複雑・ファジー小説
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- 僕の瞳に、あなたの目に
- 日時: 2018/02/16 01:22
- 名前: 美ンゴ (ID: ERqUQoIM)
1.僕はなに?
ん?
ここは?
どこだ?
病院?
なんで?
♀「!、目が開いたわ!起きて!あなた!」
♂「ほんとうか!おい縁!」
どうやら僕はえにし?と呼ばれているらしい。
僕は僕のことを呼んでると思われる声の主の方を向いてみた。
♀「わかる!?お母さんよ!縁?」
♂「心配したぞ!おい、縁?」
aaaaaaaaaajvthtfvjeh!気もtiわruイィィィhehrjィ醜いィィィvhrgeィなんなjjyjdんだよこの生き物ワeebgeg!
♂「どうしたのよ!ねぇ!縁!」
さわfルdgvbnナqaaaawaaqath!
チクッ
僕の腕に何かが刺された
さゎる . . .ナ..
意識がとんだ
♀「先生!うちの子はどんな状態なんですか!!私たちを見るなり、気持ち悪いって!!!」
♂「...」
先生「お気の毒ですが...恐らく縁くんは事故の影響で、脳の視覚に関する神経の一部に後遺症が残った状態です。」
♀「それは、治るんですよね!先生!」
先生「...」
♂「そうですか...」
僕は今♀と一緒に住んでいる。
僕が意識を失ってから目を覚ますと、そこには♀、♂とはまた違う醜い生きものが一匹増えていた。
♀「この子には家にいてほしい」
♂「...」
先生「...分かりました。では退院手続きの方をですね...」
どうやら僕はこの♀と一緒に暮らすことになったらしい。
そんなの耐えられない!嫌だ!と叫びたかったが、そんな力はでなかった。
そしてこの家にいる。
今、僕の目の前には♀の作った食べ物がある。この家に来てから3日間ほどは出された食べ物はすべて♀に投げ捨てた。
そのたび♀は顔らしきところから水を流していた。
それを見ると気持ち悪く胸が痛くなった。
しかし流石に空腹には耐えられず、4日目の昼にそれを口に運んだ。
おいしかった。
僕がそれを食べてるのを見ると、♀は醜い顔を更に醜く、グシャっとした顔で、水を流していた。
気持ち悪いと思ったが胸は痛くならなかった。
今日も出されたものを食べた。
♀は醜い顔をグシャっとした顔でこちらを見てくる。
気持ち悪い。
2.僕の存在
僕がこっちへ来て数日たつと学校に行くことになった。
どうやら僕は中学生らしい。
学校に着く。なんだかここには来たことがある。そんな気がした。実は今隣にいる♀の家もそうだった。
なんで?
まぁいい。
学校内を♀と歩き応接室?についた。
応接室には二匹の気持ち悪い生きものがいた。おもわずヒッ!と、変な声を出してしまった。
そして会話が始まった。
僕は聞くだけ聞いていた。何度か質問をされた、が全部無視だ。
お前らとは話したくない。
キショクワルイ。
僕がなにも発言しないなか話は進んでいった。二匹の醜い生きものと♀の話によると、僕を3-1に行かせたいそうだ。メンドクサイ。
そして醜い二匹の内の一匹についていくと3-1の教室についた。3-1より向こう側にも幾つか教室があり3-5?までの教室までは確認できた。
幸いここに来るまで応接室で会った二匹以外、気持ち悪い生きものに遭遇していないかった。なので3-1につくとその異様な光景を目の当たりにし、僕は気持ち悪くなった。
少年「縁!戻ってきたんだな心配したぜ!」
少女「よかったよかった!」
縁「!!!olooooo!ウワァァ!!!!aaaaaaaaaajsbgsssfvjrg」
少年「どうしたよ縁?」
少女「ぇ、どうしたんだろ?」
先生「駄目か...」
僕はその場にうずくまった。なにも視界に入れたくなかった。
この世はこんなにも気色の悪い生きもので埋め尽くされているのか、こんな奴らと過ごすのはごめんだと思った。
しばらくし、落ち着くと僕をここに連れてきた、この生物が僕の腕を引っ張り別の教室へつれていこうとした。
恐怖と気色の悪さで震えた。なにも抵抗できなかった。
連れていかれた教室は特別支援教室?だった。そこには僕をここに連れてきた気持ちの悪いこの生物と同じような雰囲気がある、気色の悪い生きものと、それとは相反する綺麗な人間が数人いた。
はじめてだった。
僕が病院で起きてから、まともな人間らしき人達に会ったのは。
ここなら通える。
そう思った。
僕がここに通いはじめて数日たった。ここでは僕ら人間に対し気色の悪い先生と呼ばれているやつが、簡単な計算を教えたりしたり、まぁいわゆる授業を行っていた。先生がキモすぎてなにも内容は入ってこない。吐き気がするぜ。
休み時間になる。
たまにこの時間に、この教室の横を3-1で見た気色悪いやつらが通っていく。そいつらは僕を見るなり毎度、気色悪い顔を複雑にさせた顔でこちらを見てくる。
少年「縁...。」
少女「縁くん...。」
気色悪いこっち見るな!くそが!虫唾が走る!
思わず叫ぶ。
僕はなるべくそいつらを視界に入れないように過ごす。
それと同時にここ、特別支援教室にいれることに安堵する。
キモい奴(先生)もいるさ、でもここには僕とおんなじ人間がいる。
あんな気色悪いやつらと過ごすのはもっぱらごめんだ。
そう思った。
そしてここで過ごしていくうちに気になるひとができた。
そりゃ人間同士恋でもするよな?
そう僕は多分恋?していた。
思春期ってやつだよな。
話すだけでドキドキするそんな人だ。
ここに通う理由の何割か、いや10割はこの子に会うためだね。
3.気になる人
僕「あのー、名前聞いていいかな?僕は森 縁」
舞「まい」
それが彼女との最初の会話だった。
僕「僕、昆虫好きなんだ。」
舞「うん」
僕「今は毛虫とかムカデとかゴキブリを集めてるんだ。すんごいかわいいよ!」
舞「うん」
なんというか、彼女との会話、というより彼女の返事はとても質素だった。
それでも僕は喋り続けた。
僕「今日僕が住んでる家に遊びにきてよ!今集めてる虫見せるからさ!気持ち悪い顔の♀もいるけど、、まぁきてよ!」
舞「うん」
強引?いや彼女合意の上、僕は彼女の腕を引っ張りながら、僕の住む家に招いた。
♀「あら、おかえり。お友達?」
醜いものを見るように♀は気持ち悪い顔をして言った。
僕「うるせぇ!気持ち悪いぃんだよ!顔だすんじゃねぇ!!死ねよ!」
♀「ご、ごめんね?」
僕と舞は僕の部屋に向かった。
舞はなにも言わない。
なにも話すことがないので数日前にビデオカメラで撮ったゴキブリの交尾を舞と鑑賞した。
舞「...」
舞はなにも言わない
僕は見入ってくれてると思いゴキブリの交尾を見る舞を黙って見ていた。
僕「ねぇ、僕たちもこれしてみない?」
興味本位だった。
舞「...」
僕「よし!しよう!」
僕は同意を得たと思った。
舞の服を脱がせる。
間近で女の子の有られもない姿を見て僕は興奮した。
舞はなにも抵抗しない。
舞はほんとに綺麗だ。
♀やキモい奴とは比べものにならない。
僕も服を脱ぐ。
僕は舞とひとつになった。
本能で腰を動かした。
自分が生きてること相手も生きてること、命が繋がっていること。
分かった。
舞「アウ、ァゥァゥァゥうあー」
舞の「うん」以外の言葉を聞いた。
興奮した。
交尾が終わった気がする。舞のなかにいる僕からなにか出た。
それと同時に開けてあったドアから視線を感じた。
♀だ僕を見てやがる。気持ち悪い。
僕「なんだ?顔だすなって言っただろ!死ね!」
♀は唖然とし今までで一番見苦しい醜い顔を僕に向けた。
♀「...グスッ」
どっか行った。
僕「なんだあいつほんとキモいな。」
僕は横たわる裸の舞を見る。
舞「...」
綺麗だ、ほんとに。
僕は舞が好きだ。
誰にも渡さない。
舞が帰った。
僕は舞とひとつになったことを思いだし、自分が写るように窓の方へ向いた。
自分の手を舞のあそこの部分とみなし腰を振ってみた。
僕の白い液体が窓にかかる。
僕はそれをなぞり「マイ」と書いた。
4.ずっと一緒に
その日以来♀の情緒は不安定だ。
やつれているようにも見える。
そんな状態でも僕へのご飯は出てきた。
役に立つヤツ。
そんなことより、僕はあの日から舞と二人でずっと一緒にいたいと考えるようになった。
そのためには消さなければならない存在がいる。
舞の母親と父親という存在だ。
舞はどうやらこの二匹に自由を束縛されてるようだ。
僕は直ぐに行動に起こした。思い立ったらすぐ行動。
舞の帰り道についていく。
舞の家についた。
僕は舞と一緒に舞の家にお邪魔した。
舞母「おかえり。あら友達!?嬉しいわ!」
そこには舞の母親らしき人物が出迎えた。
そして醜い顔をクシャっとしたような顔をした。
僕が♀の料理を食べてるときに♀が僕に向ける表情に似ていた。
そんなことはどうでもいいんだ。こいつを殺す。
僕と舞がずっと一緒になるためにね。
僕は家にあった包丁を舞の母親の体に適当に刺したり抜いたりした。
玄関が真っ赤に染まる。
隣の舞は泣いている。
どうやら心の底から僕らがずっと一緒にいれることを嬉しがっているようだ。
少し胸の奥が痛かった。
舞の父親はこの家には居なかった。
まぁいいか、いずれ殺せば。
もう舞とどこか遠くへ行きたい。
この醜いやつらがいない何処かへ。
舞はまだ泣いている。
うるさかった。
僕が行こうと言っても死んだ母親の前でうずくまり、鳴き叫ぶ。
しょうがないから息が絶えるまで首をしめた。
僕「舞はそんなに泣いたりしないよ。静かな君が好きだよ。」
僕は舞の唇にキスをした。
舞が自分から動かなくなってしまったので、背負っていた大きめのバックに入るようになくなく加工し、バックに詰めた。
そして僕は舞と一緒に暮らせる場所を見つける旅に出ることにした。
でも、その前に家から借りてきた包丁を戻しに行こうと思った。
なんとなくね。
血がいっぱいついてて、臭いし。
♀と一緒に住んでいる家に着いた。いや今日から住んでいた、だね。
とりあえず包丁を戻しに台所へ向かった。
途中リビングに横たわる♀が視界に入った。
♀の周りには注射器のようなものや、変な薬のようなものが落ちていた。
少し悲しくなった。
なんでかな?
その気持ちは包丁を戻した後、家から出ようとしている今でさえ続いている。
僕は玄関で立ち止まった。
僕「母さん。ごめん。今までありがとう。」
僕今なんか言ったかな?まぁいいや。
まぁいいんだ。
僕は舞とずっと一緒にいれればいい。
僕と舞のためだけの場所で。
5.おわり
人は結局見かけで判断してしまう。
普通の人からみたら二人は見苦しい目でみられるが、主人公からしたら周りの方がおかしく、醜いものが美しく見えてしまう。
そしてどんどん、孤立してく主人公を書きたかったのですが、途中でダレました。
ちなみに♂(父親)は息子と妻を置いてった感じです。最後の展開が打ち切り漫画のようにハイテンポで納得できてないのでまた機会があれば書ければとおもってます。では。
全部みてくれた人には感謝です。
ありがとうございました。