複雑・ファジー小説
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- りんごあめ
- 日時: 2018/07/26 18:49
- 名前: えだまめだま (ID: 7zw0g7CO)
こんにちは。はじめましての方ははじめまして、そうでない方はお久しぶりです。 えだまめだま と申します。
小説を書いて投稿するのは物凄く久々なのですが、ちょっと恋愛小説みたいなのを書いてみようと思いました。全然複雑な感じじゃないかもですが…暇なときに読んでやってください。
*注意
・誤字、脱字などが目立つ
・亀更新にも程がある
・急に居なくなる
・グダグダのグダ
・何でもokって方はどうぞよろしくお願いします→→→
- Re: りんごあめ ( No.1 )
- 日時: 2018/07/26 18:59
- 名前: えだまめだま (ID: 7zw0g7CO)
*プロローグ
“神様って信じますか?”
あの人が私に言った言葉が脳裏をよぎる度に、私の記憶は混ざっていく。
今年の夏は、少し特別で、面倒で、甘ったるい夏でした。
私は神様に、何もできない神様に、恋をしました。
前世の曖昧な記憶の中に、確かにあの人…神様はいます。神様と私の、時間を越えた夏だけの恋は、 りんごあめ みたいな味がするみたいです。
- Re: りんごあめ ( No.2 )
- 日時: 2018/07/27 09:02
- 名前: えだまめだま (ID: 7zw0g7CO)
*登場人物
梨湖…「私」。26歳女性。名前の由来はリコリス(彼岸花)から。
優守…「僕」。何もできない神様。「優しく守る」と書くが、名前の由来は「役立たず」の英語「ユースレス」から。
- Re: りんごあめ ( No.3 )
- 日時: 2018/07/27 09:13
- 名前: えだまめだま (ID: 7zw0g7CO)
(No,2への追加です)
小愛香…優守に思いをよせる地獄の鬼。女性。「小さな愛の香り」と書くが、由来は「嫌味・皮肉」という意味の「sarcasm(サーカズム)」から。
(登場人物紹介とは関係ありませんが、この小説もどきには多少のグロ表現があります。)
- Re: りんごあめ ( No.4 )
- 日時: 2018/08/01 13:00
- 名前: えだまめだま (ID: 7zw0g7CO)
* 底辺仲間
梅雨の季節が過ぎ、そろそろ夏も本番といった7月頃。様々な神様たちが暮らす町「ひがん町」は、毎年この時期になると、あるイベントが行われる。
町の中心にある公園で行われる、花火大会だ。たくさんの屋台が並び、毎年何千人もの神様が集まる花火大会だが、「僕」の仕事仲間は、どうやら別のイベントに行くらしい。
「俺、今年は“この世”の花火にするわ」
一番最初に言い出したのは、好奇心旺盛な星の神様で、小さな光を創ることが出来る神様だった。星の神様は沢山居て、彼はその中の一人。彼の仕事は、小さな子供の未来を明るくなるように手助けすることだ。
「へぇ、私も行ってみたい!」
彼女は花の神様。神様というよりも妖精に近いのかもしれない。彼女はまだ幼く、力も弱いが、他の花の神様と一緒に、“春”が来る手伝いをする。
「この子が行くなら私も行くわ」
このお姉さんは『お話』の神様。ひとびとが話す話題や、話すためのアイデアを、つくってばらまいている。花の神様のことを可愛がっていた。
「じゃぁオレだけさびしいからオレもそっち行く〜」
彼は記憶の神様。人間の脳の「海馬」にときどき入り込み、そのひとが上手く人生を歩めるように、記憶を操作する。
「神様」は、人間だった頃に、物凄く良い行いをした人が、死んで輪廻の流れの中で転生して生まれる。それからは死ぬことなんてなく、神様としてひとが生きる手伝いをする。ひとに良いことがあれば、神様は得をする。そのために働く。別に、極楽で暮らす偉い神様ほどでなければ、暮らしはひとの世と変わらない。
良いことも悪いこともあるし、個性だってある。それで良かった。
「僕」__優守も、この神様の一人だった。良いことをして死んだから、それなりの神様にはなれた。幼い花の神様の彼女も、お話の神様のお姉さんも、星の神様の彼も、記憶の神様の彼も、みんな、そうだ。けれど他にも神様は沢山いる中で、彼らと優守は違った。
彼らと優守は、「底辺」仲間 だった。
Page:1