複雑・ファジー小説

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生徒と教師と彗星と
日時: 2018/08/13 01:46
名前: ヨーグルト☆ (ID: NmP1It7I)

「ホームルームを始めます。日直、よろしく」

「起立、今からホームルームを始めます。礼!」

日直の、元気すぎる掛け声で始まった高校三年目の一学期。
ここは私立星ヶ丘高校。偏差値はいたって普通。だが、他とは違う教育方針で最近注目を集めている……らしい。

私の名前は宮間ゆず。3年B組。最後の高校生活なのに、仲の良い友達とクラスが別々になってしまった。さらに幼馴染の瀬尾春馬まで違うクラス。友達ができるか、心配だった。
「宮間さん…だよね?」
ふいに後ろから声をかけられた。振り返ると、担任の井戸田拓実先生がいた。
「はい、そうですが…?」
「昼休みに理科準備室に来てくれないか?昼食をとった後でいいから」
「…?…わかりました」
理由もわからないまま返事をした。すると
「イケメン教師に話しかけられて調子乗ってんじゃねーよブス」
誰かが小さい声でそう言った。辺りを見回す。背後から視線を感じた。ゆっくり振り向くと、そこには明らかに校則違反の特注の制服に加え、ツインテールに結ってある髪にキラキラで豪華な装飾が施されている女子生徒がいた。名前は確か…高城絵梨佳さん。お金持ちらしく、常に取り巻きが二、三人いる。
「お前、調子乗ってるだろ。」
「えと…何のことですか…?」
私は何のことを言っているのか分からなかった。
「ふんっ。覚えてなさい」
背筋が凍りついた。


[次回]
担任はなぜ、ゆずを理科準備室に!?
衝撃の事実が明かされる!


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