複雑・ファジー小説

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俺と私の365日
日時: 2019/03/11 23:28
名前: ユウリ (ID: AnKpKfSC)

「ラモール、行こう!」










「あぁ。」












始めよう、死神(俺)と天使(君)の365日
















どうも、ユウリと申します!
『セブンスヒード』や二次創作版でファンタジー物を書いていましたが、今回は初のノンファンタジーに挑戦しようと思います!
どうか、暖かい目で見てやってください。






【小説についての注意】
・ナマケモノもびっくりの亀更新
・文才?何それ美味しいの?
・荒らし厳禁
・シリアス中心・死ネタありです。
・ネットで勉強してはいますが、間違っている知識を書いている可能性があります。(あったら教えていただけると幸いです)
・この小説への誹謗中傷・関係の無いコメントは控えてください
・文章やキャラの無断転載またはパクりはやめてください






世界観      >>1







登場人物

『ファミーユ』

・ラモール   >>2

・アンジュ   >>8

・アレニエ   >>5

・シアン    >>6

・ソワン    >>9

・セル     >>12

・ボス     >>10

Re: 俺と私の365日 ( No.1 )
日時: 2019/03/11 22:32
名前: ユウリ (ID: AnKpKfSC)

世界観


・殺し屋達がメインのストーリー

・シリアス中心&死ネタが多い

・外国が舞台

・「ファミーユ」「アセスィノス」という殺し屋の組織があり、お互いに対立し合っている

Re: 俺と私の365日 ( No.2 )
日時: 2018/11/04 18:31
名前: ユウリ (ID: AnKpKfSC)

主人公

名前:不明
コードネーム:ラモール(死神)
組織:ファミーユ
性格:クールで真面目。
   信じやすく、冗談が通じない。
   人情が厚く、仲間に対しては優しい。
   裏切り者や非人道的な行いをした者に対して容赦が無い。
性別:男
年齢:23
容姿:目が隠れる程では無いが、右前髪が長い。
   長さはミディアム。
   髪の色は紫がかった黒髪。
   目の色は紫。目が死んでいる。
   顔立ちは整っている。
   表情が硬い。
   スーツをきっちりと着ており、ポケットに拳銃とナイフを隠し持っている。
   両耳に丸く赤いピアスを1個ずつつけている。
詳細:『ファミーユ』の中でトップクラスの実力を持つ殺し屋。
   次期ボス候補。
   運動能力と殺しの技術がずば抜けており、ターゲットになった相手が逃れた事は無い。
   一方で家事全般が苦手という欠点がある。
   物心ついた頃から『殺し屋』として活動している為、現代社会にかなり疎い。

Re: 俺と私の365日 ( No.3 )
日時: 2019/03/11 22:43
名前: ユウリ (ID: AnKpKfSC)

「や、やめてくれ!」

ターゲットの額に銃を当てる。

「悪いが、仕事なんだ。」







バ ァ ン ! !








銃声と共に、ターゲットの額は貫かれ、倒れる。
ターゲットが死んだのを確認し、内ポケットのトランシーバーを取り出す。


「…依頼完了。死体の処理を頼む。」
『了解。』


死体や現場をこのままにしておくと、組織の存在がバレてしまう恐れがある。
そのため、死体処理班に痕跡を消してもらわなければならない。


パチパチ


後ろから手を叩く音が聞こえる。

            ラモール
「素晴らしいわ。流石は『死神』ね。貴方に頼んで良かった。」


後ろを振り向くと、今回の依頼人がいた。
いわゆる詐欺師で、男を騙して金を巻き上げているらしい。


「いたのか。」
「仮にも恋人だもの。あいつの最期を見届けたくてね。」


依頼人は、俺に向けてスーツケースを投げる。
中を見ると、大量の札束があった。


「報酬よ。あいつから騙し取った金の半分と…」


依頼人は右を指差す。
その方向を見ると、痣だらけの少女が体操座りで座っていた。
綺麗な金髪だがボサボサで、蒼い目には生気が感じられない。
服も洗っていないのか、汚れていてボロボロだった。


「あいつのサンドバッグよ。」


どうやらターゲットに虐待されていたようだ。


「まぁ正直使えないけど…。ストレス発散に殴ったり、いらなかったら売ったり殺しちゃったりしてくれて構わないわ。」


この少女がいらないから俺に『報酬』という体で押し付けているみたいだ。
俺としても、扱いに困るのだが…。


「じゃ、私はこれで。」


依頼人は、玄関に向かって歩く。
その瞬間、俺は依頼人に銃口を向け、撃つ。

バ ァ ン ! !


銃声と共に、依頼人は倒れる。


「裏切り者が…。」


この依頼人は、事が済んだら俺を警察に捕まえさせる気だったらしい。
丁度警察内部に潜入していた仲間が教えてくれた。
危うく組織の事がバレるところだった…。
さて、金は処理班に回収させるとして、問題はあの少女だな。
俺は少女に近づく。


「おい。」


俺が呼ぶと、少女は顔を上げた。


「お前、名前は?」
「……『おい』『お前』」
「は?」
「……いつもこう呼ばれてる。…名前無いから、これが私の名前みたいなもの。」
「…そうか。」


俺と一緒だ。
俺に与えられたのは、『ラモール』というコードネームだけ。
両親は俺に名前を付けずに捨てたらしい。


「なら、他に身寄りは?」
「ない。
 私は死んだことになってるし……。そもそも、何処に親戚がいるのか分かんない…。」
「そうか…。」


身寄りが無いなら、この子は今後、何処かで野垂れ死ぬ可能性がある。
俺としては、あまり無駄な命を消したくはない。
…ならば。


「なぁ、俺のとこに来るか?」

Re: 俺と私の365日 ( No.4 )
日時: 2019/03/11 22:49
名前: ユウリ (ID: AnKpKfSC)

「……え?」


少女は、びっくりしたように目を見開いた。


「…いいの?殺さないの?邪魔じゃないの?」
「無駄に命を消したくない主義でな。
 それに、人1人増えたところで何の支障も無い。」
「……私、病気だよ?」
「うちの組織は優秀な医者がいるから、治してもらえばいい。」
「……そう。」
「というか逆にお前はいいのか?」


仮にもこいつの父親を俺は殺した。
虐待する父親でも多少の愛情はあっただろう。
俺と一緒にいるのは気が重い筈…。


「…いいよ。だって、お父さんを『殺してくれた』から。」
「『殺してくれた』?」


やはり父親を相当憎んでいたのか…?
まぁ、無理も無いが。


「…お父さん、お母さんの事大好きなの。私を産んだ代償に、お母さん死んじゃって…。
 いつも『お前が殺したんだ!』って言いながら私を殴ってた。
 お父さん、死んでお母さんに会いに行けるから……きっと喜んでる筈。
 ……だからお兄さん、ありがとう。」


……父親を殺されて感謝されたのは初めてだ。
まぁ、こいつがそう思うのならそれでいいか。


「…で、俺のところに来るか?」
「……どうせ行くあても無いし。行く。」
「そうか。…じゃあ、行くか。」
「…うん。」


俺は、少女の手を引っ張る。
体力が無いのか、数秒間足がふらふらしていた。
ターゲットの家から出て、少し離れたところに置いた俺の車まで、少女と手を繋いで行く。


————−−‐


アジトに着き、入り口を通ると仲間達が居た。



「おかえり。今日もお疲れ様。」
「おかえりラモール。…おや、その子はどうしたんだい?」
「ただいま。アレニエ、シアン。この子は、『報酬』だ。」
「『報酬』?子供を報酬として渡すなんて酷い人ね。見たところ、雑に扱ってたみたいだし…。」
「どうやら、ターゲットに虐待されていたらしい。身寄りが無いらしいから、連れてきた。
 シアン。こいつ、病気にかかっているらしい。何の病気か診断して、薬を出してあげろ。」
「分かったよ。」


俺は、シアンに少女を預けた。


「ラモールはどうするの?」
「あいつの事を、ボスに話してくる。」
「分かった。部屋にお茶、用意しとくから後で飲んでね。」
「ありがとう、アレニエ。いつも助かる。」
「…っ!う、うん。」


アレニエは、早足で去っていった。
顔が赤かったが大丈夫だろうか…?


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