複雑・ファジー小説

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幻界印霊譚
日時: 2018/01/27 18:36
名前: 霧滝禊 ◆uVPbdvNTNM (ID: zGyV0OIp)

主人公、『霧覚霊夜』が目覚めたのは見たことも無い世界『幻界』だった。様々な人妖が住むこの世界で彼はどう生き抜くのか______?
(この作品は筆者が以前書いていた二次創作のキャラを流用して書いているものです。世界観などが一部似ている点があると思いますが御容赦ください。)
更新予定は毎週の土曜日です。

キャラクター紹介(随時追記)>>1

Re: 幻界印霊譚 ( No.1 )
日時: 2018/02/10 20:53
名前: 霧滝禊 ◆.k1XJsDMDk (ID: zGyV0OIp)  

「頭が........痛い........」
自分は眼を覚まし、辺りを見渡す。
駄目だ、何も思い出せない。自分がさっきまで何をしていたのかすらも。

「此処は何処だ....?」
自分は辺りを見渡す____________
辺りは木が生い茂っており、空からの僅かな光で道が照らされている。

「とりあえず此処から離れよう........。嫌な予感がする.....。」

自分は体を起こし、木を伝って歩き始めた、その時だった。
スッ、っと小さな音が背後から聞こえてくる。どうやら刃物か何かを向けられているのか、ただならぬ気配が伝って来る...。

「動くな、動けば首を落とす。分かったら右手を上げろ。」
聞き覚えのない声が背後から聞こえる。右手を上げろ、との指示を思い出し、自分は急いで右手を上げる。

「分かったか。なら静かに後ろを向かずに歩け。俺がいいと言うまで止まるな。」

自分は歩き始める。













そうして十分程歩いたときだった。

「止まれ。」
一軒の家の前で、後ろの人物からの指示に自分は足を止める。

「その家に入れ。」
自分は扉をゆっくりと開き、中に入る。
中は外に見会わないほどに広く綺麗だった。

かたん。自分の入ったドアが閉まる音がする。
「ふぅ.....。振り向いていいぞ。」
後ろの人物からの言葉、自分は振り向く。

そこには黒い長髪を結び、黒のバーテン服の様なものに身を包んだ長身の男が立っていた。

「貴方は........誰だ?」
自分はその男に問いかける。

「.........人に名を問う時は自分から名を名乗るんだな.....。」
「自分の名前は.............何だっけ......」
自分の言葉にその男は表情を曇らせる。

「お前....自分の名前を覚えていないのか?」
「はい......。さっき何をしていたのかすらも覚えてないです........」
男は暫し沈黙した後、口を開いた。

「霧覚霊夜.......。」
「えっ?」
「霧覚霊夜、其れがお前の名前だ。」
「貴方は............自分の事を知っているんですか?」
「ああ。一応、な。そんで俺の名前は........御伽、傀儡。そう名乗っとこう。」




「the end」


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