
年が二桁になったばかりの幼女の目は光をなくし、どこか遠くを見ているようだった。
床には赤い花びらが散ったように、赤黒いシミがある。
幼女は悲しそうに微笑んだ。
掠れた声で
「ごめんなさい」
そう言いながら涙を流した。
- Re: うちのパパ組長だけど? ( No.2 )
- 日時: 2017/12/26 23:10
- 名前: ひまわり (ID: xOYpbzCU)
第1章「雪」
東京の木々の葉がはらりはらりと落ち始める季節、天気はよく太陽も白かった。
軽くステップを踏みながら優しそうな目の少女は、路地へと足を踏み入れる。
彼女くらいの歳の子ならば本来学校に行っているはずだ。
天気がいい中、暗い路地をビルとビルの間をスルスルと慣れた足で歩く。
ードンっっ
「あれ?お嬢ちゃんかわいいねえ…1人?」
こういう場所によく現れる不良どもが少女に話しかける。
「1人だけど?」
なんの物怖じもせず答える。
「へぇ、俺とちょっと遊ばない?」
「あぁ、悪いね。急いでるんだよ」
ストレートに少女は断る。
「こんなこと言わずにさぁ……こっちこいよ…っ」
男は手荒に少女の服を掴んだ
その時
「いいのかなァ…私のパパ組長だけど?」
少女はこの日本で有名なマフィアのバッチを見せた。
「……すっ、すみませんでした!どうかこのことは……っ!!!」
「どぉするかなァ……報告は大事だし…」
「あの…失礼ですが…マフィアの組長の娘というと………………有名ですよ…ね…」
「あ、知ってた?」
「存じてます…」
「そ、変なあだ名ついちゃってて困ってるんだよね」
「殺し雪…でしたっけ?」
「よく知ってるねェ、んー今日のところはカステラ奢ってくれるなら許すよ」
「……!!!ありがとうございます!!」
「んジャ、またねぇ」
殺し雪 というあだ名がついた組長の娘は
小雪といった。
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