複雑・ファジー小説
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- 海上くんは笑顔フェチ(仮)
- 日時: 2018/10/06 20:42
- 名前: 朝比奈ちーず (ID: 9ccxKzNf)
初めまして、朝比奈ちーずです。
7年ぶりに小説を投稿致します。
皆様から面白いと思ってもらえるような小説を書きたいと思っておりますので、
応援よろしくお願いします。
文章力はまだまだ未熟ですので、
コメントに評価・アドバイスをお願いいたします!
- Re: 海上くんは笑顔フェチ(仮) ( No.1 )
- 日時: 2018/10/06 20:49
- 名前: 朝比奈ちーず (ID: 9ccxKzNf)
登場人物
女
この物語の主人公。夜間の大学生。海上のことが好きだった。
海上(かいじょう)
女とは大学は違うが、同じバイトをしていた。女いわく顔がイケメン。
女に対して、思わせぶりな発言をしてくる。
元カノ
海上の元カノ。物語では海上の思い出話に出てくる。
女の友達
女と同じ大学。女とは大学で一緒に行動する。
女の恋を応援してくれる、心優しい友人。
ナレーション
この物語を語るもの。
- Re: 海上くんは笑顔フェチ(仮) ( No.2 )
- 日時: 2018/10/06 20:51
- 名前: 朝比奈ちーず (ID: 9ccxKzNf)
エピソード1.焼き肉屋のバイトをやめた。
あれは今年の1月末の出来事だった。
1月末はバイトの飲み会があった。派遣社員一人と4回生のバイト生一人のお別れ会と称しての飲み会だった。実は女も1月いっぱいでこのバイトをやめるため、彼女もお別れ会の対象のはずなのだが、なにしろ働いた期間が派遣社員の半分、4回生の先輩の4分の1であるし、それに上からはあまり好かれていなかった。やめた理由も、学校が忙しいからと店側からしたら勝手な理由だったかもしれないから、彼女は対象にならないのもしょうがないと思っていた。
女が働いていたところは焼き肉屋であり、昼の時間帯に入っていた。なかなか時給も良かったし、賄いつきに惹かれて入ったが、彼女はこのバイトが全然好きじゃなかった。仕事内容は大変であるし、客の質もあまりよくなかったからだ。それに、彼女がやめた一番の原因が、店長との仲だった。
店長は彼女にとってとても腹立つ野郎だった。最初は、顔は怖いけど優しい人なのかと思っていたが、店長の化けの皮が剥がれ、彼女が仕事を失敗する度にきつく当たるようになった。また、怒った後、数日間は冷たい態度をとるのである。また、ほかの女性のパートやアルバイトには、さん付けちゃん付け、またかわいらしいあだ名で呼んだりしてたのだが、女に対しては時々苗字呼び捨てをするため、彼女は差別感を感じていて、そして苗字呼び捨てされるたびに嫌気を感じていたのが蓄積され、我慢できずにやめるという決断に出た。
やめた理由を学校のせいにはしたが、店長も多少気づいていたのかもしれないと女は思った。やめた2か月後、海上が言うに、店長がバイトをやめさせない環境を作らないといけないと言っていたらしく、バイト生にやたらと優しく接していたらしいからだ。
しかしながら、彼女は、お別れ会の対象に自分が入っていないことは、実はほとんどどうでもよかった。肉をいっぱい食べれることとお酒が飲めることと、そして夜のバイト生に会える楽しみで頭の中がいっぱいだったからだ。
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