複雑・ファジー小説

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夏に去りし君を想フ
日時: 2018/08/07 10:01
名前: ドール (ID: NOqVHr1C)

ノンフィクション作品になります。
百合要素を含んでおりますので、苦手な方は閲覧を控えて下さい。

この作品の主人公は私です。
僕(仮名)
一ノ瀬 華



親友(仮名)
渡辺 夢



Re: 夏に去りし君を想フ ( No.1 )
日時: 2018/08/07 09:11
名前: ドール (ID: NOqVHr1C)

僕等が付き合ったきっかけなんて、君にとっては些細な事だったと思う。
僕にとって、きっと忘れられない思い出なんだろうけど。

Re: 夏に去りし君を想フ ( No.2 )
日時: 2018/08/07 09:18
名前: ドール (ID: NOqVHr1C)

あれは、去年の12月の事だったと思う。
その頃、僕は男子からのいじめにあっていた。
「ねぇねぇ、胸のサイズいくつ〜?」
「ヤった事あるの〜?」
毎日毎日、こんな質問をされ、酷い日は体を触られた。
そのことに、先生は全く気付いてくれなかった。
辛い。
怖い。
お願い、誰か助けて。

Re: 夏に去りし君を想フ ( No.3 )
日時: 2018/08/07 09:29
名前: ドール (ID: NOqVHr1C)

そんなある日、僕は教育相談室に呼び出された。
「あのな、一ノ瀬(仮)、先生お前に見せたい物があるんだよ。」
やっと気付いてくれたんだ。そう思った。
先生は、無言でとある女の子の日記を見せてくれた。
表紙には、僕の親友の名前が書いてあった。

Re: 夏に去りし君を想フ ( No.4 )
日時: 2018/08/07 09:41
名前: ドール (ID: NOqVHr1C)

「え?先生、これって……渡辺さんのノートですよね…?」
「いいから読んでみろ。」
「は、はい…?」
先生に促され、僕はその中の内容を全て読んだ。
とても細かい字で、1ページ読むのに5分以上かかった。
ノートの半分くらい読んだところで、もう涙が止まらなかった。
そこには全て、僕のいじめられていることについて書かれていて、
「悔しい。助けてあげたい。」
という文章が何度も書かれていた。
唯一気付いてくれたのは彼女だけだった。


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