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複雑・ファジー小説
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入力例）鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 女子新奇
- 日時： 2018/05/27 01:12
- 名前： ぴよ （ID: Mm9jHYga）
私は一体何がしたいんだろう
- Re: 女子新奇 ( No.1 )
- 日時： 2018/05/27 01:32
- 名前： ぴよ （ID: Mm9jHYga）
ひかりは17歳になった。見た目は正直ちょっと可愛い、でもずば抜けて可愛いわけじゃなくて一学年で5番目に可愛い。
学校は楽しいのか楽しくないのか分からないような、一日が長く感じて授業中もめちゃくちゃ眠いので、多分楽しくないのだろう。
ひかりが机に突っ伏していると、ひかりの机のある窓際の方へ椅子や教室で屯するクラスメイトを避けながらやってくる女子生徒がいた。その表情はなにかまずい物でも口にしたようなしかめっ面と、焦りの表情であった。
「ひかり、ひかり〜」
「なに？」
「津島彰人彼女できたらしいよ」
「あぁ…湊さんだっけ」
顔を上げると、雪野舞がひかりの目の前に座っていた。
「昨日さ、紗奈と深月がね、湊と津島が一緒に帰ってるの見たんだって」
「私らの予想通りな」
私は昔から勘が鋭いと言われる、悪い意味で。自然と周りの空気とか、本人のSNSをたまたま見つけてしまって中身を見たときに投稿されている内容、本人の顔色、etc.....私にはちょっとわかる。なんでか分からないけど。他人に興味無いはずなのに。
それが津島で当たってしまった。
廊下にはいつもの如く、男子が騒ぎながら歩いている。
「健吾、倫理貸してわ」
教室の後ろのドアから津島が顔を出し、クラスメイトから教科書を借りていた。私には関係ない。
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